もし
殺人現場を目撃してしまったら…
そして
犯人に目撃者という事が
バレてしまったら‥
うわ~怖いっすよね💦
僕なら速攻警察に駆け込むけど
韓国社会はそれも難しい様です。
というわけで、本日ご紹介するのは
「目撃者」
「目撃者」
原題:목격자
英題:The Witnessは
2018年の韓国映画
殺人を目撃してしまった主人公が、警察に連絡するタイミングを逃してしまい右往左往しているうちに、目撃者という事に気づいた犯人に、家族を狙うというプレッシャーをかけられ追いつめらていく主人公の姿を描いたスリラー・サスペンスです。
「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品でもあります。
監督は
チョ・ギュジャン
脚本は
イ・ヨンジュン
主人公ハン・サンフン役に
イ・ソンミン
殺人鬼ソン・テホ役に
クァク・シヤン
刑事チャン・ジェヨプ役に
キム・サンホ
スジン役に
チン・ギョン
パク・サンテ役に
シン・スンファン
等が出演しています。
韓国社会を痛烈に批判したラストシーン
夜中に酔っぱらって帰ってきた主人公のサンフン(イ・ソンミン)は、女性の叫び声を耳にします。
窓から外を見た彼は、女性が男性にトンカチで殴り殺される瞬間を目撃するのです。
慌てて警察に連絡しようとしますが、携帯を落としてしまいます。
さらに悪いことに、目が覚めた妻が電気をつけてしまい
部屋の明かりに犯人が気が付きます。
犯人が来るのではと思ったサンフンは、電気を消し家のドアの前にバットを持って座ります。
サンフンはそのまま寝てしまいました。
トンカチで殴られた女性は瀕死でありましたが生きていました。
しかし、犯人は再び舞い戻り女性にとどめを刺します。
翌朝から警察が捜査を開始するが、目撃者は誰も名乗り出ません。
TVで、女性は殴られてから2時間生きていた事が告げられ、サンフンは警察をすぐに呼ばなかった事を後悔します。
サンフンは目撃者でありながら、警察に事実を話せなくなってくるのです。
普通なら、事件を目撃したら警察にすぐに連絡します。
しかし、サンフンは携帯を落としてしまい、さらに電気が付いたことで、犯人が来るのでは?
と恐怖し、警察に連絡をすることを後回しにしてしまいます。
この時、サンフンは女性はすでに死んでいると思っていました。
しかし、女性は生きていたのです。
こうなると別問題、サンフンが連絡していれば女性は死ななかったのです。
この事実は、間違いなく世間から叩かれるでしょう。
炎上です。
サンフンは、これにより警察に自分が目撃者だと話すことができなくなってしまうのです。
いや、これ
なかなか面白いじゃん!
とめっちゃテンション上がりましたが
ここからこの映画は…
ツッコミどころ満載の映画になってしまうのです。
だってですよ!
犯人が狙ってきているのに警察に全然連絡しないんです。
警察の真後ろにいるのに、一切しゃべろうとしないんです。
いやいやいや、しゃべらなかったら殺さない…。
そういうやり取りがあったわけでも何でも無いのに、あそこまでしゃべらないのは不思議でした。
そんなこんなで、段々と序盤の面白さが無くなってきます。
最後は、何故か土砂崩れみたいになったりと、ツッコミどころ満載です。
でも、ラストがけっこういいです。
主人公が夜のマンション前で、助けてください!と叫ぶのですが、誰も出てきません…。
人の死より、マンションの価格が下がることばかり気にしているオバサンとか出てきたりと…。
自己中心的で、他者を気にかけない
シーンとしたマンション前で立ち尽くす主人公…。
この韓国社会を痛烈に批判したラストシーンが良かったです。
海外の評価
この韓国映画の海外の評価は
どうなっているのでしょう?
海外映画サイトIMDbを調べてみました。
海外映画サイト
IMDbは
10点満点中
6.5点と
微妙な評価になっています。
1412人のユーザーの中で
7点
を付けたユーザーが438人で
全体の31.0%と
一番多いです。
次は6点の345人の
24.4%
3番目は8点で210人の
14.9%
6~8点に集中している
結果となっています。
予告編
気になる方は
予告編を観てみてはどうでしょう?
韓国社会を痛烈に批判した映画は
『パラサイト 半地下の家族』
がオススメです。