
2002年に実際に起こった事件
出会い系サイトで知り合った男をだまして大金を貢がせ、強盗殺人まで犯させた
「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」
その恐ろしい実話を映画化した作品があります。
「愛の病」
「愛の病」は
2002年の「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」をベースに描いた官能サスペンス映画です。
出会い系サイトで知り合った男を巧みに操り、大金を貢がせ…自分の恋愛の邪魔になる人物を殺させてしまうシングルマザーの愛の病を描いています。
監督は吉田浩太
主演であるエミコを演じるのは
non-noモデルで瀬戸康史の妹である
瀬戸さおり
エミコに貢ぐ工員の真之助役に
岡山天音
他
八木将康
山田真歩
佐々木心音
藤田朋子
等が出演。
はじめは、イマイチだなあ…演技下手だなあ…と思いながらダラダラ観ていましたが、徐々にそのブラックな世界観にハマってきます。
なんでしょうね~鬱映画…って言えばいいのかな?
明るくなる要素などまったくなく、観てて辛くなります。
実際にあった事件をベースにしているという事で、調べてみましたが…
ゲッ!実際の事件の方が酷い、怖い・・。
映画はこれでも、マシな感じに作っているんだなあ…。
実話・実際にあった「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」
実際にあった「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」は映画より、酷い、怖い話…。
ちょっと調べてみました。
ほぼ映画で描かれているんですけど、若干違う部分があります。
主要人物は同じですね。
主犯の女、女に操られる男、女が恋する男、その男の姉…。
映画を観てウケたのは、犯人の女が化けるヤクザに名前が
「小鉄」
映画で観たときはこの名前は無いだろうと思いましたが、これは実話なのです。
まさかマジとは💦
そして、その「小鉄」に対して
女が恋する男の姉が気に入り会いたいと言い出すのです。
姉は心臓が弱く弟である男性に面倒を見てもらっていました。
主犯の女は、男性と結婚すれば、病弱な姉の面倒も見なければならないことに嫌気がさすようになっていました。
そこで、殺すことにしたのです。
主犯の女は、小鉄役を女に操られる男に演ずるように指示し、さらに姉を殺して死体を始末し金銭を強奪するように指示しました。
演じたら結婚する、と甘い言葉を述べて操ったのです。
主犯の女は姉に対し、小鉄に扮した男性を出会わせました。
そして主犯の女は恋人の男性と、小鉄に扮した男性は姉と別々にドライブしました。
小鉄に扮した男性はドライブの途中で姉の首を絞めて殺害。
さらにその遺体を高野山中でガソリンで浸し、半日をかけて焼くのです。
奪った金額は3万5000円しかなく、そのうち女はガソリン代5000円を抜いた3万円を男性に渡しました。
焼いた遺体は和歌山市内に持ち帰り、市内の橋から川に遺棄したのです。
殺害までしたにも関わらず、わずか3万5000円しか得られなかったことに主犯の女は憤慨し、
「1人殺すも2人殺すも一緒だろ。金を新たに用意しなさい」
と新たな強盗殺人を指示します。
困った男性は以前勤めていた自動車販売店を襲い、社長(当時48歳)をサバイバルナイフで刺した。社長は重傷を負ったが、一命は取り留めた。
社長の証言により、男性は強盗殺人未遂の容疑で逮捕。
共犯として女も同容疑で逮捕されました。
その後、警察の追及で余罪が次々と明らかになり、空き巣や車上狙いなど5件の窃盗罪をはじめ、姉に対する強盗殺人と死体損壊・遺棄から銃刀法違反、建造物侵入、そして女には男性に県外への逃走を勧めていたとされる犯人隠避の容疑でも起訴されている。
裁判において、二人は検察から死刑を求刑されましたが、判決は無期懲役…。
女は上告しましたが、2005年12月12日に最高裁で棄却され、無期懲役が確定しています。
予告編
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