ネタバレ【散歩する侵略者】寄生獣?概念を奪われた人類は!?
散歩する侵略者
宇宙人侵略系映画です!

なんという不気味な雰囲気…俺こういう映画大好きなんです!

「散歩する侵略者」は、黒沢清監督が、長澤まさみ松田龍平長谷川博己ら豪華キャストを迎え、劇作家・演出家の前川知大が結成した、劇団イキウメの舞台を映画化した作品で、『宇宙人』をテーマに、散歩しながら侵略してくる宇宙人とそれに関わる人間の姿を描いたSFサスペンスです!

という事で、本日は、2017年の映画散歩する侵略者ネタバレを含めて紹介していきます。

いごっそう612
感想&ネタバレ行っちゃいましょう!

作品情報

散歩する侵略者
散歩する侵略者


原題:散歩する侵略者
洋画:SF・サスペンス
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月9日
上映時間:129分

あらすじ

鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。

予告動画

いごっそう612
予告動画みたら面白そうっすね!

感想とネタバレ

なかなか、不気味な映画でした。

こういう系の映画は好き嫌いが別れますが、僕はけっこう好き!

宇宙人・ホラー・サスペンスってこの3つが合わさると鉄板ですよね!

されに出演者が豪華キャストですからね~( *´艸`)

いごっそう612
ヨダレが出るほど面白そう~。
 これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください

寄生獣?宇宙人はいつも残虐

散歩する侵略者
散歩する侵略者

この映画で一番良かったのは映画の冒頭です!

その冒頭はあの『寄生獣』のシーンを思い起こされます!

寄生獣映画
寄生獣映画

地球に侵略してきた宇宙人は、映画【寄生獣】の様に人間に寄生し自分の身体として操ります。

操られた娘が親を襲う…

いごっそう612
怖いです。

 

不気味でこの先どうなるのか?予想がつかないストーリー…

宇宙から来た生命体は凶悪なヤツ…映画としてこれほど面白い題材は無いですね。

内容的には『寄生獣』にけっこう似ているストーリーです。

ただ…

寄生獣ほどの怖さはありませんでしたね。

 

残虐な宇宙人らしさを出したグロシーンは、冒頭のみです。

いごっそう612
もっと観たかった…

 

初っ端で観客の心を掴むのには成功したとは思いますが、ここからの展開はパンチが少し弱かったですね。

題材はめっちゃ良いんですよ。その怖い寄生獣系とともに描かれるストーリー

・不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)が数日間の行方不明の後、まるで別人のように穏やかで優しくなって帰ってきたことに、妻・加瀬鳴海(長澤まさみ)は戸惑う。一方の真治は、何事もなかったかのように毎日散歩に出かけていく。

・同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙なことが多発する。

・ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材しながら、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会う。二人は一家惨殺事件のカギを握る女子高生・立花あきら(恒松祐里)を探す。

いごっそう612
面白そうでしょ?

この3つのストーリーが、終盤にかけて繋がってくるのですが…

ちょっとダラダラで、グロい怖さは無かったですね。

分けわかんねーって観るの止めちゃう人も多いかも?

『寄生獣』より『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』の方が近いかも?

人間の概念を奪う宇宙人※ネタバレ

散歩する侵略者
散歩する侵略者

ただ、面白かったのが人間の概念を奪うという所です。

仕事なら仕事という概念を、家族なら家族と言う概念を失います。

分かりにくいと思いますが、仕事という物が何なのか?家族という物は何なのか?

そういう事が一切分からなくなるのです。

概念とは?
概念は、命題の要素となる項が表すものであり、言い換えれば、それが言語で表現された場合に名辞となるものが概念である。 事象に対して、抽象化・ 普遍化してとらえた、思考の基礎となる基本的な形態として、脳の機能によってとらえたもの。ウィキペディア

いごっそう612
難しい‥

 

人間は、赤ちゃんの時から色々な概念で構成されてきています。

その概念を多く失うと…

廃人の様になっていくのです。

散歩する侵略者
散歩する侵略者

『寄生獣』の様に殺すわけでは無いですが、ある意味人間として殺されるのです…

いごっそう612
これって…めっちゃ怖くないッスか?

 

逆に宇宙人は、人間から概念を奪うわけですから、物の理解と共に人間らしさも出てきます。

この部分がラストの展開にも影響してくるわけです。

この概念を奪うという設定はとっても興味深く面白かったですね。

愛は地球を救う※ネタバレ

散歩する侵略者
散歩する侵略者

 

ちょっと不満なのが、終盤にかけてB級っぽくなっていくところです。

いごっそう612
めちゃガッカリ…

 

ここまで来た熱が一気に冷めてしまいました…

な~んでこういう風にしちゃったんだろう?

散歩する侵略者
散歩する侵略者

軍と戦う宇宙人、日本空軍と戦う長谷川博己…

シリアスに描いて欲しかったですけど、どこかコミカルに描かれています。

だからこそ、ラストの…

愛は地球を救う
散歩する侵略者
散歩する侵略者

と言う様なラストがイマイチに感じてしまう…

惜しい…惜しいんです。

ちょっとしたボタンのかけ違いがこの映画の質をグッと落とした感じ…

何故に終盤‥B級チックな描き方をしちゃったのかなあ…

 

侵略してきた宇宙人が、人間の愛を知って侵略を止め‥人間として生きる‥

この終わりはけっこう好きなんですけどね~。

いごっそう612
一歩間違えたら名作だったわ!

 

原作本の方が面白いかも?

この映画の評価、おすすめ度は?

ちょっと惜しかったです。

この映画よりは‥この映画のスピンオフの方が面白そう!

スピンオフ『予兆 散歩する侵略者』

東出昌大が出てますからね~。この人感情のない演技が上手い!

寄生獣の時の演技は最高でした。

いごっそう612

この映画のオススメ度

(3.5)です!

まあまあ、面白かったですね。

今度スピンオフの方も観てみよう!!

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