「ボーダー 二つの世界」何とも不気味で異色な北欧ミステリー…ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの作品はやっぱ良い!
ボーダー 二つの世界

「ぼくのエリ 200歳の少女」とか「モールス」
って映画を知ってますか?

めっちゃ良い映画なんです。
映画マニアの間ではけっこう話題になりました。

その映画の原作を書いたのは
スウェーデン人作家
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト

 

そして、本日ご紹介するのは

その、ヨン・アイビデ・リンドクビスが自身の原作をもとに
イラン系デンマーク人のアリ・アッバシ監督と
共に共同で脚本を作り映画化した

北欧ミステリー映画
ボーダー 二つの世界

ボーダー 二つの世界
ボーダー 二つの世界

 

「ボーダー 二つの世界」
(原題:GRANS/BORDER)

人並外れた嗅覚を持ちながらも醜い容貌のせいで孤独を強いられるの女性ティーナが、奇妙な旅行者ボーレと出会ったことにより、自身の出生の秘密を知ってしまうというR18+北欧ミステリー映画です。

第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞し、第54回スウェーデンアカデミー賞で作品賞ほか最多6部門を受賞した作品です。

 

主人公であるティーナを演じるのは
エヴァ・メランデル

ティーナを演じるエヴァ・メランデル
ティーナを演じるエヴァ・メランデル

 

奇妙な旅行者ヴォーレを演じるのは
エーロ・ミロノフ

ヴォーレを演じるエーロ・ミロノフ
ヴォーレを演じるエーロ・ミロノフ

いごっそう612
ビフォーアフターで見たら特殊メイクの凄さが分かりますね。
ちなみに、それぞれ役作りのために20キロずつ増量したそうです。

 


ステーン・ユングレン
ヨルゲン・トーソン
ヴィクトル・オケルブロム

等が出演

 

いごっそう612
スウェーデンお得意の北欧ミステリー節全開!
不気味な雰囲気のこの映画にどっぷりハマりますよ~。

 

トロールと人間の境界線を描いた映画

この先はネタバレあり
となっています。

 

スウェーデンの森の一軒家で暮らす主人公の女ティーレは、人間の感情を察知できる嗅覚の持ち主、税関の検査員としてその人間離れした特殊能力を生かして働いています。

その特殊能力も凄いんですけど
まず驚くのは…
ティーレの顔です。

ボーダー 二つの世界
ボーダー 二つの世界

いごっそう612
なんか人間離れしている…。

 

何だろう…これは何かあるな…。

そんな予感が映画からガンガン伝わってきます。

その容姿のせいで孤独な彼女はちょっと見るからに悲しいです。

 

そんなティーレの税関にが同じ風貌や匂いを持つ旅行者のヴォーレがやってきます。

ボーダー 二つの世界
ボーダー 二つの世界

 

二人は徐々に惹かれあうのですが…。

ボーダー 二つの世界
ボーダー 二つの世界

いごっそう612
何か普通と違う!?

 

何というか…異質!

森を裸で走り回ったり、叫んだり、まるで獣なんです。

 

そして
男と女が惹かれあったらもちろん…アレをするのですが

ボーダー 二つの世界
ボーダー 二つの世界

 

もうこれ、トラウマの様なシーンなんですけど

ティーレとヴォーレの性が逆転というか…。

もうこれは
映画でぜひ観てもらいたいですけど

異常なシーンです。

 

ここらでようやく、この二人は人間ではない。

何かの生物なのだとハッキリわかってきます。

 

なんの生物なのか
調べてみました。

二人はトロールでした。

トロール
トロール

トロール - Wikipedia

いごっそう612
トロールだったとは…

この映画は
トロールと人間の
二つの世界と
その境界線を

描いた映画
でした。

 

トロールと人間の二つの世界を描いた後は…
その境界線です。

 

そして、ヴォーレがガムテープを巻きつけた冷蔵庫には、赤ちゃんが…。

テイヒート
テイヒート

 

テイヒートと呼ばれる、なんとも不気味なブヨブヨの赤ちゃんです。

いごっそう612
マジでちょっとキモイです💦

 

何と、ヴォーレは…。

テイヒートと人間の赤ちゃんを取り替えて、赤ちゃんの方は売りさばくという
ゲス野郎でした。

トロールの未受精卵。未受精卵は長生きできないので
取り替えられた赤ちゃんは、すぐに死んでしまいます。

 

北欧ではトロールが人間の赤ちゃんと、トロールの赤ちゃんをすり返ることがあると逸話があるようです。

 

人間を憎むヴォーレは、人間の子供をすり返るて売っている事をティーナに話します。

トロールは人間に酷い目にあわされ、ヴォーレは人間を憎んでいました。

 

その話を聞いたティーナは‥‥
人間とトロールの境界線を越えどちら側を選ぶのでしょうか?

いごっそう612
何とも不気味で興味深い映画でした。オススメです。

海外の評価

この映画の海外の評価は
どうなっているのでしょう?

海外映画サイトRotten TomatoesIMDbを調べてみました。

 

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには
127件のレビューがあり

批評家支持率は
何と驚異の
97%

平均点は10点満点で
7.9点と高評価
となっています。

Border (Gräns) (2018) - Rotten Tomatoes
Border (Gräns) (2018) - Rotten Tomatoes

 

一般大衆の支持率は
77%
1188の投票があり平均点は5点満点中
3.73点
良い評価になっています。

いごっそう612
批評家にはかなり評価されているんだなあ~。

 

もう一つ海外映画サイト
IMDbでは

Border (2018) - IMDb
Border (2018) - IMDb

 

10点満点中
7点
まあまあ良いの評価と
なっています。

22899人のユーザーの中で
7点を付けたユーザーが一番多いです。

次は8点と6点と
6~8点に集中しています。

表を見てもらえばわかると思うんですけど
6点以上に集中しています。

いごっそう612
けっこういい評判ですね。

予告編

なかなか異質なミステリー映画
まずは、予告編をどうぞ!

いごっそう612
不気味な北欧ミステリー…
トロールの事もふまえて観てみませんか?

 

 

北欧ミステリーは本当に面白い!
他にも沢山あります。

お暇があればぜひ!

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コメント一覧
  1. これ見たいと思ってた作品なんですよ
    「ぼくのエリ 200歳の少女」とか「モールス」は見てます。
    良かったですよね~

    まだ見放題になって無かったんですが、U-NEXTで今月のポイントで
    見てみようかな~
    「レディ・オア・ノット」も気になるし
    ポイント足りるかな~(笑)

    • ダメうさぎさんへ
      コメントありがとうございます。
      U-NEXTポイントバックあるけど、足りませんよね
      これ本当に異色ですけど、良い映画なのでお暇があれば観てください。

  2. ちょうど最近観ました!
    たしかに中盤のあのシーンはなかなかに生理的嫌悪感がありました(笑)
    でも、だからこそ人間ではない異質なモノとしての生態を見たようで、トロールとしての本能の部分と、人間の中で生きてきた価値観の狭間で、彼女なりのボーダー(境界線)があることに、不思議な余韻がありました。
    最後に贈られてきた箱に、ヴォーレにもほんの少しの愛があることを願います。
    それにしても、北欧ものは独特の魅力があって病みつきになりますね(^^)

    • りこぴんさんへ
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り!なかなかいい映画でしたよね~。
      北欧ってなんでこんなにいい映画が多いんだろう?
      今度北欧映画ランキングでもやろうかな?

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