本日は、2017年の映画「ちょっと今から仕事やめてくる」のネタバレと感想を書いていきます。
「ちょっと今から仕事やめてくる」は第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の同名ベストセラーを、福士蒼汰工藤阿須加主演で映画化したドラマ映画です。
作品情報
原題:ちょっと今から仕事やめてくる
邦画:ドラマ
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年5月27日
レンタル開始:2017年12月8日
あらすじ
激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆(工藤阿須加)は、意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男に助けられる。幼なじみだという彼に心当たりのない隆だが、ヤマモトに出会ってから仕事は順調にいき明るさも戻ってきた。ある日隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知り……。
予告動画
感想とネタバレ
何とまあ、心が痛いどぎつい映画でした…
しかし、よくよく考えるとこの映画は名作かも知れない!
映画コミュニティ【映画好き集まれ(^o^)丿】でお世話になってるKazshi Yama師匠がオススメしていたので借りたのですが
なるほど、良い映画でした。
原作は北川恵海の同名ベストセラーです。
ブラック企業334社に乗るブラック企業のブラック仕事
「上司の指示は神の指示」「遅刻は10分で千円の罰金」「有給なんていらない。体がなまるから」…
ブラック企業のブラック仕事で苦しめられる新卒社員がこの映画の主人公です。
その主人公青山隆(工藤阿須加)の会社での朝礼で、社員が大声で読み上げる社訓に驚きます。
典型的なブラック企業ですね…💧
主人公の残業も毎月150時間を超えいます。
しかも…残業代は出ない。
せめて人間関係でも…と思ったら上司はパワハラ部長!!
厚生労働省がブラック企業334社を公式HPで公表しているんですが、間違いなくこの会社も乗ることでしょうね。
この映画は、とにかくブラック企業にスポットが当たっています。
ブラック企業で献身的に働き、自殺を考えるまでになってしまうんですね。
最近では、ブラック企業と言えば電通が頭に浮かびますね。
こんな鬼十則が昔はあったらしい…
人手不足で10年前と比べるとどこも仕事量は上がっているのではないだろうか?
でも給料は?日本という国は企業が儲け、国民は貧困という方向性に向かっている気がする…
そんな予断を置いといてとにかく胸が痛い映画です。
ブラック企業で働く主人公を観ると人ごとに思えない人も多いのではないだろうか?
だが、それが面白い部分である。画面から目が離せない!
ブラック企業の仕事内容より、気になるのはブラック上司!!
それを演じるのは吉田鋼太郎であるが、とにかく凄い!
何が凄いって、パワハラが半端ない!?
怒鳴るは無茶ぶりだわ…間違いなくダメな上司ランキング1位!!
こんな会社あったら速攻で辞めるけどと思う僕ですが、何故か主人公は辞めません💧
そして自殺まで追い込まれていくのです…
救ってくれたのは幽霊?※ネタバレ
自殺まで追い込まれた主人公を救ってくれるのは、謎の同級生です。
幼馴染みのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男なのですが、調べたら…
何とその男は、ブラック企業で働いた末に自殺しているのです。
その正体は幽霊なのか?
これは映画のポイントでもあります。
幽霊なのか?生きているのか?
まあ、これは映画を観ていればなんとなく分かっては来ちゃいます。
ラストの答えが分かっていても、感動できる凄く良い映画でした。
「ちょっと今から仕事やめてくる」は、文字通りブラック企業を辞めるまでの感動と成長の物語なのです。
この映画の評価、おすすめ度は?
昔は福士蒼汰の演技はクソ下手くそと思っていましたが、上手くなりましたよね。
そして工藤阿須加も上手いと思います。こういう系の役柄は合っているんでしょうね。
二人の演技で映画が盛り上がりました。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.7)
Yahoo!JAPAN映画(4.01)
Filmarks(3.6)
2018年1月27日時点
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(4.0)です!
本当に良い映画でしたね~(^^♪
いや、もちろんブラック企業を取り扱っているので暗い部分もあるんですけど
ラストは笑顔になれる良い映画でした。