
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
2015年の映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』のネタバレと感想です。
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』…長い題名だけど凄く惹かれますよね。
「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・バレ監督が、「サウスポー」「ナイトクローラー」の超演技派ジェイク・ギレンホールを主演に迎え、妻の死にすら無感覚になってしまった男が、身の回りのものを破壊することで、ゼロからの再生へと向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ!
作品情報
原題: DEMOLITON
洋画:ヒューマン・ドラマ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年2月18日
レンタル開始:2017年9月22日
上映時間:101分
公式サイト
あらすじ
ウォール街のエリート銀行員ディヴィス(ジェイク・ギレンホール)は順調に出世し、リッチで何不自由のない生活をしていた。ある日、交通事故で美貌の妻が他界するが、涙を流せず、感覚を失っていることに気付く。彼は義父の言葉をきっかけに、身近なものを壊し始め……。
予告動画
感想とネタバレ
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」こういう系の邦題は何か惹かれる‥(*´з`)
でも、この邦題はけっこうミスリード!原題は“DEMOLITION”(破壊・解体)観終わってみると現代の方が内容に適してる気がする。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」って言葉は、映画の一瞬のワンシーンで使われるんですけどね。
そのシーン観てしまったら、これはこれで深くて、こっちが良い気がしてきてしまった。ググタスの映画好きKazshi Yamaさんも言ってたし!
どちらが良いのか?分かりませんが、この邦題のお陰で借りてみようかな?と思ったので良しとしよう。
そんなに気になるなら解体しちゃえば?※ネタバレ
ジェイク・ギレンホールが演じる主人公デイヴィスは、エリート金融マン!彼のボスは妻の父親…まあ、コネ入社っすね。
あんまり妻の話を聞いていない、金目当ての結婚か?そんな思いを抱かす冒頭シーンは急展開!!
交通事故で妻だけ死んでしまう…
僕なら死んでしまうほど泣いてしまうかもしれないが、デイヴィスからは全く悲しさを感じない。
妻が手術中に居眠りしてしまうほど!これは放心状態?ショック状態?悲しんでない?
そんな彼はチョコバーを自販機で買おうとする。でも、自販機が詰まってチョコバーは出てこなかった‥
彼は家に帰り、チョコバーの会社に苦情の手紙を書く‥しかも続けて4通も!
その手紙の内容はただの苦情じゃないんですよ、妻の死を綴った手紙…
そんな手紙を受け取る側はたまらないが、受け取ったのはナオミ・ワッツ演じるカレン・モレノ!
息子役は、ジュダ・ルイス!性同一性障害を悩んでいる思春期反抗期!
昨日観た、【ムーンライト】が頭によぎる‥
この子、癖がある感じでけっこう良い演技だったなあ~。今後注目!
このシーンは一番好きです。
この親子に会って、ディヴィスは立ち直っていくんスけど、そのスタイルが異常です!
わからないものは一度バラバラにしてみればわかるかも知れないと、義理父に言われてから‥「破壊・解体」の日々!
超豪華なお家を滅多滅多にするシーンは…
っと誰もが思う事でしょう。
そして、自分自身もぶっ壊す!
路上で歌ったり、踊ったり、金融マンだった頃とはキャラが全然違います。
壊して→理解して→戻すという作業を
何故…妻が死んだのに悲しくもなんともないのか?
事故のショック状態のせいなのか?
愛情が無かったのか?
を自分自身が理解するために行う映画です。
ストレス溜まっているサラリーマンには理解できるかも?
海辺のメリーゴーランド
ラストの海辺のメリーゴーランドは‥
(゚Д゚;)どっからメリーゴーランドが!
と思う方もいるかもしれないんスけど。
カレンが大麻買っているオッサンの倉庫にあったんです。
それを買い取って修理して妻との思い出に浸るんでしょうね。
デイヴィスは妻への愛情を取り戻したんすけど、でも確かに妻と愛し合っていた時はあったんでしょうけど、破綻していたよね💧
死んだあとはいい思い出しか残っていない‥妻の浮気の罪は許されるのか?
良い映画なんですけど、イマイチ心に響いてこない映画でした。
この映画の評価、おすすめ度は?
良い映画とは思います。もちろん一見の価値あり!この映画に共感できる人が大多数じゃないかと思います。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.5)
Yahoo!JAPAN映画(3.69)
Filmarks(3.7)
2017年11月28日時点
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家53% 観客53% が肯定的な評価をしています。
批評家の間でもそこそこ評価高いっすね!
元ボクサーの一念発起の評価は?
(3.5)です!!
妻が死んで悲しくない男の再生の物語は、似たような作品が邦画でもあるんスよ!
西川美和監督の【永い言い訳】という映画なんですけどね、こっちも良い映画なので、オススメします。
ちなみに、雨の日は会えない、晴れた日は君を想うは、TSUTAYA先行レンタル作品です!