
今回ご紹介するのは、映画ブロガー仲間ネジロク先輩にご紹介を受けた作品で、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督が2014年に発表した長編第2作で、信仰というデリケートな題材を取り上げて描いた社会派アニメーション映画です。
いやいや、マジでこれ嫌~な気持ちになる映画ですね…さすが韓国‥
という事で!
本日は、2013年のアニメ映画「我は神なり」をネタバレと感想を含めて紹介していきます。
作品情報
原題:THE FAKE
洋画:アニメ
制作国:韓国
製作年:2013年
日本公開:2017年10月21日
レンタル開始:2018年1月24日
上映時間:101分
あらすじ
ダムの建設が決定し、水の底に沈む予定の小さな田舎の村に、乱暴者で村人たちに煙たがられているキム・ミンチョルが久々に戻ってくる。彼の妻をはじめ隣近所の人たちはこぞって新たに村に建てられた教会に通い、若きカリスマ牧師ソン・チョルを崇め立てていた。ある日、ミンチョルは警察で指名手配犯のポスターに、教会の長老といわれるチェ・ギョンソクが写っているのを目にし……。
予告動画
感想とネタバレ
ヨン・サンホ監督と言えば、だれもが思い出すのはゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」では無いでしょうか?
しかし、ヨン・サンホ‥元はアニメーション監督なのです。
アニメーション監督なのに「新感染 ファイナル・エクスプレス」以後実写映画化に挑んでおり、この間紹介した『サイコキネシス 念力』とかも作っています。
彼のアニメ作品には、「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日譚を描いた『ソウル・ステーション/パンデミック』などがあります。
日本アニメの代表作『AKIRA』の様な絵風!
なかなか面白かったです!
そして、それ以前に作られた作品が今回ご紹介する「我は神なり」なのです。
一部ではかなり評価されている作品です。
暗い気分になる映画※ネタバレ
とにかく暗い気分になる映画です!
始めから最後までめっちゃ暗い!
何一つ救いがない映画でした…
邦題は『我は神なり』、原題は『The Fake』どちらかと言えば原題の方がしっくりくる内容でしたね。
邦題で想像できると思いますが、宗教が関係した映画です。
ただ原題の『The Fake』が示すように、それは偽物です。
この映画は、宗教を利用した詐欺と、それを証明しようと奮闘する男の話です。
と思わせるストーリーですね。
アリがちと言えばアリがちかも知れないんですけど、韓国描写はエグイです。
宗教と対立する男を、この上なくゲス野郎に描いたのは流石ですね。
そんな主人公から登場人物全て、好意的に観れる人物はいません。
ハッキリ言ってしまえば、出てくる全員が嫌いです。
ただ、メッセージ性は凄いですね。
この映画には様々なメッセージが込められています。
自分が不幸だったら、何かにすがりたかったら‥宗教にハマってしまうのでしょうか?
ラストシーンのミンチョルの姿は‥悲しかったですね。
ちょっと考えらされる映画でしたね。
どんでん返し映画
そしてこの映画は、どんでん返し映画でもあります。
衝撃のラストには度肝を抜かれました!
と驚かされましたね!
最初から最後まで…完全な闇の世界
闇の連続で気分は超憂鬱ですよ💧
救いなど何一つない…
めっちゃ暗い気分になる宗教映画でした。
この映画の評価、おすすめ度は?
めっちゃ暗い気分になるけど、満足度が高い作品だと思います。
実写化して欲しいですね。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.0)
Yahoo!JAPAN映画(3.5)
Filmarks(3.6)
2018年5月06日時点
海外の評価はこんな感じ
海外参考Rotten Tomatoes
観客(3.0)
(Rotten Tomatoesでは批評家10段階評価なので5段階評価に修正しています)
海外参考IMDb
(3.45)
(IMDbでは10段階評価なので5段階評価に修正しています)
微妙な評価ですね💧
元ボクサーの一念発起の評価!
この映画のオススメ度は
(3.7)です!
観る人を選ぶ作品かも知れないけど‥良い映画だと思います。
色々と考えらされました。
ちょっと日本のアニメAKIRAを思い出させる作風!
韓国アニメも侮れないと思った映画でしたね。