
この映画は・・本当に衝撃的(@ ̄□ ̄@;)!!
実際にあった1978年にカルト教団である人民寺院を率いたジム・ジョーンズが引き起こした集団自殺事件をモチーフに『V/H/S シンドローム』などのタイ・ウェストがメガホンを取り、「ホステル」「グリーンインフェルノ」のイーライ・ロス製作・脚本で描いたホラー作品です!
作品情報
原題:THE SACRAMENT
洋画:ホラー
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年11月28日
上映時間:100分
あらすじ
ある日、パトリック(ケンタッカー・オードリー)のもとに久しく連絡がなかった妹からの手紙が届く。その奇妙な内容に胸騒ぎを覚えた彼は、ウェブメディア会社VICEに勤めるサム(AJ・ボーウェン)と共に妹が暮らしているというエデン地区なるコミューンへの潜入取材をすることに。平穏に暮らしていた妹と再会して安堵するパトリックだったが、ファーザー(ジーン・ジョーンズ)と呼ばれるエデン地区の指導者に不穏なものを感じ取る。妹を救おうと機会をうかがう彼らだったが……。
予告動画
ネタバレと感想
イーライ・ロスの映画だと聞いて、こないだの「グリーンインフェルノ」
がなかなか良かったので、今回も期待して観ました!
そしてこの映画は実話をモチーフに作られているのですΣ(゚Д゚)
実際に会ったジム・ジョーンズによる「人民寺院」がモチーフになっています。
なかなか興味深い興味深い題材となっています!
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
POV方式
この映画は宗教団体にハマった妹の元へ兄が行くのに、TVクルーがドキュメント取材で付いていくという所からスタートする。
使い古されたPOV方式で描かれており、ちょっとげんなりしちゃいます(-_-;)またか・・
過去の紹介したPOV方式作品も
とかあるんだけど、正直飽きましたね(^^;
どんだけカメラ回してんだよとツッコミたくなってしまう・・・
題材は面白い
題材は面白いと思う、序盤の謎めいた雰囲気
そして、見るからに怪しい「お父様」と呼ばれる教祖・・
「私を信じて」
いや無理です・・怪しすぎます(-_-;)ゴメンナサイ
そして、少女からの「助けて」の手紙・・
おいおい、面白そうになって来たんじゃないの(*‘∀‘)
ここからどう盛り上がっていくのか?ドキドキですよ~
モチーフになった実話「人民寺院」の集団自殺とは?
ここで、この映画のモチーフになった実話「人民寺院」とジム・ジョーンズ・・そして集団自殺についてふれておこう!
人民寺院とは?
1978年にガイアナで集団自殺を行ったことで知られるアメリカのキリスト教系新宗教である。カルトの典型とされています。
人民寺院は1955年に、ジム・ジョーンズ(ジェームス・ウォーレン・ジョーンズ)によってインディアナ州インディアナポリスで設立され、1959年にはクリスチャン・チャーチに加盟し、「人民寺院・クリスチャン・チャーチ・フルゴスペル」と改名した。その後、1963年にカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を移している。「人種差別撤廃」を掲げ、ジョーンズ自身も韓国人と黒人の子供を養子にしていた。
当初マスコミでも優れた社会活動家であるという報道がなされ、時代のヒーローとなった。そのため、この時期に数多くの有力政治家たちと結びつきが強くなったとされる。しかし、実際にはジョーンズ自身の主張とは裏腹に、信者の8割以上が黒人などの有色人種でありながら教団幹部は白人のみで構成されていた。
そして、女性への性的暴行や、強制労働、偽の診療治療、自殺教唆などが脱退した信者などから明るみに出てしまい、けっこう色々批判されてガイアナに移住するのです。
「ジョーンズ・タウン」というのを作って信者と暮らしていたみたいです。この映画では“エデン教区”と呼ばれる同じ様な場所が描かれています。
そっからさらに激しく暴走しちゃいますΣ(゚Д゚)
女性への性的暴行や、強制労働、偽の診療治療、自殺教唆、脱退を許さないで監禁したり、この映画でも描かれているように銃を使って防衛したりと色々やっちゃったみたい(^^;
この映画でもあるが、教祖は薬物をやってたりしてるしね(-_-;)
依存症だったらしい・・・
さらにこっから・・暴走さらにアップする!
「ジョーンズ・タウン」に連れていかれた信者の家族などから、デモが勃発!
ついには、レオ・ライアン下院議員らの視察を受けることになる・・
一見問題ない感じで、皆幸せそう・・思い違いか?しかし・・信者からこっそり渡された手紙には、脱出したいと書かれていた・・
監視のない元で帰りたいと訴える信者、実際は恐怖政治による監禁コミュニティだったのですが、数人ライアン議員と帰ることに、出入り自由と言っていたので承諾するしかなかったので帰るせることに・・・
しかし、その帰りに小型機2機に分乗して出発しようとすると、帰宅希望の信者が襲ってくる!多分ジム・ジョーンズに言われてたんだろうね(-_-;)
さらに人民寺院の信者たちが密林からトレーラーで現れ、議員らに銃撃!
ライアン議員とNBCテレビのドン・ハリス記者、取材クルーら5人が死亡し、11人が重軽傷を負うのです。
映画でも同じようなシーンあります!実話よりショボいけど・・
そして、集団自殺!!
襲撃後「ジョーンズタウン」に犯行から戻った信者たちは、同日午後5時過ぎ、ジョーンズの指示によって、大きな鍋に入ったシアン化合物入りの飲料水を飲むか、シアン化合物を注射して集団自殺を図り、「ジョーンズタウン」で暮らしていた信者の約9割の914人が死亡した。その内の267人は18歳以下の子供であった
何と914人が自殺するという恐ろしい結果に!
ジム・ジョーンズ自身も銃で自殺しています!
この映画の最大の山場である「集団自殺」映画では実話と同じように再現しています。
これが、この映画のモチーフとなった実話でございます!
ちなみに漫画で詳しく説明してくれるところあったので↓
恐怖のカルト教団 人民寺院
気になる方はどうぞ
詳しく書いているまとめ↓
気になる方はどうぞ!
実話の方が凄かった(;・∀・)
実際にあった事件を読んでいて、この映画の事を思いました・・・
Σ(゚Д゚) 映画実際にあった事件を中途半端に再現しててショボくね?
そうなんです、リアルに事件を再現しているといったらしているんだけど・・
何というか・・大幅にスケールがダウンしている事間違いなしです(-_-;)
こんなに映画にしやすい題材なのに、何てショボく作っちゃったんだ!
正直、この事件を知ってる人が観たらキレると思う・・・
予算が無かったんだろうが・・
残念極まりない映画となっている!
この映画の評価、おすすめ度は?
序盤の雰囲気に対して、中盤からラストがめっちゃショボかったです。
実際の事件を調べてみて、リアルに再現はしてるんだろうけど・・ちょっとスケールが小さくなっている・・
この映画に似ている実話の監禁脱出映画は『コロニア』もオススメです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.0)
Yahoo!JAPAN映画:★★☆☆☆(2.31)
TSUTAYA:★★★☆☆(2.96)
2016年5月26日時点
もうちょっと点があってもいいいかも?
個人的な私のおすすめ度は?
(3.1)です!
題材は100点です!もっと面白くできたはず・・・
この事件を軽く知るうえでは良い映画かもしれません
実話ランキングの中の事件でも、凄さは最高レベルです!
でも、作られた映画は中途半端でした(-_-;)