本日は、2015年の香港映画「九龍猟奇殺人事件」のネタバレと感想、元ネタとなった事件の事を書いていきます。
映画「九龍猟奇殺人事件」は、2008年に香港で実際にあった売春婦バラバラ殺人事件を映画化し、第35回香港電影金像獎の7部門で受賞したサスペンス映画です。
作品情報
原題: 踏血尋梅 Port of Call
洋画:実話・サスペンス
製作年:2015年
製作国:香港
レンタル開始:2017年11月2日
上映時間:98分
あらすじ
2010年、16歳の少女ジェイメイが失踪する。やがてあるアパートの一室で大量の血痕が見つかり、ジェイメイは何者かに殺され、遺体はどこかに遺棄された可能性が高まる。チョン刑事が執念深く捜査を続けると、ジェイメイの意外な横顔が分かってくる。広東省の東莞市で生まれ育ったジェイメイは2009年に家族と香港に引っ越し、モデルになる夢を持つが、心を閉ざしがちだった。彼女はいつしか売春を繰り返すようになり……。
予告動画
感想とネタバレ
題名とパッケージはかなりヤバい!
こういう映画は気になる方も多いんじゃないだろうか?
日本より、海外の実話事件の方が怖く感じるのは自分だけだけだろうか?
この映画も、なかなか猟奇的な事件を描いたものでした。
淡々と暗いサスペンス※ネタバレ
この映画「九龍猟奇殺人事件」は、めっちゃ暗い映画です。
少女の失踪から、殺害されたと分かりその事件を捜査する刑事の姿から始まります。
刑事、被害者、加害者の三つの視点から描いており、事件の前、事件の後と、時系列がけっこうゴチャゴチャしてます。
捜査していくうちに、少女の過去が明らかになり、真の姿が見えてくるんですね。
それが、また凄く切ない気分にさせてくれます。
モデルになりたいと夢を持った16歳の少女が、徐々に売春婦に落ち、死にたいと思ってしまうような人生が濃厚に描かれているのです。
観ていて、明るい要素は一切ないです。ただただ‥重く暗い映画です。
そして、少女は殺されてしまうのです。
映画の元ネタなった事件
この映画を観る前に、元ネタとなった事件を知っていた方が良いと思います。
どういう事件を映画化しているのか?
それを知ってから観た方が、この映画は楽しめると思います。
元ネタなった事件は、驚愕の事件…
映画「九龍猟奇殺人事件」では、実際に起こった驚愕の事件より、被害者の16歳の少女にスポットを当てて描いています。
だからこそ、実際の事件の怖さが伝わりにくいのですが…
注目すべきは、殺したというだけでなく‥バラバラに解体して、その人肉の一部を豚肉と混ぜ、肉屋に売ったというところです。
死体を肉屋に売ってるんですよ!?人肉販売…完全な猟奇事件っすよ!
映画でも、その時の状況を詳しく描いています。
捕まった犯人自ら詳細に語るのです。
人体の解体とその処理について淡々と語る‥
映画を観てて、それほど怖いとは思わなかったんですけど、それは映画という安心感があったからでしょう。
映画でイマイチ伝わらなくても、文章で読んでみるとまた違う…
あの伝説の【人肉饅頭】という映画の元ネタとなった実際の事件『八仙飯店人肉饅頭事件』の再来と呼ばれ、世界に名だたる猟奇殺人事件の仲間入りとなっています。
被害者は王嘉梅 (16歳) 、犯人は丁启泰という24歳の男性…
犯人はいまだ生きており、終身刑で赤柱刑務所にいます。
この映画の評価、おすすめ度は?
けっして面白い映画では無いです。元ネタを知らなければ、(´゚д゚`)ナニコレ?
となっちゃう人もいるんじゃなですかね?
暗いし💧
でも、実話と言うのを理解してから観たら、それなりに楽しめるかも?
この映画の様な恐ろしい実話映画が気になる方はこちらもどうぞ!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(2.6)
Yahoo!JAPAN映画(2.7)
Filmarks(2.8)
2017年12月21日時点
((+_+))うーん評価低い💧
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(3.0)です!
元ネタとなった実話は凄く怖いんですよ、でもそこに焦点を当てた映画では無いのです。
その犠牲者になった少女、少女は何故に殺されなければならなかったのか?
そこに焦点があたってるのです。
だからこそ、今一歩面白みが無い映画になってしまっているのです。
でも、怖い実話映画です。