ティム・バートン監督の新作です!
謎めいた島を訪れた少年が体験する奇妙な出来事を描いたランサム・リグズによる全米ベストセラー小説「ハヤブサが守る家」を、ティム・バートン監督が実写映画化したダーク・ファンタジー!
作品情報
原題:MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN
洋画:ダーク・ファンタジー
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年2月3日
上映時間:127分
公式サイト
あらすじ
少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが……。
予告動画
ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち:キャスト!
アルマ・ルフェイ・ペレグリン(エヴァ・グリーン)
「ミス・ペレグリンの家」の家主であリ子供たちの保護者。「インブリン」と呼ばれる特殊能力を持った女性で彼女の名前のペレグリンの意味は“はやぶさ“である。その名の通り、彼女もはやぶさに変身し時間を操るという特殊能力を持っている。
バロン(サミュエル・L・ジャクソン)
変身能力を持ち、ホローガストと呼ばれる悪の異能者たちを率いるリーダー。バロンはワイトやホロウの手先を使い、「奇妙な人々」("Peculiars") を狩って、人間の姿を取り戻すため彼らの眼を貪り食っている。変身能力は自身の正体を偽るのに用いられ、また自分の手を刃・斧・などの武器に変えることもできる。
ホロー
ホローガストと呼ばれる悪の異能者たちの成れの果て、異能者の子供の目玉を食べると人間の姿に戻れる。
奇妙なこどもたち
ジェイコブ・"ジェイク"・ポートマン(エイサ・バターフィールド)
エイブの孫で16歳のアメリカ人少年。ミス・ペレグリンの屋敷を訪ね、彼女から「こどもたち」を守る任務を与えられる。祖父同様に奇妙な人々を見ることができる
エマ・ブルーム(エラ・パーネル)
空気を操る能力を持ち、また水中で呼吸したり泡を作ったりできる。空気より軽く宙に浮くことができるが、飛んでいってしまわないよう、足かせ代わりの鉛の靴を履いている。1940年代にはエイブの想い人だったが、今ではジェイクの想い人である。
オリーヴ・アブロホロス・エレファンタ(ローレン・マクロスティ)
手から火を放つ能力を持ち、イーノックと恋仲である。触れた物を焼き払ってしまわないように普段は手袋を着けている。
イーノック・オコナー(フィンレイ・マクミラン)
降霊術を行い、小さい心臓のようなもので無生物へ一時的に生命を吹き込む能力を持つ。オリーヴと恋仲であるが異常な程ヤキモチ焼きである。
クレア・デンスモア(ラフィエラ・チャップマン)
頭の後ろにも口があり、食事の時には鋭い歯を持つこの口を使う。
ミラード・ナリングス(キャメロン・キング)
透明人間の男の子です。
ブロンウィン・ブラントリー(ピクシー・デイヴィーズ)
最年少で、怪力の持ち主です。
フィオナ・フラウエンフェルト(ジョージア・ペンバートン)
植物を操り、育てる能力を持つ少女
ヒュー・アピストン(マイロ・パーカー)
お腹の中にハチを飼っている少年、けっこう印象的である。
ホレース・ソムナッソン(ヘイデン・キーラー=ストーン)
片眼から自分の夢(予言となることもある)を投影することができる。服に強いこだわりを持ち紳士の装いをしている。
双子(ジョゼフ & トーマス・オドウェル)
常に仮面を被った双子の男の子、仮面を外した姿とその特殊能力はマジでやばい!
ヴィクター・ブラントリー(ルイス・デイヴィソン)
ブロンウィンの死んだ兄で、彼女と同じ能力を持つ。映画のストーリーより前にホローガストにより殺されている。
感想とネタバレ
ティム・バートン監督のダーク・ファンタジー映画はけっこう好きなので、映画館へ早速観に行ってきました。
映画の原作はランサム・リグスが書いたティーン向けファンタジー小説『ハヤブサが守る家』です。内容からしてティム・バートンに打って付けの映画ですね。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちは劣化版X-MEN?
この映画を観て速攻思ったのが、X-MENに似てるなあ~という事です。
古い屋敷に特殊能力を持つ子供たちを集めたという設定はかなり酷似しています。
しかし・・
いや、悪くはないですよ。むしろまあまあ面白かった!でも同じような映画ならX-MENの方が圧倒的に面白かったような気がします。
そもそも、少年たちの特殊能力がショボイんすよね~。その特殊能力の見せ方もイマイチだったような気がします。せいぜいラストの双子の能力くらいしか派手なのが出ない・・
主人公の特殊能力もホローが見えるだけ・・という至極つまらないもの・・
まあ、そうなんですよね~。比べるのはおかしい話なんですけど、けっこう似てるなあ~と・・X-MENでド派手な特殊能力見てるのでどうしてもショボく感じてしまいます。
脚本は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のジェーン・ゴールドマンなので、余計に似てしまったのかもしれませんね。
劣化版X-MENに少し、ハリーポッターを足したような映画の印象を受けました。
後半着いて行けなかったのは俺だけ?※ネタバレ
この映画の後半に着いて行けなかったのは俺だけだろうか?
序盤、同じ1940年の9月3日を繰り返していたループ・・それにより子供たちを守る。現代とループの狭間、バロンとホロ―の存在・・
ここまではしっかりと理解できるし、ゆったりとしている。
だが、ここからラストまでの展開が慌ただしく、なんで?ってご都合主義展開・・
特にわからないのがループの世界です。
時空を飛び越える場所と、同じ日を繰り返す場所は別々の物なのだろうか?
ハッキリ言いましょう・・
後半ごちゃごちゃしてて分かりずれぇ~Σ(゚Д゚)
なんでじいちゃん生き返ったの?全然わからん・・
そして、敵との戦いもよくわからん・・ホロ―が怖いのか?特殊能力を持つホローガストが怖いのか?イマイチピンとこない・・
それでも、ラストのホローと操られた骸骨の戦いとかは面白いし、終盤はそこそこ盛り上げてくれます。
オーラありますね!まさに悪役にうってつけでした。
この二人がいるからこそ映画がガツっと締まって何とか保っています。
二人の存在が無ければ、もっと映画の評価は下がっていた事でしょう。
ハッキリ言っちゃうとこの映画は、色々な映画のいいところ取りすぎてグチャグチャになっちゃった感じ・・
アクションか?ファンタジーか?恋愛で行くのか?
一番大事なところをハッキリさせとけば良かったですね。
何とも中途半端な印象を受けました。
続編はあるの?
続編あるのか調べてみましたが、何の情報も無いですね。これで完成という事なのでしょう。小説もシリーズ物では無いみたいです。
それならばもっと惜しいという様な印象を受けます。続編ありきの第一部なら及第点でしたのに・・
この後の続編を見てみたいと思いましたね。
この映画の評価、おすすめ度は?
散々酷評書いたような気がしますが、まあまあ楽しめる映画ではあります。過度の期待をしなかったら楽しめること間違いなし!
同じようなファンタジー系では、最近ではやはり『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が面白かったですね。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.5)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.76)
Filmarks:★★★☆☆(3.7)
2017年2月06日時点
うんうん(゚д゚)(。_。) だいたいこんな感じかな?
個人的な私のおすすめ度は?
やはりもう一歩欲しかったですね、期待し過ぎたという事もあるでしょうが・・前半のスローペースとラストの慌ただしさのギャップがちょっとね・・
決して悪い出来では無いので、この映画は賛否両論でしょうね~と思います。
あなたはどう感じるでしょう?
ダークファンタジー好きにはオススメの映画です。