
イット・フォローズを超え映画賞42冠制覇した怪作!
「FOUND ファウンド」
「FOUND ファウンド」は、家族の秘密をこっそり見る中、兄が凶悪な殺人鬼であることを知った少年がたどる運命を描き、トロント・アフターダーク映画祭最優秀作品賞をはじめ世界各国で映画賞を獲得した青春サスペンス・ホラー!
作品情報
原題:FOUND
洋画:ホラー
製作年:2012年
製作国:カナダ
日本公開:2017年1月10日
レンタル開始:2017年2月3日
上映時間:103分
あらすじ
予告動画
感想とネタバレ
イット・フォローズ超えというキャッチコピーに惹かれ借りてしまいました。
と期待しての観賞です。
2012年に公開となっていますが、日本にようやくの上陸ですね。
ちなみに「未体験ゾーンの映画たち 2017」でもあります。けっこうマニアな映画が多いです。
去年の「未体験ゾーンの映画たち 2016」はこちら
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
兄の鞄には生首が!※ネタバレ
めっちゃ期待しての序盤!画質はB級映画の画質だったので若干不安感募る・・
しかし、序盤は驚くべき展開に!
11歳の少年マーティ(ギャビン・ブラウン)は、学校ではいじめられ、両親も不仲という辛い日々を送っています。そんな彼の楽しみは、家族の秘密を覗き見ること・・
母の昔のラブレターを見たり、父親のエロ本を見て、にやにやと憂さを晴らしている。
そして兄のクローゼットに隠された鞄を発見!
何が入っているんだろう?何か臭いな・・その鞄を開けると~
生首がはいっていたのです。
そうです‥
兄の秘密は殺人鬼だったのです。
兄と弟の愛の物語?
この映画は単なるホラーではありません。生首を隠し持つ猟奇的な兄と、いじめられっ子の弟の切ない兄弟愛を織り交ぜた物語でもあるのです。
弟は兄の怖さを利用し虐めっ子に復讐を、兄は自分が弟を助けてやることに癒しを感じているのです。
猟奇的な兄の姿を見て弟も成長していきます。いじめっ子に立向ける様な精神力を身に着けていきます。
兄や弟がこうなった原因は親にあります。
黒人差別主義者でワンマンで怒ってばかりいる父親、昔の恋人のラブレターを大事にしまい愛がないながらも父と別れないでいて、世間体ばかり気にする母親…
子供たちが狂ってしまうのは親に原因があるのです。
ありがちな青春映画という側面も、この映画はちょっとながら持っています。
序盤の衝撃シーンからしばらくは青春ドラマなので、正直面白く無いですね。
ラストは衝撃スプラッター※ラストネタバレ
「HEADLESS」って映画をVHSで観るシーンがあります。
この映画が取ってもグロくて題名の通り、首をちょん切ります。
この映画に影響されて兄はあんな事に・・
弟は映画の出て来る殺人鬼と兄を重ねるのですが、あまりにも激しすぎる猟奇っぷりに、流石にそれは・・
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
と思っていたのですが・・
ラストは「HEADLESS」を超える猟奇っぷりに驚愕しますΣ(゚Д゚)
かなり衝撃的であり、グロテスクなシーンですが、声だけ聞かせ想像させ恐怖感を煽るという演出方法を使っています。
それを聞いて、映画の中で出た「HEADLESS」のシーンが頭をよぎります。
ラストに映った弟の姿はトラウマ物です。
間違いなく精神異常を発症したでしょうね、
両親をああすることで、弟を開放したということでしょう‥。
兄は弟に‥
いずれ感謝する
と言いましたが
かなり衝撃的なラストシーンです。完全なスプラッター映画です。
ホラー映画への批判?
この映画、若干ホラー映画への批判の様な感じも受けました。
こんな映画ばかり見てたら、影響されてこういう事するやつ出て来るぞ
みたいな批判をしている様な気がします。
この映画の兄は映画の影響を受けて、ああいう事やっちゃったわけですからね。
自分もこういう系の映画観てたら、妻に‥
とキツク言われています。猟奇的な映画やゲームは子供には見せてはいけませんね。
そういうメッセージが込められているようにも感じました。
イット・フォローズを超えた?
イット・フォローズを超えたというキャッチコピーでしたが、イット・フォローズを超えれたのでしょうか?
イット・フォローズと違い、そんなに新しさも無かったです。
スプラッター系としてはいい出来だと思いますけど、気持ち悪いだけでそんなに怖くは無かったですね。
越えたのは各国42の映画賞を受賞したという受賞歴だけだったようです。
映画の評価
スプラッター好きにはオススメの問題作ですね~。なかなか凄かった。
怖い映画、ホラー映画が好きな人は『ホラー映画ランキング』も参考にどうぞ
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.1)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.5)
Filmarks:★★★★☆(3.5)
2017年2月09日時点
ふむふむ(*・ω・)(*-ω-)妥当な点数ではないでしょうか?
個人的な私のおすすめ度は?
おすすめ度
(3.4)
ラストシーンがマジで衝撃的で印象的でした。あれはヤバいわ‥
スプラッター好きにはオススメの怪作です。