一度は見たい名作たち~SF映画ランキングTOP10~
SF映画って、素敵ですよね。
まだ見ぬ宇宙の彼方。遠い未来や近未来の地球。恐ろしい怪物がいたり、荒廃した地球になっていたり。もしくは、天国のような世界が広がっている場合だってあります。
このどれにしても、SF映画が描き出す世界は私達の心を掴んで離しません。
しかし、一言でSFと表現してはいるものの、その種類は膨大です。何を見れば良いのか分からない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、SF映画マニアがおススメする作品を、ランキング形式でご紹介していきます。
古くても面白い! SF映画10選
新しい映画は、映像技術が発達していて迫力がありますよね。そういった映像を見慣れてしまうと、一昔前の映画に物足りなさを感じることがあるかもしれません。
しかし、昔のSF作品に名作が多いのも事実。
今回ご紹介していくSF映画には、古めの作品が多く含まれています。新しい作品にも見劣りしない魅力を、是非感じてみて下さいね。
TOP10 :月に囚われた男
10位は
2009年公開の映画
「月に囚われた男」です。
監督は、「ミッション:8ミニッツ」の
ダンカン・ジョーンズ。
低予算・短期間で作られた映画でありながら、世界的に高い評価を得ている作品です。
この作品は、予算削減のため登場人物とCGを極限まで減らして作られました。そのため、映像面では超大作に遠く及ばないでしょう。しかし、それを上回るドラマ性が含まれています。
クローンとは? 自分とは何者なのか?
インディーズだと毛嫌いせずに、一度見てみて欲しい作品です。
TOP9:ゼロ・グラビティ
9位は
2013年公開の「ゼロ・グラビティ」です。
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーを主役に据え、宇宙からの脱出劇を見事に再現しています。
宇宙に一人というシチュエーションは、比較的「月に囚われた男」と似ています。しかし、こちらの方はより濃密な、緊迫した孤独感。そして絶望感。見ているだけで息を止めてしまうような、張り詰めた空気が漂っています。
上映時間は91分と比較的短いのですが、これ位の時間が限度なほどの絶望感を持つ作品です。その分、地球に辿り着いたシーンの解放感がたまりません。
TOP8:エイリアン
8位は
リドリー・スコット監督による、言わずと知れたSFホラーの名作「エイリアン」です。
おそらく、ほとんどの人が聞いたことがあるでしょう。1979年に公開された後、数多くの続編が作られました。
本作の特徴は、後に続くシリーズ作品に比べ、より静かな怖さがあると言うこと。エイリアンは陰に潜み、一人ずつ乗組員を殺していきます。ハッキリと敵が見えないのがまた、恐ろしいのです。
パニック的な恐怖ではなく、ストーカーから逃げ隠れするような恐怖感です。
TOP7:ターミネーター2
7位は
1991年公開のリドリー・スコット監督
「ターミネーター2」です。
題名を聞いただけで、有名なテーマ曲が頭に流れてくる人も多いでしょう。
ターミネーター2はSF映画として面白いのは勿論、アクション映画としても楽しめます。特にカーチェイスシーンは迫力があり、一昔前の映画とは思えない程です。
ランキングに入れたのは2ですが、是非シリーズで楽しみたいですね。
TOP6:ブレードランナー
6位は
1982年公開、リドリー・スコット監督の
「ブレードランナー」です。
デッカード役はハリソン・フォード、ヒロインをショーン・ヤングが演じています。
人造人間を題材にするSF映画は多いものの、この作品は痛いほど、彼らの悲哀を突き付けてきます。考察のしがいもあり、ネタバレ記事を読むだけではなく、自分なりの解釈を見つけていきましょう。
さて、デッカードは人間なのでしょうか?
TOP5:トータル・リコール(1990年版)
5位は
1990年公開、ポール・バーホーベン監督の「トータル・リコール」です。
一時期はテレビのロードショーでよく放送されていたこともあり、トラウマを抱えている人も多いかもしれません。
登場人物の造形が独特なこともあり、受け入れられない人もいるでしょう。しかし、見れば見る程考え込み、深みにはまる作品となっています。
シュワちゃんの変顔も豊富ですので、未見の人は見てみることをお勧めします。
TOP4:ガタカ
4位は
1997年公開、アンドリュー・二コル監督の
「ガタカ」です。
イーサン・ホークやジュード・ロウなどの演技派が、画面を彩っています。
見ていて爽快な映画では無く、作中に漂う雰囲気は重苦しいもの。しかし、描き出される人間の感情、それぞれの関係性などは、実に見ごたえがあります
見終わった後、少し悲しく、しんみりする。そんな感覚を覚えさせてくれる作品です。
TOP3:インターステラ―
3位は
2014年公開、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラ―」です。
宇宙にまつわる最新の研究を作品に反映しており、その上でミステリアスな宇宙空間が、見事に描き出されています。宇宙の恐ろしさ、底知れなさ。そして、なにより面白さ。そういったものを存分に感じることができます。
「宇宙のロマン」を凝縮した映画、ということが言えるでしょう。
TOP2:マトリックス(シリーズ)
2位は
3部で構成された「マトリックスシリーズ」です。
1999年に公開され、当時としては斬新な映像技術を用いています。この作品で、キアヌ・リーブスを知った人も多いのではないでしょうか。
哲学的な内容に、複雑なストーリー構成。さらには派手なアクションなども盛り込まれています。今見ると映像の古さは否めませんが、考えに考えて、何度も見ることのできる作品です。
TOP1:2001年宇宙の旅
1位は
名監督キューブリックの「2001年宇宙の旅」です。
公開は1968年と相当古いものですが、現在でもSF映画の代表格として知られています。また、その難解さから手を出しにくい作品でもあります。
木星への旅は果てしなく遠く、宇宙空間は静かです。静かに、恐ろしさに満ちています。そして、ひっそりとした宇宙船を照らす、人工知能の赤い目。密かな狂気を感じます。
ストーリーは確かに難しく、すぐに理解することはできないでしょう。しかし、ただ見ているだけで、その雰囲気にのまれる作品です。
古いから・難しいからと敬遠せずに、一度鑑賞してみてはいかがでしょうか?
SF映画を見て、まだ見ぬ世界を体験しよう!
一度は見て欲しいSF映画10本をご紹介してきました。いかがだったでしょうか?
SFは昔から、映画のジャンルとして大定番です。名作は勿論、B級やC級なども含めて、数多くの作品が制作されてきました。それこそ、星の数ほどあるかもしれません。
それだけの数があるのですから、次に見る映画を探すときに、何か指標が欲しいですよね。
適当に手にとって見てみるのもアリですが、多少の勇気が必要です。
そこで、SF映画の選択に悩んだときには、この記事を読み返してみてください。
一度は読んでほしい
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