
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
本日ご紹介する映画は「真夜中のゆりかご」という北欧映画です。
この映画は、アカデミー外国語映画賞に輝いたこともある、デンマークの女性監督スサンネ・ビアと脚本家アナス・トーマス・イェンセンのコンビによる、育児放棄、ドラッグ中毒、家庭内暴力といった現代社会が抱えるさまざまな問題を盛り込んだ北欧のサスペンスドラマです!

作品情報
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原題 | A SECOND CHANCE |
洋画 | サスペンス |
製作年 | 2014年 |
製作国 | デンマーク |
上映時間 | 102分 |
日本公開 | 2015年5月15日 |
レンタル開始 | 2015年12月4日 |
オススメ度 | (4.0) |
監督 | スサンネ・ビア |
キャスト | ニコライ・コスター=ワルドー ウルリク・トムセン マリア・ボネヴィー |
あらすじ
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予告編 |
感想とネタバレ
うーん(*´з`)やっぱ北欧映画の雰囲気好きだわ!なかなかの良作でした!
パッケージに書いている
刑事が下した決断は正義なのか、過ちなのか。
という言葉に惹かれて借りた作品です。
どんな映画なのか?※ネタバレしちゃうと・・
自分の子供が急に死んだ・・虐待されている子供とこっそり取り換えしてしまいました。
っという映画です。
※以後完全ネタバレなので観賞予定の方は注意してください
幸せな家族と育児放棄されている家族
この映画は二組の家族を軸に描かれています。
妻アナ(マリア・ボネヴィー)と産まれたばかりの息子と幸せな生活を送っている刑事のアンドレアス(ニコライ・コスター=ワルドー)家族
そして、産まれたばかりの子供を育児放棄している、薬物依存に陥った男女トリスタン (ニコライ・リー・コース)とサネ(リッケ・メイ・アンデルセン)の家族
この二組の家族と赤子を軸に話は進んでいきます。
子供は親を選べない…
裕福で可愛がられているアンドレアスとアナの子供に対して、糞尿にまみれたトリスタンとサネの子供を見ると胸が痛みます。
赤ちゃんの育児放棄・・日本でも現実にありそうですね…由々しき問題です。
海外の映画でこういうのは珍しいかな?
身近にありえそうな話の為なのかわかりませんが重厚な作品なのに、アクション映画の様にスラスラっと観ることができました。
刑事が選んだ決断は?※ネタバレ
ある夜、夜泣きしている子供を連れてアナがベットから出て行きます。
ありますよね~子供の夜泣き!
このシーンの前は、アンドレアスが夜泣きする子供を連れて車で走る!
(*‘∀‘) やったやったそうすると寝るんだよね!
っと共感できるシーン多々あります。
しかし、今回はビックリ!夜泣きしていたはずの子供が突然息をしていない!
もうそりゃパニックですわΣ(゚Д゚)
叫び回るアナ!迫真の演技!
何故?突然息をしなくなったのか?乳幼児突然死症候群(SIDS)を疑います!
アンドレアスが息をしていないことを確認し、「病院へ連れて行こう」っというのですが、アナは必死でそれを制止します!
そりゃまたヒステリックな雄たけびを上げて!
病院へ連れて行ったら引き離される、だから止めてっと・・・
挙句の果てには病院へ連れて行ったら自殺するとまで言う始末・・
困った刑事アンドレアスが取った禁断の決断とは?
昼間捜査で見た薬物依存に陥った男女の赤ちゃんの育児放棄・・
その子供と死んでしまった自分の子供を取り替えてしまおうという事です。
Σ(゚Д゚) なんて馬鹿なことを考えつくんだー!!
飽きれてものも言えません・・しかしパニックになってたんでしょうね・・
ついついとっさの判断でやっちゃいます。
取り替えた子供で妻は満足できるのでしょうか?
妻が取った行動は?
妻は精神的に病んでいて・・その子供を我が子と思い育てる…っと予測しましたが、意外と妻は普通に
(゚д゚)! はあ?アンタ何してんの!?
って感じで旦那のしてる事に驚いていました。
でも、旦那に言われ渋々育てる・・・
( ゚Д゚) 私の子じゃない!
愛する息子を失ったショック!そして代わりの他人の子を育てさせられるショック・・・
精神を病んでしまったのか?
橋から飛び降り自殺してしまいます・・
育児放棄カップルは?
朝起きたら子供が死んでいた・・・
もちろん刑事アンドレアスが取り替えたからなんですけど
そんな事も知らない二人は驚きます…
これは息子ではない!っといち早く気がついた母親に対し、父親は自分が刑務所に入らないで済むことだけを考えます。
こんな悪い男に引っかかってはいけません!
世の女性陣は気を付けてくださいね。
そして、父親のとった行動は!
子供が誘拐されたように見せかけるという自作自演!
でも、刑事アンドレアスは自分が仕込んだことだから全部知っていますよね~。
結局自供させられて、を子供の死体を埋めたこと自白します!
(-ω-;)うーん子供はどうなる?ラストは?
ラストにどんでん返し!
ラストはどんでん返しが待ち受けていました。
埋められていた乳児の死体を検視したところ…
脳にクモ膜下出血が見られたのですΣ(゚Д゚)
死因は乳児揺さぶり症候群によるクモ膜下出血でした。
何と!虐待などあろうはずがない幸せな家庭に見えたアンドレアスとアナ…
その妻アナが産まれたばかりの子を虐待し死なせたという事実が発覚します!
だからこそ、アナはあれほど必死で病院に行くのを止めたのか?
そして自殺してしまったのか?
アナのセリフ・・「育児に向いていない」っと言う言葉が頭をもたげます。
育児ノイローゼになっていたアナに、だらもが気が付かなかった…
心優しい刑事も同じ…
育児放棄の男女の話を聞いていたアナの表情がすぐれなかったのは・・
自分も同じ‥っという思いがあった為…
しかし、育児放棄を軽蔑する旦那の話聞いてたら・・旦那にも相談できないよね~。
うーん重い・・なんて重い映画なんだ!?そして深い!
それを知ったアンドレアスは赤ちゃんを母親サネに返します。
そして数年後・・・好きなラストシーンです!
赤ちゃんの取り替えが表ざたになり刑事の職を追われたアンドレアス・・・
ホームセンターで働いています。
アンドレアスに話しかけてくる少年‥
それは、あの時の赤ちゃんでした。すっかり大きくなりましたが、一目でアンドレアスは気がついた様子…名を訪ねます。
答える少年…それはやはりあの時の赤ちゃんでした。
大きくなり、身なりもちゃんとし幸せそうな少年・・・
グッとくるラストシーンでした!
想像ですが、あの後別の罪で刑務所に入ったトリスタン、そのトリスタンと別れ子供のために働き母として頑張ってるサネ…
そしてそのサネの元で幸せに暮らしている子供…
そんな事を想像させる良いラストでした!
まとめ
重い・・そして深い!子供がいない方には理解しづらい映画かも知れません。
でも一度は観るべき映画だと思います。
後からジワジワ来るし、名作と言っても過言では無いかも?
北欧映画は侮れませんね。
他にもオススメの北欧映画は『特捜部Qキジ殺し』などもあります。