「パラサイト 半地下の家族」2021年イチバン最初に観たのはこの映画!
パラサイト 半地下の家族

なんと!金曜ロードSHOW!」の“35周年記念作品”として
パラサイト 半地下の家族
2021年1月8日に
放送されるというじゃありませんか!?

パラサイト 半地下の家族
パラサイト 半地下の家族

 

第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞し、第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝くなど世界的に話題を集めた作品…。

ネタバレを回避しつつ‥未見でなんとかここまで来た映画…。

遂に観れるのか~。と大喜び!

しかし、ちょっと待って…

いごっそう612
Netflixで1月1日に配信開始になっとる!?

 

しかも、カラー版、モノクロ版とあり、モノクロ版は独占配信となっています。

いやいや、Netflixさんありがとうございます。

お正月、1月1日に「パラサイト 半地下の家族」を配信とは…

もう神ですよ!アナタ!

 

というわけで
2021年一番最初に観た映画は…
「パラサイト 半地下の家族」です。

「パラサイト 半地下の家族」を観た感想

実はここまで数々の映画仲間に観た感想を聞いてきたのだが、その答えは…

賛否両論!

 

全然期待外れだったという意見から、名作だという答えまで‥

いったいこれはどういうことなのか?

 

いごっそう612
面白いのか?面白く無いのか?めっちゃ気になる…

 

もうこれは観るしかない!

そう決めてから数か月…ようやく観ることができました。

 

パラサイト 半地下の家族
パラサイト 半地下の家族

 

主人公であるキム一家は家族全員が失業中。“半地下住宅”で、その日暮らしの貧しい生活を送っています。

そんなある日ひょんなことから、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ、パク家の女子高生ダヘの英語の家庭教師の面接を受けに行くことに…

そこで気に入られたギウは、パク夫人が息子ダソンの絵の家庭教師を探していることから、ギウは妹ギジョンを紹介する。

パク家の運転手に濡れ衣を着せ、追いやったギジョンは親戚に良い運転手がいると言う…こうして父ギテクもパク家に運転手として雇われることになる。

今度はパク家に仕える家政婦のムングァンに罠をかけた一家は、見事家政婦のムングァンを追い出し、母チュンスクがパク家に新しい家政婦として雇われることになるのです。

こうして一家全員が失業中だったキム一家は、富豪であるパク家に寄生することに成功したのです。

 

この寄生だけでも十分面白かった。

ここから、物語はとんでもない方向へと進んで行きます。

 

ダソンの誕生日、パク一家はキャンプに出発する。留守は母チュンスクに任され、パク一家がいない隙にキム家の4人は大豪邸で自分の家のように振る舞い、パク氏の酒を飲み、ご馳走を食べ、贅沢を楽しみます。

パラサイト 半地下の家族
パラサイト 半地下の家族

 

激しい雷雨となった夜、インターホンが鳴ります。

来訪者は解雇された家政婦ムングァンで、地下に忘れ物があるから家に入れてほしいと言ってきた。他の3人は隠れ、チュンスクは仕方なくムングァンを家に入れることに…。

ムングァンは地下に行き隠し扉を開きます。

なんと!地下室にはムングァンの夫のグンセが住んでいたのです。

 

韓国の富裕層は北朝鮮のミサイルや借金取りから逃れるための地下室を作ることがあるといいいますが、家を作った建築家も地下室を作っていたのです。建築家のあとに入居したパク家は地下室の存在を知りませんでした。それをいいことに、ムングァンは夫を借金取りから隠すためにこっそりと地下室に住まわせていたのでした。

 

この映画は終盤まで、コメディチックに作られていて、随所に思わずニヤッ(〃艸〃)と笑ってしまう様な作りで描かれています。

勝手に人の家の地下室に夫を住まわせていたなんて…

完全にホラーの世界でしょう。

しかし、何か笑いながら観えるのがこの映画の凄いところです。

 

そして、その笑いから本当にシリアスなラストラストシーンの対比…。

正直、想像ができてしまうラストシーンなのですが、ここまでコメディスリラーの様な感じで進んできた展開だったので、何というか…怖くは無いのですが…なんというか‥衝撃的に感じてしまうという映画マジック!

パラサイト 半地下の家族
パラサイト 半地下の家族

 

ラストに起こった事件‥

その事件を起こした人々の気持ちが、しっかり描かれてないのですが…
理解できるのです。

こちらは想像して答えを出すという感じなのですが、映画の中に答えが随所に散りばめられていて
自然と答えが分かってしまうのです。

 

そして、映画で描かれる
格差社会の構図!

丘の上の明るく広い邸宅に暮らす上流の家族

対照的な

暗く狭い地下で暮らす下層の家族

 

高いところから低いところへ流れる雨の水…。

高い所に住む上流階級から流れ落ちた雨水が、下層階級の住む地区に流れ落ち、下層階級の人々だけが被害を受ける。

下層階級が苦しんでいるその時に、上流階級はパーティーに興じるなど

格差社会の構図がしっかりと描かれています。

いごっそう612
平和ボケした日本人にはこの格差社会がピンと来ないのかも知れない…。

 

ポン・ジュノ監督は

「スノーピアサー」では、近未来の氷河期に入った地球を舞台に、走り続ける列車のなかで繰り広げられる苛烈な「階級闘争」を描き、Netflixオリジナル映画の「オクジャ/okja」(2017年)でも、世界の食物を支配しようとする多国籍企業と韓国の山村で育った巨大な動物オクジャを対峙させ、風刺の効いた不思議な物語世界をつくり出している。

しかし、今作ほど自然と格差社会を描いた作品は無かったのではないだろうか?

 

素晴らしい作品、名作?と聞かれたら

格差社会がイマイチ‥ピンとこない日本人には微妙な作品かも知れない…。

 

しかし、上手い!

ポン・ジュノ監督の描きたいテーマ、脚本、演出、全てが絶妙にマッチしている。

走攻守がまとまった作品だと言えます。

格差社会がピンとこなくても、それだけは確かです。

 

面白かった?面白く無かった?

と聞かれたら、僕は面白かったと思います。

期待しすぎたら、ガッカリするかもしれませんが‥

いごっそう612
観て損は無い作品だと思います。

海外の評価

この映画の海外の評価は
どうなっているのでしょう?

海外映画サイトIMDbを調べてみました。

海外映画サイト
IMDbでは

Parasite (2019) - IMDb
Parasite (2019) - IMDb

10点満点中
8.6点
高評価と
なっています。

531246人のユーザーの中で
9点
を付けたユーザーが171006人で
32.2%
一番多いです。

次は8点10点と続き
8~10点に
集中しているという
高評価な結果になっています。

6点以下がほとんどいないことから
この映画は観るべき映画だと言えます。

いごっそう612
想像以上の高評価で驚きました。

予告編

まずは予告編をどうぞ!

いごっそう612
「パラサイト 半地下の家族」は2021年1月8日に金曜ロードショーで放送、Netflixではモノクロ版が独占配信されています。

 

 

ポン・ジュノ監督が関係する作品は
話題作が多いです。

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