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本日は2017年の映画【猿の惑星 聖戦記/war for the planet of the apes】のネタバレと感想を書いています。
名作SF映画「猿の惑星」をリブートしたSF・アクション:シリーズ第3弾!
作品情報
原題:WAR FOR THE PLANET OF THE APES
洋画:SF・アクション
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年10月13日
上映時間:140分
公式サイト
あらすじ
猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと共に旅立つ。
予告動画
感想とネタバレ
映画ファン待望の猿の惑星新シリーズの待望の続編で完結作品がついに出ました!
何故旧シリーズで人類は言葉もしゃべれないほど退化していたのか?
シーザー『猿の惑星:聖戦記』に至るまでをおさらい
さてさて、この新シリーズもついに第3部!過去のシリーズを忘れちゃった人もいると思うので、おさらいをしときましょう!
猿の惑星: 創世記→猿の惑星: 新世紀→猿の惑星:聖戦記の流れをザクっとおさらいしちゃいますよ~!
聖戦記は復讐の物語※ネタバレ
前作から2年後が舞台です。
だが、猿と人間の戦いは行われている物の、猿側は追い詰められているみたいなのです。
猿は平和主義、人間は好戦的で猿に戦いを挑んできます。人間側にも猿がいて、前作のコバの手下が敵側についている様です。
裏切者がいるところから猿側がかなり不利な様子が伝わってきます。
そして、猿側のボスであるシーザーは、人間のボス(大佐)に妻と子を殺されてしまうのです・・
唯一生き残ったのはコーネリアスです。
そして、復讐に立ち上がったシーザー!!
ここから、人間VS猿の存亡をかけた戦いが始まると思っていました。
ロード・オブ・ザ・リング?
人間VS猿の存亡をかけた戦い・・・
となると壮大な戦争に突入して行くのかな?と思っていましたけど・・
シーザー、モーリス、ロケット、ルカの4人で大佐に復讐する旅に出ます。
そして・・猿の惑星はロード・オブ・ザ・リングへと化すのです。
なんでロード・オブ・ザ・リング?と思うでしょうが・・答えはこちら・・
ゴラムがいるんですよ!?
バッド・エイプって猿なんすけどね、もうコレ完全にゴラムだろうという動きをします(笑)
最後まで・・
と思ってました。
シーザーを演じるのは、ゴラムも演じたアンディ・サーキスですからね、ちょっと映画好き向けにやっちゃたんでしょうかね?
ロード・オブ・ザ・リングみたいに少数の旅なのです。
悪くは無いのですが・・壮大な大戦争を期待していたのでガッカリでした。
大佐:ウッディ・ハレルソン
人類側のボスであり、戦争の狂気に囚われた支配者:大佐を演じるのはウッディ・ハレルソンです。
この間の映画「スイート17モンスター」での役柄とは全然違う悪役ぶり・・
猿を奴隷の様に扱ったり、仲間を殺したり・・なかなか凶悪なボスです。
ウッディ・ハレルソンの演技が良かっただけに、もう一歩踏み込んだシーンが無いのは残念でしたね。猿を奴隷にして壁を作るって現代の戦いで通じんのか?などツッコミどころも満載です。
猿インフルエンザの恐怖再び・・人類は退化する!
人類が猿と逆転した世界が、過去作の猿の惑星です。
何故?人間はあんなに退化してしまったんでしょうか?
この映画でも、猿を火力で圧倒して人類の方が強い様な気がします。何故?
答えはこの映画で明らかになりました。
それは・・・
猿インフルエンザで大半の人間が死んでしまいました。猿インフルエンザに対して抗体を持つ生き残った少数の人類と、猿が戦いを繰り広げています。
しかし、実は生き残った人類はキャリアだったのです。
ウイルスキャリアとは、病原性のあるウイルスを体内(臓器や血液中)に持続的に所持していながら、(通常は)症状を呈さない健康な状態にあるヒトをいう。単にキャリアと呼ばれることも多い。キャリアとは「運ぶヒト」の意味である。
発症したら、脳が退化し、言葉を無くします。
過去作の猿の惑星で出てきた人類は・・まさにこの様な状態になった人類なのです。
人類退化の謎がこの映画で解かれました。
シーザー亡き後の続編は?
ラストはね~けっこう好きな感じでした。
途中のストーリーが、ちょっとスケールが小さかったのが残念でしたが、ラストは上手くまとめましたね。
シーザーは仲間を安息の地へと導き息を引き取ります。
なんか物悲しいけど、お疲れ様と言いたくなるラストシーンでした。
今後、続編はあるのでしょうかね?
あるとしたら、シーザーの息子コーネリアスが主人公の物語なのでしょうか?
でも、旧シリーズでは死んでますしね~。これで終わりが濃厚な気がします・・
この映画の評価、おすすめ度は?
良い映画でしたが、3部作のなかでは一番盛り上がりに欠けたと思います。驚異的な特殊効果もさることながら、どこか旧シリーズを思い出させる音楽も良かったです。
良い映画なのですが、やはり3部作を終わらせるには、スケール感が小さかったことと・・ツッコミどころが・・💧
ラストの、雪崩で人類絶滅みたいに描いちゃってるところが特にダメ・・
ラストの人間軍団と猿軍団の手に汗握る壮大な戦いを観たかったのは自分だけではないでしょう!
シリーズ系では【ガーディアンズ オブ ギャラクシー 】シリーズがけっこうオススメです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.6)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.72)
Filmarks:★★★★☆(3.8)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家93% 観客85% が肯定的な評価をしています。
2017年10月14日時点
海外かなりの高評価(*''ω''*)
個人的な私のおすすめ度は?
(4.0)です!
ちょっとおまけの4.0という感じです。シーザーという伝説に残る魅力あるキャラの最後におまけです。
今までのシリーズの様な展開を期待すると、ちょっとガッカリするかもです。自分はガッカリしました。人間の相方がいなかったのが一番でしょうか?
それでも、酷評するほど悪い映画ではないです。シーザーが死んだ瞬間、一つの時代が終わったような感じを受けました。願うならばもう1部シーザーを生かしてくれて壮大なラストを観たかったです。
って言いたくなる映画でした。