
これが現代の戦争だ!
戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら戦争に加担する人々の葛藤を描き、現代の戦争の闇を浮き彫りにした軍事サスペンス!
作品情報
原題:EYE IN THE SKY
洋画:軍事・サスペンス
製作年:2015年
製作国:イギリス
日本公開:2016年12月23日
レンタル開始:2017年7月4日
上映時間:102分
あらすじ
イギリス軍諜報(ちょうほう)機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠いロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいるドローンパイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明し……。
予告動画
感想とネタバレ
全然期待してなかったけど・・
遠隔操作で行われる現代のドローン戦争の実態を赤裸々に描き出した作品です。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
監督ギャヴィン・フッド侮りがたし
この映画の監督ギャヴィン・フッドは、【ウルヴァリン: X-MEN ZERO】や【エンダーのゲーム Ender's Game (2013) 】の監督なんですよね。
二つとも映像は凄いものの、特に目新しいものは無かったので、今作も期待してなかったんですけど・・
今作はめっちゃ上手く作られていました。海外に劣る予算を知恵で海外に負けない作品に作り上げた【シン・ゴジラ】の様でしたね。
戦争者と言えばドンパチがメインになるかと思われるんですが、ドンパチなんてとんでもないです!
ほぼ、ドローンの目を通した現場と、会議室、作戦室での話し合いがメインです。
ミサイルを落とそうとしている現場にたまたまいたパン売りの少女・・
少女1人を救うためにミサイルを打たずテロを見逃がすのか?果たして少女を犠牲にし、テロを食い止めるのか?
この問題を議員たちが会議室で話すのですが、責任逃れの連続で誰もが攻撃を許可しようとしない・・何やってんだよ(゚д゚)!っと・・一刻一刻と過ぎる時間・・
これを延々攻撃シーンもなしに、102分MAXで観せ続ける映画なんですけど。
いつまで手に汗かいてりゃいいんだ~。と全く飽きることなく進行していきます。むしろラストに向かうにつれ画面から目が離せなくなる!
この監督の次回作が早くも気になってしまいます。この映画は見事な作りでしたね。
女性が強い
この映画観て、ちょっと気になったんですけど・・
この映画に出てくる男性陣は責任逃れの玉無しばっかなんですけど・・
出てくる女性議員、女性軍人たちは皆、自分の意見を曲げずに一貫した態度を示していた事です。
監督は故意にこういう風に作ったんでしょうかね?
この部分もなかなか面白かったです。
この映画の評価、おすすめ度は?
戦地へ自ら赴くこともなく、画面越しにボタンを押すだけの戦争・・現代の戦争はこういう風になっているんですね。
ミサイルを打つのにも色々な承認が必要で、色々と難しいんですね。映画に出てくるシーンなどは勉強になります。
前に観た【ドローン・オブ・ウォー】も合わせて観てみたら面白いと思います。
現代の戦争は怖いですね。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(4.0)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(4.27)
Filmarks:★★★★☆(4.0)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家95% 観客83% が肯定的な評価をしています。
2017年8月02日時点
おお~やはり高評価!海外の評価はさらに高いですね!
個人的な私のおすすめ度は?
(4.1)です!
全く期待してなかっただけに、こんな良い映画にあたると嬉しいですね(^^♪
しかし・・現代の戦争って・・・マジで近代化ですね。ドローン怖いっすわ・・
そのうち陸戦用のドローンとか出てきそう・・・
そしてターミネーターの世界がやってくる・・