
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
大気汚染により崩壊間近の地球‥人類の大半が木星の衛星イオ軌道上のコロニーへと逃げ出して行く中、地球はまた住めるようになると信じ、1人地球に残る少女の運命は…?
本日ご紹介するのは、そんな実際にありえそうな近未来を描いたSF映画
「ユピテルとイオ」です。
あらすじ
数少ない生存者である若き女性科学者のサムは、滅びゆく地球を見捨てず、人類の存続方法を見出そうと奮闘する。しかし、マイカとの出会いにより決意は揺らぐ。遠く離れた宇宙のコロニーへ出発するシャトルは最終便。マイカと共に旅立ち、コロニーの住人となって新しい人生を歩むか、このまま残って地球を救うために戦うか、サムは決断を迫られる。
2019年1月18日に配信となったNetflixオリジナル作品「ユピテルとイオ」!
大気汚染により住めなくなっていく地球の姿を描いた作品という事で、テンションめっちゃ上がります。
監督はジョナサン・ヘルパート。
出演はマーガレット・クアリー,アンソニー・マッキー,ダニー・ヒューストンです。
こういうSF映画って、予算もふんだんに使われていると思われるんですが、何とこの映画のキャストは‥
と思われるでしょうが、低予算ならではの手法で近未来の地球をリアルに描いており、なかなか興味深い作品となっております。
この映画に5段階で点数を付けると
(3.2)です。
ユピテルとイオ:感想とネタバレ
この映画で描かれている事は…いつか来る未来です。
大気汚染が進み地球に住むことができなくなる…地球も生きているじゃないっスか!
自分が生き抜くために、自分の体の中に住む汚染の原因となる物を取り除くには自然な事…
地球にとってのそれは"人間"なのです。
って事で人類の大半は、木星の衛星イオ軌道上のコロニーに脱出しています。
ちなみに、木星の衛星イオは実在する惑星です。
参考fa-arrow-circle-rightイオ (衛星) - Wikipedia
そんな地球から退去命令が出て続々と逃げ出したというのに、地球にまだ住めるようになると考え色々な実験を行っている少女サム(マーガレット・クアリー)、その考えの創始者である父親ヘンリー・ウォルデン博士(ダニー・ヒューストン)はすでに死んでしまっているのに…一人残ったサムは地球を救う事ができる!また人間が住めるようにできる!と信じて活動しているのです。
サムの恋人イーロンは既にイオに避難していて、サムにメールでイオに来るように説得しています。
しかし、脱出船のある場所までは酸素が足りず行けません。
地球を出る最後の脱出船が飛び立つ日が迫る中、サムの元に気球にのった一人の男が現れます…
その男はマイカ(アンソニー・マッキー)と名乗り、ヘンリー・ウォルデン博士に会いに来たのです。
すでにヘンリー・ウォルデン博士が死んだことをしったマイカは、崩壊間近の地球を去るように…気球に乗り最後の脱出船へ一緒に行こうとサムを誘います。
地球に住むか?地球を去るか?…サムの決断は…
分かりやすいようで、難しい映画でした。
サムとマイカの物語の他にも‥サムの恋人イーロンから、メールで木星の衛星イオに来るように説得があったり、イオから新世界へ探査船を派遣することになりそれにイーロンが乗りこみ、サムがショックを受けたり…
そんなこんながあった後に、最後にサムが取った決断など‥何となく理解できる様で理解できないような‥難しい映画なのです。
題名となっている「ユピテルとイオ」というのは、ルネサンス期のイタリアの画家コレッジョの作品の様です。
現代はIO(イオ)なので、なぜこの邦題になったのか、謎ですが…映画に意味としては
コレッジョの最高傑作と名高い神話画連作≪ユピテルの愛の物語≫の中のひとつ『イオ』にヒントがあるかも知れません。
参考fa-arrow-circle-rightコレッジョ-イオ(ユピテルの愛の物語)-(画像・壁紙)
絵画とか詳しい人なら、この映画みて色々理解できる部分があるんじゃないですかね?
是非!教えてください!
SF映画ではあるのですが、低予算なのでイマイチ迫力は無いです。
ただ、現実的な部分とサムの心理描写が上手いかなあ~と、他にも映る景色などはとっても綺麗で、霧に覆われた街を山の上から観る映像などは、めっちゃ綺麗でしたね。
淡々としてて、面白みは無いのですが…こういう系が好きな人にはハマりそうな映画です。
ユピテルとイオ:作品情報
原題 | IO |
洋画 | SF |
製作年 | 2017年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
Netflix配信 | 2019年1月18日 |
上映時間 | 96分 |
監督 | ジョナサン・ヘルパート |
脚本 | クレイ・ジーター チャールズ・スパノ ウィル・バサンタ |
キャスト | マーガレット・クアリーアンソニー・マッキーダニー・ヒューストン |