本日は2016年の韓国映画「哭声 コクソン」をネタバレと感想を含めて紹介していきます。
「哭声 コクソン」は、『アシュラ』などのクァク・ドウォンが主演を飾り、『チェイサー』『哀しき獣』などのナ・ホンジン監督と組んで放つ異色サスペンス映画です!
作品情報
原題:THE WAILING
洋画:サスペンス・スリラー
製作年:2016年
製作国:韓国
上映時間:156分
日本公開:2017年3月11日
レンタル開始:2017年7月21日
あらすじ
警察官ジョング(クァク・ドウォン)が妻と娘と暮らす平和な村に正体不明のよそ者(國村隼)が住み着いて以来、住人たちは彼のうわさをささやいていた。やがて、村で突然村人が自分の家族を手にかける事件が発生する。犯人には、濁った目と湿疹でただれた肌という共通点があり……。
予告動画
感想とネタバレ
いや~久々の観終わった後に色々考えてジワジワ来る系の映画っすね!なかなかの作品です。
こういう系の映画好きなんです!
序盤に惑わされるな!
この映画の序盤でけっこうガッカリしてしまう方も多いのでは無いだろうか?
村人が自身の家族を惨殺する猟奇的な事件が勃発していく中で、警察官である主人公ジョング(クァク・ドウォン)の行動のコミカルなこと・・
猟奇的な雰囲気は好きなんですが、コミカル部分がいただけない・・
自分もちょっとガッカリしてしまってたんですよね~。
しかし・・途中からあんな展開になるとは・・・(゚д゚)!
絶対惑わされる映画※ネタバレ
この映画のキャッチフレーズは『疑え。惑わされるな。』なんですけど・・
(ΦωΦ)フフフ…めっちゃ惑わされました!
いや~凄い!この映画を作ったナ・ホンジン監督!
序盤にコミカル部分から完全に惑わされました。中盤以降は完全なホラーじゃないか(゚д゚)!
ゾンビ状態の村人!
謎の日本人(國村隼) !
國村隼さんは、よそ者の日本人を演じ、韓国の映画賞・第37回青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞を果たしています!
謎の目撃者!
祈祷師!
なぜか見る夢・・
この映画の凄いところは、映画の中の噂やセリフなどで観てるこっち側を完全に惑わすというところなんすスよね。
観ててこれが正解と思っていたことが、正解ではなく・・ラストに完全に惑わされていたいう事に気が付かされるのです。
よくよく考えたら初めから答えは変わっていなかったのに・・演出によって惑わされてしまうのです。
結局は天使と悪魔の対決に人間が絡んでいるような話なのです。
映画のラストにルカによる福音書 第24章の一文がセリフで出てきます。
わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしなのだ。さわって見なさい。霊には肉や骨はないが、あなたがたが見るとおり、わたしにはあるのだ。
一番怖かったのはこのシーンでしょう・・
後からジワジワ来る良い映画です。
この映画の評価、おすすめ度は?
これ、わけわかんねーてなっちゃう方も多いかもしれませんが・・こういう系好きな方にはピタッとハマる怪作です!
この感覚は『マーシュランド』以来ですね。あの映画は凄かった・・
どちらも映画マニア必見の作品ですね!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.7)
Yahoo!JAPAN映画(3.60)
Filmarks(3.9)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家99% 観客80% が肯定的な評価をしています。
2018年2月22日時点
うおっ(゚д゚)!批評家から評判がめっちゃいい
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(4.0)です!
映画好きの方は楽しめる映画だと思います。後からジワジワ来ますよ(^^♪
絶対惑わされる韓国の異色作です!