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汚職刑事のチョ・ピロ(イ・ソンギュン)が、監察に目を付けられ‥何とかしようとしたところ、大企業テソンのとんでもない陰謀に巻き込まれ、窮地に追いやられる…。チョ・ピロの怒りの逆襲がテソンに牙をむく!
本日ご紹介するのは、そんな物語を描いた韓国映画
「チョ・ピロ 怒りの逆襲」です。
「チョ・ピロ 怒りの逆襲」は、2019年5月3日よりNetflixオリジナル作品として配信された映画です。
監督はイ・ジョンボム、キャストはイ・ソンギュン、チョン・ソニ、パク・ヘジュンなどの韓国人俳優。
127分というけっこう長尺な映画でもあります。
「チョ・ピロ 怒りの逆襲」はこんな映画
汚職刑事チョ・ピロ(イ・ソンギュン)を主人公に描く韓国社会って感じの映画です。
前半はダラダラと汚職刑事を軸にドラマが描かれ、中盤に仲間の死の真相と自分の金のありかを探って行くうちに‥とんでもない大企業の秘密を探り当ててしまい命の危機に、後半はその企業との対決という感じで描かれています。

ストーリーは理解できますが、とにかく無駄に長く伸ばした感じがします。その設定いる?その少女必要あったの?とか色々無駄に詰め込んだ印象がしてしまう映画…。
あの「セウォル号沈没事故」にインスパイアされた問題作なのですから、もっと心に響くような作品になったはずなんですけどね~。もっとグイグイ描いて問題作としての印象残して欲しかったです。
そんな感じで、惜しいと思ってしまう映画なのですが、俳優陣はけっこう魅力的でした。主人公チョ・ピロを演じたイ・ソンギュン!なかなかいい味を出していました。
根っからの悪党でも、正義の人でも無く、言わばB級の悪徳刑事という感じで共感を持てます。その普通の悪徳刑事が最後に逆襲にでる様は見ものでしたね。イ・ソンギュンはハマり役ですね。
そして、もうひとり注目したいのがミナ役のチョン・ソニです。
韓国映画界の新鋭で注目株です。この映画でも印象を残す演技をしています。

パク・ヘジュンの怖さも印象に残りましたが、この二人の演技は特に良かったですね。
ストーリーをもっと短くまとめて、二人の絡みを上手くしていたらかなりの良い映画になった様な気がします。
しかし、韓国はこういう映画が多いですよね。韓国社会の問題なのか?結局のところ…こういう映画が多くあるという事は、韓国の上流階級はクソだという事…
韓国の大企業の社長やお偉い方は、こういうイメージを国民に持たれているんでしょうね。
「セウォル号沈没事故」をベースに腐った韓国社会を描いたこの作品は、韓国社会の問題‥闇を垣間見れる映画でもあります。

(3.5)です。