
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
本日ご紹介するのは、15歳にして全米チャンピオンになった実在のアメリカ人天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの映画です!
米ソ冷戦時代に彼がソ連の最強王者との対局に挑んだチェス世界王者決定戦の模様を描く実話ドラマ!
監督は『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィックです。
主人公フィッシャー役の、トビー・マグワイアが製作も務めています。
完全なるチェックメイト:作品情報
原題:PAWN SACRIFICE
洋画:実話ドラマ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年12月25日
レンタル開始:2016年7月2日
上映時間:115分
公式サイト
あらすじ
1972年、アイスランドで行われたチェス世界選手権で、ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)とボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)が対戦する。長きにわたりソ連がタイトルを持ち続けてきたが、史上初のアメリカ人挑戦者が誕生。若き天才の登場に世界中が注目する中、ボビーは第2局に出現することなく不戦敗となり……。
予告動画
完全なるチェックメイト:感想とネタバレ
『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック監督が、実際に存在した米国のチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生を映画化した実話ドラマです。
天才チェスプレイヤーと米ソ代理戦争
映画は、米ソ冷戦下、国の威信を懸けた世界大会で、ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)がソ連の王者スパスキー(リーヴ・シュレイバー)に挑んだ対局の模様を軸に描かれています。
なかなか、緊迫感がある映画でしたけどちょっと想像と違う映画でしたね。
フィッシャー、スパスキーの緊張感あふれる対決はなかなか良かったですけど、チェスでの対決物語ではなくボビー・フィッシャーの事を描いた作品だったのです。
まあ、このボビー・フィッシャーさん、なんというか…

よく言う世間一般の、超変わり者の天才児という感じですよね(^^;
彼を取り巻くスタッフの苦労が外面越しにも伝わりました。
しかし、天才と馬鹿は紙一重と言うけれど、この人は馬鹿じゃないけど‥ヤバい!
被害妄想やら不安神経症など色々ある感じ…
その天才に振り回されるスタッフの苦労は並大抵のものでは無いのです。
試合をしないとか直前で言い出す始末…
自分なら‥耐えきれず逃げ出してますね💧
というか多分キレてフィッシャーを殴っています。
しかし、スタッフは諦めずにフィッシャーをお世話し
ソ連の王者スパスキーとフィッシャーを対決さすことに成功します。
本当ご苦労様ですと言いたくなりましたね。
ボビー・フィッシャーとは?
今回トビー・マグワイアが演じたボビー・フィッシャーとは?どういう人物なんでしょう?
調べてみると、あえてタイトルを放棄したり、試合を拒否したり、あるいは長年に亘って失踪したりするなど、数奇な人生もよく知られています。何と!IQは187もあったそうです。

詳しくは↓へ
参考ボビー・フィッシャー
そんな、彼を演じたトビー・マグワイアは良く研究してましたね。
映画で出て来るポーズも実際にやっている写真があります。
トビー・マグワイアが上手く演じていたと思います。
映画を観てて、ボビー・フィッシャーに対して一つの疑問が浮かびました。
それはボビー・フィッシャーは「自閉症スペクトラム障害』だったのではないのか?
そして『サヴァン症候群』だったのではないか?という疑問です。
映画に出て来る彼の行動や思考は、自分の知るそれによく似ているなあと感じました。
実際は、米ソの関係で追い詰められたために、そういう思考行動になったのかも知れませんが、ものすごく似てると思いました。
調べてもそうだったという文献は出てきませんでしたが、可能性はあると思います。
この映画『完全なるチェックメイト』の評価は?
なかなか勉強になりましたが、映画は面白かったかと言われればどうなのかあ?
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参考マジで衝撃の事件を映画化!!【実話映画ランキング】
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.1)
Yahoo!JAPAN映画(3.29)
フィルマークス(3.4)
2018年9月09日時点
まあ、普通と言う感じですよね。
個人的な私の評価は?

(3.4)です。
自閉症スペクトラムかも?という目線で観ればそれなりに楽しめました。
ただ・・やっぱりヒリヒリするような駆け引き・・チェスバトルを期待していただけにちょっと違ったなあっと・・・
でも・・勉強になる実話映画です!