特捜部Qシリーズ第5弾
「特捜部q 知りすぎたマルコ」
特捜部Qシリーズとは、デンマークの作家J・エーズラ・オールスンが生み出し、売り上げ部数が1600万部を超す北欧ミステリーの世界的ベストセラー小説の事です。
その小説を原作に、現在5作の映画シリーズが作られています。
- 特捜部Q 檻の中の女 (2013年)
- 特捜部Q キジ殺し (2014年)
- 特捜部Q -Pからのメッセージ- (2016年)
- 特捜部Q カルテ番号64 (2018年)
- 特捜部Q 知りすぎたマルコ (2021年)
このシリーズがめちゃ面白い!ミステリー好きにはハマります。
このシリーズの続編をめっちゃ楽しみにしていた私ですが、この第5弾で驚くことになったのです。
5作目からキャスト変更でガッカリ‥理由は?
特捜部Qは、ニコライ・リー・コス演じる元殺人課の刑事カールと、新設された<特捜部Q>での相棒となるアサド(ファレス・ファレス)が事件を解決していくシリーズですが、この二人のキャストが非常に良いです。
何かオーラがある二人で完全にハマリ役!
特にニコライ・リー・コスの雰囲気が完璧でこのシリーズには欠かせない存在でありました。
しかし第5弾を観ていると‥。
あれ‥?なんか違う‥。
何と‥カールが全然別物になってしまっていたのです。
カールが偏屈そうな初老に!?
嘘だろ‥嘘だと言ってくれ‥。
観る意欲が一気に失せてしまいました。
カール役は
ニコライ・リー・コス➡ウルリッヒ・トムセンに
アサド役は
ファレス・ファレス➡ザキ・ユーゼフ
に変更となっていました。
何か安っぽくなった気がするのは僕だけでしょうか?
調べてみると
どうやら製作会社が変わり、キャスト・スタッフを一新してしまったそうです。
しかも!
リブート(シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すこと)するとのこと‥。
カールの手の震え、現在は禁煙中らしいこと、不味そうなコーヒーなどの設定は継続で、同じ人物を演じていることに変わりはないのですが、カールはやっぱ‥ニコライ・リー・コスが良かったなあ‥。
多分‥キャスト変わったので今後は観ない人多いんじゃないだろうか?
「特捜部Q 知りすぎたマルコ」
新キャストで作られた特捜部qの
海外での評価はどうなっているのでしょう?
ミステリー映画
「特捜部Q 知りすぎたマルコ」の
海外の評価を
海外映画サイトIMDbで
調べてみました!
海外映画サイト
IMDbでは
2332人の投票があり
平均点が
10点満点で
5.3点という
低い評価に
なっています。
やっぱりなあ‥。
ユーザーの投票で
一番多いのは
6点です。
投票数519人で
全体の22.3%
を占めています。
次に多いのは
5点
502人で
21.5%
3番目に多いのが
4点
294人で
全体の12.6%
6~5点に評価が集中していることから普通~イマイチという評価のようです。
海外のレビューも紹介します。
ニコライ・リー・カースがモルク警部に、ファレス・ファレスがアサドに扮した最初の作品を観ました。
ウルリッヒ・トムセンが演じるモルクは、無礼で共感性がなく、誰の足を踏もうとも事件解決に執念を燃やすというものです。しかし、彼の周りの他のクルーが多かれ少なかれ同じような行動をとると、単に退屈で面白くなくなる。前作ではアサドがもっと深く関わっていて、個性的なキャラクターだったのに、彼は背景の弱い声とつまらない相棒に成り下がっている。
ローザもまた、前作では強くて自立した女性だったのが、面白みのない、忘れられる脇役に格下げされている。
筋書きは明白で、見ている間は居眠りしないように必死でなければならない。
前作を観ていない人は、前作を観て、この作品には目をつぶりましょう。
やっぱりこういう意見が出てきましたね。
とても残念です。
最初の部分は、基本的に(あまりにも)クローズアップと手ぶれカメラでした。
そこから先は、あまりにも予測可能で(1マイル先から予想できるような大きな展開)、あまりにもあり得ない(次の予測可能なシーンに行くために必要なことに応じて、適切な場所にいる人、間違った場所にいる人、間違った時間にいる人)、そしてただ滑稽(ある時点で実際に不条理さに笑うしかなかった)でした。
もし私が1年以上ぶりに映画館に来ていて、しかも友人と一緒でなかったら、おそらく外に出てしまっていただろう。
この最新作のプレミア上映を前に、私は間違えてこのシリーズの旧作を再見してしまったのだが、旧作がいかに優れているか、そしてこの新作がいかに退屈で残念なものであるかを確認した。
このシリーズを愛してやまない旧キャストで作るか、あるいは全く作らないか......いや、せめて他の作品とは関係なく、個別の映画として作るべきだった。
この映画の2/3に友人が「これは何なんだ、ストーリーやプロットはあるのか」と聞いてきたのを覚えているが、私はこれ以上ないほど同意した。
長くて遅いテンポの「物語」は、筋書きの穴があり、そして観客に多くの欲求を残したまま、いきなり急展開のエンディングを迎える。
私は期待値を下げるのが得意なのですが、この作品は全く期待通りではありませんでした。
マルコ・エフェクテンは、このシリーズの他の映画と比べると、とても退屈でつまらない。俳優を変えたことで、彼らはひどい選択をした。アサドとカールはこの映画では相性が悪く、彼らのパートナーシップはまったく機能していない。カールがどんなキャラクターなのか、みんな知っている。彼はちょっと変わっていて、変人で、コミュニケーションが苦手なんですが、ニコライ・リー・カースはそれ
をうまく演じていました。ウルリッヒ・トムソン版のカールは、まるで「特捜部Q」シリーズの他の作品とは全く関係のない映画を見ているような感じです。彼のありようを見ていると、ほとんど不快になる。彼は不愉快で、プロフェッショナルではない刑事です。あまりのひどさとつまらなさに、ほとんど映画を見ることができませんでした。
キャスト変更批判がやはりされてますね。
コメディやドラマしか書いたことのない2人の作家に脚本を任せたのは、非常にまずかったと思う。前4作が持っていた神秘的な緊張感に欠けている。また、監督が初のスリラー作品を作っていたことも、この作品には役立たなかった。また、監督は前作からドラマの決まり文句を持ち込んでしまった。
残念なことに、これまで強力だった脇役をないがしろにして、非常に弱い役を与え、アサドとローズのキャラクターが完全に焦点から外れてしまったのは、脚本家の責任である。しかも、新しい俳優たちは、自分たちでキャラクターを型にはめてしまおうとし、過去4作から何も取り入れていないのです。まるで、それぞれのキャラクターは別人なのに、みんな同じ名前で通っているような感じです。
捜査の焦点も違っていて、ハリウッド映画のように最終的な解決策が突然膝の上に落ちてくる。
残念ながら、今回はショボイです。
確かに‥このレビューにも共感できますね。
残念ながら‥「特捜部Q 知りすぎたマルコ」は海外でも評価が低い映画のようです。