ボクサーに酒がダメな理由
ボクサーに酒がダメな理由

 

本日はボクシングとお酒の因果関係について書いていこうと思います。

ボクサーってお酒を飲んだらダメなんでしょう?

実はけっこう質問されるのですが、その事について語っていこうと思います。

いごっそう612
どうも、いごっそう612です!実は現役時代は全くお酒を飲んでいませんでした。

ボクサーはお酒を飲んで良いのか?

ハッキリ言いましょう!

飲んでも良いです!

現役時代けっこう周りのボクサー仲間は飲んでいました。試合の祝勝会などでは特にですね!

元世界チャンピオンの徳山昌守や畑山隆則などは試合がないときなどはよく飲んでいたと聞いた事もあります。世界を獲った選手が飲んでいたんですから悪いわけはないですね。

ただし、飲みすぎると危険です・・

たまに飲むなら飲んでも良いという事です。

何故飲んだら悪いと言われるのか?

酒を飲んだら肥る

それは、お酒を飲んだら脂肪がつきやすくなるためですね。

ええ~Σ(゚Д゚) お酒を飲んだら脂肪がつきやすくなるの~!

と驚いた人もいるんではないでしょうか?

そうなんです。お酒を飲んだら脂肪がついてしまうのです・・

タプタプおなかのボクサーなんて減量めっちゃ地獄になりますよね・・・

その状態で試合出ても・・いい結果は出にくいと思います。

地獄の減量を避けるためにお酒を飲んではいけないのです。

お酒を飲んだら脂肪がつきやすいのは何故?

酒中性脂肪

では・・何故?お酒を飲んだら脂肪が付きやすくなるのでしょう?

糖質の場合には、余分なカロリーが体脂肪となり蓄積されますが、アルコールの場合は汗や尿になり体脂肪にはあまりなりません。

だったら何故???

それは、肝臓の解毒作用に問題があります。

アルコールが体内に入るとあなたの肝臓は、最優先「解毒」をしようとアルコールを分解しだします。

アルコールが分解されているときは、他の作業は後回し・・

糖質、脂質の分解が後回しになってしまうのですΣ(゚Д゚)

なかでも、ボクシングの重要なスタミナ源であるグリコーゲンを肝臓・筋肉に貯めるという重要な役割がおろそかになってしまうのです!

身体に貯められなかったグリコーゲンは、中性脂肪となってしまいます・・・

その中性脂肪が体脂肪になり身体に付いちゃうのです・・・肥っちゃうのです💦

要するに、酒を飲むと肝臓がスタミナ源を貯められず、栄養が脂肪となって蓄えられてしまうのです!

スタミナも奪われ、さらに脂肪が付いてしまうというボクサーには悪いことだらけなのです。

ボクシングの試合後酒を飲むのはどうなの?

ボクシングをされている方はこれが気になるんではないでしょうか?

試合後、観に来てくれて人と祝勝会などありますよね?そこで酒を飲むこともあるかも知れません・・

全くパンチをもらわずにノーダメージならいいかも知れません。

しかし!ダメージを受けたボクサーは絶対に飲んでは駄目です!

脳の表面には毛細血管という細かい血管が張り巡らされています。これが、パンチを受けた衝撃で損傷してしまいます。

そしてアルコールによる血管拡張作用です。それにより小さな損傷だったのが、ジワジワと出血することも考えられます。

そして、アルコールを飲むことで症状の発見が遅れることも・・・

動脈性の出血は、症状が急性に出現するためアルコールを飲む前に分かることが多いのですが、静脈性の出血ではすぐに症状がでずにしばらくたってから出ることが多いのです。

頭痛、嘔吐、意識の変容、痙攣、麻痺などが出血の症状の代表的なものなんですが、酒を飲んで酔ったときの状態と同じような症状があります。

それにより、酒で酔ったのか?脳のダメージなのか?見分けがつきにくくなってしまいます。

試合後はアルコールを我慢し、ダメージが抜けてから飲むことをオススメします。

まとめ

個人的にはボクサーでもお酒を飲んでも良いと思います。

ただし、毎日飲むようならボクサーには向いていないかも?減量が無い時に週に一回とかにしておいた方が良いと思います。

有名な帝拳ジムなどは忘年会とかもアルコール禁止だそうです。

世界チャンピオンを生み出す名門ジムがそうしてるのだから、間違いないでしょうね!

酒飲んでも強い奴は強いと思うけど、やっぱ最強になるにはストイックに飲まないで頑張ったほうが良いと思います。

酒好きボクサーの皆さん頑張ってくださいね。

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