
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
娘を守るために父親が選んだ道とは!
第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞に輝いたルーマニアの俊英クリスティアン・ムンジウ監督のヒューマンドラマ!
作品情報
原題:GRADUATION
洋画:ヒューマン
製作年:2016年
製作国:ルーマニア/フランス/ベルギー
日本公開:2017年1月28日
レンタル開始:2017年6月2日
上映時間:128分
あらすじ
愛人がいて、家庭が順調とはいえない医師ロメオ(アドリアン・ティティエニ)。あるとき、留学を控える娘のエリザ(マリア・ドラグシ)が登校中に暴漢に襲われてしまう。エリザの精神的ショックは大きく、ロメオは留学試験に支障が出るのではないかと考える。何とかエリザを留学試験に合格させようと、ある条件と引き換えに警察署長、副市長、試験監督に便宜を頼み込むロメオ。だがエリザは、そんな彼に反発し……。
予告動画
感想とネタバレ
親にとって子供はかけがえのない存在、もし子供がピンチだったら自分ができることは何でもするだろう・・
子供の幸せを一番に考えて行動する。親ならだれでもそうするのではないだろうか?
これは、そういう事を含めて色々考えらされる映画です。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
とにかく住みたくないルーマニア!※ネタバレ
ルーマニアの小さな町に暮らす医師ロメオ(アドリアン・ティティエニ)の娘は優等生で試験が上手くいけばイギリスへ留学できるのです。
その試験前・・まさかの事件が起こります(゚Д゚;)
エリザ(マリア・ドラグシ)が、登校途中に暴漢に襲われてしまうのです。
そんな精神状態で試験なんて受けれるわけがない!?
ロメオは娘の留学をかなえるため、警察署長や副市長、試験監督とツテを頼り、試験に温情を与えてもらおうと奔走するというストーリーです。
お父さんが娘のために、とんでもないことをしてしまうのか(゚Д゚;)
と思っていたけど・・
お父さんはコネを使って奔走はしてるものの・・結果単なる裏口入学チックなもんです。
しかも、娘は成績がいいもんだから裏口入学にも及ばない可愛いもの・・
ホンマ、パンチが弱い映画です。
レイプ犯を娘のために殺すのか?とか色々想像していましたけど、全然違いました。
しかも、暴漢に襲われたものの・・身体を触られたぐらいで何かしらされたわけではないようです。
いや、それでも心に傷は残ると思いますよ、怖かっただろうし・・
映画は中途半端ではなく徹底的な恐怖も大事だと思うんですよ、絶対こういう事にはなりたくない! みたいな・・
そこら辺がちょっと弱いかな・・と
邦題が『エリザのために』だから色々想像して勘違いしてしまいましたけど・・
これルーマニアっていう国を描いた作品だと思います。
とにかくこの国にいたらダメだ!みたいなルーマニアから出る必要性を主人公は訴えてきます。
そんな事知らなかったですので調べてみたら・・なるほど・・
と思いました。調べたサイトはこちらです。
https://matome.naver.jp/odai/2134536382434179301
こういう国だからこそ主人公は、ルーマニアという国に絶望して娘だけは何としてもこの国から出てもらいたいと感じたのでしょうね。
民主化後のルーマニアの現実のが克明に映し出されている映画化も知れません。
日本で平和ボケしている自分にはピンときませんが・・こういう国もあるということを勉強できる映画です。
この映画の評価、おすすめ度は?
映画としてはあんまりピンとは来なかった・・そもそも邦題から期待した映画とはかけ離れていましたしね。
こういう国の問題を取り上げた映画は『ザ・シェフ 悪魔のレシピ』などもあります。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.1)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(4.08)
Filmarks:★★★★☆(3.5)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家97% 観客85% が肯定的な評価をしています。
2017年6月29日時点
なかなかの高評価(゚д゚)!
個人的な私のおすすめ度は?
(3.4)です!
もうちょっと盛り上がりが欲しかったです。視点を変えて観たらいい映画かも?
邦題に騙されてはいけない映画です。