「トレーニング デイ」などを手がけたアントワン・フークア監督が、妻の死をきっかけにすべてを失ったボクシングの元世界チャンピオンが、家族の絆を取り戻すべく自分を変えようと奮闘する姿を描いたジェイク・ギレンホール主演のドラマです。
作品情報
原題:SOUTHPAW
洋画:ドラマ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年6月3日
レンタル開始:2016年10月19日
上映時間:124分
公式サイト
あらすじ
怒りを力に変える過激な戦闘スタイルのボクサー、ビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、試合にまつわるいざこざが原因で妻を亡くす。生きる気力をなくした彼は世界チャンピオンの座から転落し、まな娘とも離れ離れになってしまう。全てをなくしたビリーはアマチュアボクサーのトレーナーを務めるティック(フォレスト・ウィテカー)の協力を得て、栄光と娘の信頼を取り返すため再起を図る。
予告動画
感想とネタバレ
ボクシング映画は数多く観てきました。最近では「百円の恋」なども評価が高かったですね。
でもね・・元ボクサーが観たらやっぱりボクシング映画って面白くないんすよ・・
なんてってリアルな感じがしないのです。
そんな事もあり、映画館には足を運ぶことなく今に至ったのですが・・
めっちゃ後悔・・(ーー;)
この映画は元ボクサーが観てもすごい映画だったのです!
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
まさにリアル!ジェイク・ギレンホールの驚愕の肉体
「ナイトクローラー」も面白いです。
これはボクサーが観ても文句の出ないボクシング映画です!ボクシングの演技もさる事ながら、演出も見事!バンテージの巻き方から控え室での様子からマッチメイクから何から完璧です!
そして、まるで試合前のボクサーになったかの臨場感には感服しました!
かつてこれほどリアルを追求したボクシング映画があったでしょうか?
どん底から立ち上がる姿に涙する※ネタバレ
自身が起こした試合後の乱闘騒ぎの結果、妻を死なせてしまい、さらにはボクサーライセンスまで剥奪、コミッショナーならなにからに訴えられ・・家は取り上げられ、金は無くなり、娘は父親失格として児童施設に預けられてしまう。
そんな全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、再び頂点を目指し娘との絆を取り戻すため奮闘する姿に熱くなり涙します。
娘に罵倒される姿も泣けます。
親子の物語でもありますねヽ(´▽`)/
奥さんがエロすぎる
本名:Rachel Anne McAdams/レイチェル・マクアダムス
生年月日:1978年11月17日(37歳)
出生地:カナダの旗 カナダ オンタリオ州ロンドン
職業:女優
もちろんうちの奥様の方が魅力的でありますが、レイチェル・マクアダムスの魅力印象に残る映画でした。
トレーナー!フォレスト・ウィテカーが渋い
トレーナーであるティック(フォレスト・ウィテカー)は、かつてビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)が唯一恐れたボクサーを育てた名トレーナー!
ホープは、ティックのもとを訪れ、教えを請います。
ホープの最大の武器であり弱点であるのは、闘争心!
怒りをエネルギーに敵を倒すのだが、感情のコントロールが下手でガードを忘れてしまうこともしばしば・・
ティック(フォレスト・ウィテカー)は、そこを指摘しガードとジャブをみっちり修正します。
地味な練習かもしれないが、持論だがボクシングで大事なのはディフェンスだと思っている。
どんなパンチも当たらなければ意味がない。自分が教える際もディフェンスから教えます。
ちなみに管理人は、デフェンス技術が評価され「ワールドボクシング(現ボクシング・ビート)」という雑誌でいろいろ書いてもらったこともあります。
ティック(フォレスト・ウィテカー)が教える技術は理にかなっていました。今流行りのL字ブロックを取り入れたのも良かったです。
そして一番大事なのは闘争心!
もともと持っている闘争心にディフェンスを磨き、名トレーナーのもとで王者返り咲きを狙います!
勝つか?負けるか?判定の結果は?※ネタバレ
この映画、ボクシング業界の闇も描いた作品であります。
疑惑の判定なんのその・・この映画のラストもそうなるのかな?という演出で・・ラストのジャッジは勝つか?負けるか?がとても気になりました|゚Д゚)))
これも・・判定負けで終わるんだろうな・・そう思いながらどうなるのか?気になる・・
結果は!王者奪取!
予想は外されましたが、いいラストでした!ボクシング業界もそんなに腐ってないぜ!というメッセージのようにも感じました。
ただ、ホープが勝ったほうが金になると思っただけかもしれませんが・・(ーー;)
とにかくラストのジャッジを聞くまでドキドキする映画です。
試合後リング上でのビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)の言葉は涙がでました・・
サウスポーの正体は?
ボクシングでサウスポーと言えば左構えのことです。右構えはオーソドックスと言います。でもこの映画の主人公はオーソドックス・・
と思ってみていました。
なるほど、ラストの決め技・・スイッチからの左アッパーなのですね!
右ストレートで攻めその勢いのままスイッチし左アッパー!このパンチの正体がサウスポーという呼び名なのです。
この映画の評価、おすすめ度は?
最高です!今年一番の洋画です!ボクシングファン&それ以外にも楽しめる映画です!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.7)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.93)
TSUTAYA:★★★☆☆(3.34)
2016年11月14日時点
高いけどもっと評価して欲しい~(# ゚Д゚)
個人的な私のおすすめ度は?
(4.7)です!
5.0にしたいけど、こっから先これ以上の作品も出るかもだしな・・本年度No.1だった「君の名は。」と同評価にしました!
総合的にまとまったボクシング映画だと思います。自分の歴史の中ではNo.1のボクシング映画です!「クリード チャンプを継ぐ男」も良かったけど及ばずです。
本当に最高でした。長尺ですがあっという間に過ぎます!
映画史に残るボクシング映画ですね!