
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
本日は、2017年の映画「ソウル・ステーション/パンデミック」をネタバレと感想を含めて紹介していきます。
韓国ゾンビ映画も侮れない、アニメも侮れない!
案外これがまた面白いんです。
どんな映画なのかと言うと、高速鉄道列車内で発生した感染パニックを描いた、韓国産ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日譚となるアニメ映画です。
作品情報
原題:SEOUL STATION
洋画:アニメ
製作年:2016年
製作国:韓国
日本公開:2017年9月30日
レンタル開始:2018年1月24日
上映時間:92分
あらすじ
風俗店から逃げ、恋人キウンと同居するヘスンだったが、彼はへスンの体を売ることでしか金を得ることができなかった。このことが原因でケンカし、家を飛び出したへスンは一人で夜の街をさまよう。一方、ソウル駅では死んだはずのホームレスが生き返って人を襲い、襲われた者はゾンビと化し犠牲者が激増していた。キウンは、彼女と彼女の父だという男を捜し……
予告動画
感想とネタバレ
ソウル発釜山行きの超特急列車内で巻き起こる、感染パニックのすさまじい恐怖を描いた韓国産ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」!!
ダジャレの題名の効果もあるのか?ゾンビ映画好きを唸らせた怪作なんですが、その映画に前日譚があったのです!
前日譚を作ったのはアニメ監督!
この映画『ソウル・ステーション/パンデミック』がまさにその前日譚なんですが、何とこの映画はアニメなんですね!
それもそのはず、「新感染 ファイナル・エクスプレス」の監督ヨン・サンホは韓国アニメ界の鬼才と呼ばれていて、1990年代に見た日本のアニメに影響を受けてアニメーターを志したという逸材なんですね。
元々はアニメを専門に作っている監督なのです。
だからこそ前日譚は、ヨン・サンホ得意のアニメになっています。
ヨン・サンホ監督は、日本のアニメーション監督の押井守、大友克洋、宮崎駿、など日本アニメ界の巨匠たちをリスペクトし、漫画家・古谷実の作品の熱狂的なファンでもあるそうです。
古谷実と言えば、『ヒメアノ〜ル』が映画化されてます。
大友克洋監督作と言えば、代表作に『AKIRA』がありますが、ヨン・サンホ監督の作風はなんとなく『AKIRA』に似ていますね。
「新感染」の始まりを描いた作品※ネタバレ
「新感染」でKTX(韓国高速鉄道)が出発する際、テレビのニュース映像で大騒ぎになっているソウル市街の様子が映し出されていた事を知っているだろうか?
本作『ソウル・ステーション パンデミック』で描かれるのは、その時ソウルがどうなっていたのか?ソウルの惨劇はどうやって始まったのか?です。
始まりは傷を負ったホームレスの死…
このホームレスが死んでゾンビになった事から、爆発的に感染していく…
これが、ソウルの惨劇の最初です。
このホームレスに傷を負わせたのは何なのか?それは描かれて無いので、もしかしてさらなる前日譚があるかもですね。
そして、事の始まりを描いた後描かれるのは、ヘスンとキウンのカップルと、ヘスンの父と名乗る男のゾンビパニック逃走劇です。
離れ離れになったヘスンとキウン、そしてキウンと行動を共にするヘスンの父と名乗る男の奔走が描かれるが、ラストには驚きの展開が待つ人間ドラマへと変貌します!!
ゾンビパニックも怖いのですが、ラストの展開もまた怖いですね。
この映画の評価、おすすめ度は?
韓国のアニメって初めて観たんですけど、なかなか凄いですね~!
作風からして日本のアニメみたいな感じですし、観やすいです。
この『ソウル・ステーション パンデミック』を作ったヨン・サンホ監督のアニメは、映画ブログ仲間の元バンドマンの映画好き『映画にロック、マンガで夜更かし』のネジロク先輩が「我は神なり」もオススメだとおっしゃっておりました。
そっち是非観てみたい!
今後もヨン・サンホ監督は要チェックですね!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.0)
Yahoo!JAPAN映画(3.22)
Filmarks(3.3)
2018年2月10日時点
海外の評価:Rotten Tomatoes
批評家100% 観客35%
批評家めっちゃ高っ!
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(3.5)です!
『新感染』を観た人は是非合わせて観てみて下さい!