
実話を基にしたスウェーデン映画が
Netflixで配信開始
「一日半」

「一日半」原題:En dag och en halv、英題:A Day and a Halfは2023年のスウェーデンのスリラー映画
実話にインスパイアを受けた作品で、別居中の妻が働く病院に銃を持って押し入った男が妻を人質に取って娘との再会を果たそうと一日半を描いた作品となっています。
Netflixより2023年9月1日配信開始
あらすじ&ネタバレ
それなりに面白かった作品、別居中の妻が働く病院に来た男が受付で雑に扱われます。
なんだこの受付は…っていうほど雑な扱い‥これはキレる!
案の定キレた男は銃を取り出し、妻を呼べと怒鳴ります。そこで腰を抜かした受付‥すごいビビりよう‥。
いや‥こんな感じになるんならもっと対応をよくしろよ💦
まあ、男も離婚調整中みたいなんですよね。しかもタイ人と浮気をした過去があるらしい…。
しかし、妻も妻で昔、精神を病んでおり、子供を虐待していた様子。
父親はけっこう子供の面倒をみていたみたい、ただしあまり働かない。
問題のある両者が結婚し子供を作ってすぐに離婚って話になったみたい、男は妻を人質に交渉人と車に乗り、娘に会いにいくことにする。
車の中では夫婦喧嘩、ほぼ車の中のシーンばっかり、妻の実家に着き娘に会えたのもつかのま‥。
妻の良心はまさかの毒親…。
ブチ切れやすい昭和男子の父親に、婆なのに美意識満載の母親…。これはキツイ‥。
娘を受け取り、車でまた走る。船で夫の故郷に行く逃げるよう段取りをする。
ようやく着いたら、元妻と仲直りで逮捕されて終わり‥っていう映画でした。
「特捜部Q」の
ファレス・ファレスの
監督デビュー作品
キャスト
アレクセイ・メンヴェロフ
アルマ・ポウスティ
ファレス・ファレス
スティーナ・エクブラ
ベンクトゥ・カールソン
ジョニ・タディ
アンニカ・リリェブラード
リンダ・ヘルストレーム
アニカ・ハリン
リーサ・フォーシュルンド
ルーカス・オルウィン
エリック・ホルムストローム
等が出演しています。
実話?
「一日半」はファレス・ファレス監督が2008年から2009年頃に出版された記事で読んだ実際の事件にインスピレーションを得ていると伝えられています。
『ヴォーグ・スカンジナビア』誌の2023年8~9月号に掲載されたインタビューで、ファレス監督は映画のインスピレーションを受けた実話について語っています。
「それは、ピストルを持って診療所に侵入し、元妻に子供がどこにいたのかを強要しようとした男の話でした。そして警察が来て、まあ…ほんの数行でとても短かったですが、私はラブストーリーを見ました」とファレス監督は述べています。
別のインタビューでファレス監督は、現実の事件を見て、関係者がどのような人たちなのか興味が湧いたと明かしています。
ファレス監督は、他の人間の安全を危険にさらしながら、自分の子供の居場所を見つけようと必死の行動を起こす人を何が駆り立てているのかに興味を持ちました。
その結果、ファレス監督は長編映画を通じて彼らの物語をより深く探求したいと考えたそうです。
どの実話なのか?は特定できませんでしたが、実話を基に作られたというのは確かなようです。
ただし冒頭の事件の部分のみに着想を得ただけでストーリーはフィックションのようですね。
海外の反応、評価とレビュー!
Netflix映画
「一日半」の
海外での反応、評価はどうなっているのでしょう?
海外映画サイトIMDbで
調べてみました!

海外映画サイト
IMDbでは
平均点が
5.9点という
低い評価に
なっています。
ユーザーの投票で
一番多いのが
6点です。
全体の25.5%の人が6点の評価を付けています。
次に多いのが
7点
全体の20.8%
3番目は
5点
全体の15.1%
5~7点に評価が集中していることから海外の反応、評価はまあ普通~って感じのようです。
海外のレビューを紹介します。
この映画は、男(アルタン)が職場で別居中の妻(ルイーズ)を誘拐する緊迫した魅力的なシーンから始まった。二人が疎遠になった背景は、この最初のシーンでほのめかされ、映画を通して徐々に明らかになっていく。見どころは、ルイーズの両親とのドラマチックでとても楽しい出会いで、家族の力学について多くのことが明かされる。残念なことに、映画はこのような高みを維持することはできず、実際、私は最後まで興味を失い、アルタンのバックストーリーがほとんど説明されなかったことに苛立ちを感じていた。
演技と撮影は全体を通して素晴らしい。警察の交渉人を演じたファレス・ファレスは、『特捜部Q』のファンなら誰もが認める、いつもの控えめで思いやりのある存在感で素晴らしい。
本当に物事を俯瞰することができる!非常に示唆に富み、独創的で、ユニークで、面白く、強烈なスリラー。リアルで本物の雰囲気と空気感。
ファレス・ファレス(監督としても俳優としても)、アルマ・ペイスティ、アレクセイ・マンベロフが素晴らしい仕事をしている!
とても魅惑的なスリラーだ!スリリングな犯罪ドラマと家族ドラマが展開され、観る者を引き込む。
サウンドトラックもいい!
本物を感じさせる数少ないスリラーのひとつだ。
撮影もとてもいい!
独創的でとても良いスリラー
脚本が時々失敗するのを除けば、とてもよくできている。
本当におすすめ!
この映画は、私が長い間見てきたスウェーデン映画の中で、最も優れた作品のひとつである。観る者にとっても主人公たちにとっても感情移入できる作品であり、脚本も非常によくできている: とても信じられる。私が父親であることも、もちろん物語をより感情的にしている。
主な登場人物は素晴らしい俳優たちによって演じられており、特にファレス・ファレスとアレクセイ・マンベロフを挙げたい。
最近のスウェーデン映画は非常に中途半端で空虚なものが多く、その主な動機はできるだけ多様性をアピールすることにある。この映画もある意味多様性を持っているが、この場合は理にかなっている。そして俳優たちは、彼らが良い俳優であるという単純な事実のために選ばれているのであって、それ以外の何ものでもない。
ファレス・ファレス-私は俳優として彼を賞賛するようになった。彼は物腰が柔らかく、ゆっくりとしていて、繊細だ。そしてこの映画にはもちろん......爆発的なシーンとでも言おうか......があるのだが、それでも慰めを与えることに成功している。もちろん、そう何度もあるわけではないが、彼のキャラクターはかなり多くのことを拡散させることができる。
そして彼は主演だけでなく、監督もしている。両方の仕事をこなすのは容易なことではないが、彼はそれ以上の能力があることを証明している。自分自身が外国人でありながら、外国人を差別していると言われたこと、少なくとも両親が外国人でないことなど、個人的な経験からのものも含まれていると思う
海外のレビューはそこそこ評価の良いものが多かったように思います。
「一日半」のようなNetflix映画は興味深い作品が盛りだくさんです。