
時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原泰久/集英社)。
2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在までに単行本は54巻まで刊行され、累計発行部数3800万部超(2019年1月現在)を記録してる大ヒット漫画!
その漫画を基にした映画『キングダム』がついに公開開始となりました。
脚本に原作者・原泰久も参加し、監督に「アイアムアヒーロー」「いぬやしき」「図書館戦争」などのヒットメイカー佐藤信介を加え、キャストに山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤、大沢たかお等の豪華俳優が出演!
早速観てきたのですが、なかなか面白い!原作ファンも納得の出来栄えとなっています。
この映画に5段階評価で点数を付けると
(3.8)です。
中国で撮影、莫大な製作費で作る映画
まず驚いたのが、日本映画にはなかなか無い金のかかり方です。
一番それを感じたのは、成蟜 (せいきょう)が8万の軍隊の前に立つシーン、VFXを使った8万の軍隊は圧巻です。
その製作費ですが、佐藤監督は「日本映画としては最大規模の予算」と言っています。製作費は10億円超と噂されており、外国映画に比べれば少ないと思われる方もいるでしょうが、日本映画では異例!その莫大な製作費で作られた映画のクオリティはなかなか高いものがあります。
前述に書いたような8万の軍隊や、中国春秋戦国時代の王宮を再現した広大なオープンセットでのクライマックスの撮影や、荒野での馬群など、日本映画ではなかなか観れない光景です。
撮影は、中国春秋戦国時代がモチーフとなっているだけあって、2018年4月に中国の中国浙江省・象山影視城で20日間に及ぶ中国ロケを敢行。中国のみならず、日本国内でも全国各地(静岡・千葉・熊本・宮崎・栃木など)でロケを行い、リアリティある映像シーンを作り出しております。
興行収入50億円突破!続編「キングダム2」決定間違いなし!
映画「キングダム」の5月30日までの興行成績が発表され、観客動員数は370万人、興行収入50億円を突破する大ヒットとなっています。
日本での大ヒット映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年12月9日(土)公開/興収32.1億円)をはるかに上回るヒットに、東宝は初日興行概況で興行収入40億円を狙える。と言ってましたが、40億どころか、50億円突破です。
公開初日に観に行っていましたが、かなりの人数が観に来ていました!40億円は間違いなく超えそうと思ってましたが‥50億とは‥、この作品は中国を舞台に描かれているだけあって中国での公開、ヒットも狙えそうです。
興行収入50億円以上となればとなれば‥間違いなく続編あるでしょう。原作となったコミック「キングダム」は現在54巻まで発売されており、まだまだ終わる気配は無いです。
映画で描かれるのは、コミックの序盤の5巻までのシーン…となれば続編も容易に作れることでしょう!
キャスト陣も続編に意欲的な様で、撮影前に『映画を観てもらってお客さんが観たいと思ってくれるようなら作ります』と聞いたと大沢たかおが語るなど、興行収入次第で、続編の可能性はかなり高いです。
参考fa-arrow-circle-right「キングダム」キャスト陣が続編に意欲、佐藤信介監督「蛇甘平原をやりたい」
42日間で50億突破ですからね~。金の生る木を東宝が逃すわけが無い…。
既に4作目までの製作が決まっているとの噂もあります。期待しましょう!
「キングダム」は、秦の始皇帝の物語
そうそう、「キングダム」は中国春秋戦国時代を描いた作品ですが、春秋戦国時代ってなんだよ?って人も多いかと思います。
参考fa-arrow-circle-right春秋戦国時代
春秋戦国時代と言えば分かりにくいのですが、簡単にいうと「キングダム」は、秦の始皇帝の幼少期からを描いた作品です。
秦の始皇帝と言えば聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか?万里の長城とか色々と名前が上がりますよね。
紀元前221年に史上初の中国統一を成し遂げた偉大なる人物…その始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描かれている中国時代劇が「キングダム」なのです。
秦の始皇帝と物語と聞いたら、観たくなった人もいるんじゃないですか?
なかなか良い作品でオススメですよ~続編もあるかも知れないしね。
歴史エンターテインメント映画『キングダム』は、4月19日(金)に全国公開されてます。ぜひ映画館へ足を運んでみて下さい!