「ミスター・ガラス」現実社会にもしヒーロー(超人)がいたら…シャマラン監督復活の続編!

M・ナイト・シャマラン監督が、ブルース・ウィリス&サミュエル・L・ジャクソン共演で描いた衝撃作「アンブレイカブル」…その続編を描いたサスペンススリラー映画

ミスター・ガラス

2019年1月18日日本公開になったので、「アンブレイカブル」で衝撃を受けた僕は‥早速観に行って来ました!

Glass
(C)Universal Pictures All rights reserved.

あらすじ
フィラデルフィアのある施設に3人の特殊な能力を持つ男が集められ、研究が開始された。彼らの共通点はひとつ―自分が人間を超える存在だと信じていること。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、そして、非凡なIQと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つ〝ミスター・ガラス″(サミュエル・L.ジャクソン)…。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは?(公式サイト)

ミスター・ガラス:感想

映画「ミスター・ガラス」を観賞した感想を早速述べますと‥

ヒーローは本当にいるのか?現実社会にもしヒーロー(超人)がいたら…一体どうなっちゃうんだろう?ってリアルな部分に突っ込んだスリラー映画、僕は好きだけどちょっと賛否両論の匂いも!

 

僕は、この映画面白かったです。

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The hero is revealed. #GlassMovie

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『アンブレイカブル』後のデヴィッド(ブルース・ウィリス)はどうなったんだろう?とワクワクしてたんです。

そしたら‥まさかの劣化版バットマンですよ!

これはテンション上がりましたね、あの力を使って頑張ってたんだなあ‥と

そして嬉しいサプライズ!『アンブレイカブル』にも登場した息子、ジョセフ・ダン(スペンサー・トリート・クラーク)と組んで劣化版バットマンとして悪人狩りをしてるんです。

 

また新しい力を身に着けていて、人に触ればその人が悪事を働いていたら、それが見えちゃう。

そこで、行方不明のチアリーダーを探していて、多重人格のケヴィンと遭遇するんです。

ケヴィンの悪事が見えたデヴィッドは、ケヴィンと対決します!

実はここら辺が、一番映画で面白かったところです!

 

ここからは、ヒーローは実在しないという題材に突っ込んでいきます。

今のこの世に、実際にヒーローがいたら…どうなるのか?

アベンジャーズなどが流行っている昨今、この題材はなかなか考えらされましたね。

 

そして、『ミスターガラス』の復活、超人的な24番目の人格 “ビースト”とデヴィッドの戦い…

そして明らかになる驚愕の真実…(※驚愕の真実については後で書いていきます。)

十分楽しめるんですけど、今一つ盛り上がりに欠けます。

そして、肝心のどんでん返しも、想像の域を出なかったんですよね。

前半100点とすれば、後半70点くらいでしょうか。

 

数字でも分かるように、シャマランファンである僕には良い作品でした。

でも、この映画…賛否両論になりそうです。

いごっそう612
賛否両論になりそうな理由は…

 

まず、これはシャマラン監督のファン向けの作品だという事!

『シックス・センス』、『アンブレイカブル』、『サイン』、『ヴィレッジ』以降…低迷期に入っちゃったシャマラン監督の復活を待ちわびていたファン向けの作品なのです。

 

だからこそ、『アンブレイカブル』『スプリット』は絶対に観ておかねば、この作品は楽しめない!

「ミスター・ガラス」は、シャマラン監督の過去作と繋がった作品であり、その過去作を補完する作品であるのです。

過去作観てるファンなら分かるけど、過去作未見で『アンブレイカブル』『スプリット』まで観て、この作品を観たいって人は少ないはず。

という訳で、一見さんお断りって映画なんですよね。

いごっそう612
過去作知らない人が観たら‥意味わからん映画になりそう

 

もう一つは

期待しているより盛り上がりに欠けるところです。

まあ~調べるとそれには理由があるんですね、なんと!映画の製作費2,000万ドルは、M・ナイト・シャマラン監督が自費で全て賄っていたんです。

参考M・ナイト・シャマラン監督『ミスター・ガラス』を全額自腹で製作していた ─ 『ヴィジット』『スプリット』も同様

 

なるほどこりゃ予算を押さえなければ~。

映画のラストは、巨大なOSAKAビルでバトルって匂わすんスよ、観てるこっちはそれを大いに期待しちゃうんですけど、蓋を開ければ普通の野外バトル‥安っぽいなあ~と思ったら、低予算で作らなけらばならない、そういう理由があったんです。

確かに、そんな最新ビルでのバトルを盛り込んだら莫大な予算がかかりますもんね。

いごっそう612
でも、盛り上がりに欠けた‥

 

この予算を抑えてところが、ちょっと残念なんですよね。

低予算で描いたアクションなどは、ヒーロー、超人って言われても…

いごっそう612
ちょっと微妙‥

 

軍人4人と押し合いして勝つシーンありますが、範馬勇次郎は100人に押し勝ってますからね(笑)

観てて、凄いけど…どうなんだろう?と疑問がわきました。

これ、アベンジャーズとか観てるからなんでしょうけど💧

もうちょっと、盛り上がるシーンがあった方が良かった気がします。

超人、ヒーローっぽい何かがもっと欲しかったですね。

 

でも、シャマランファンなら間違いなく楽しめます。

続編はもう無いと明言されてますが、デヴィッドの最後は酷すぎますよね。

興収しだいで作られるのでは?と期待しています。

ミスター・ガラス:ネタバレ

ミスターガラスのネタバレを書いていきます。

"ビースト"を作ったのはミスターガラス

まず、多重人格ケヴィンを作ったのは…

ミスター・ガラスなのです!

ミスター・ガラス

 

どういう事なのか説明しますと

「アンブレイカブル」での列車事故…その唯一の生存者がデヴィッド。

その事故で、デヴィッドの事をミスターガラスは見つけるのですが‥その列車にはケヴィンのお父さんが乗っていたのです。

もちろんその事故で死んでしまいます。

父親のいなくなった後、ケヴィンのお母さんの虐待は常軌を逸し…その虐待から逃れる為に、ケヴィンは24の人格を作り出します。

そして"ビースト"が生まれたのです。

ミスター・ガラス

 

事故を起こしたのは、ミスター・ガラス…

19年の月日をかけミスター・ガラスは、人間を超える超人"ビースト"を作り出したのです。

超人・ヒーローを隠す社会

映画の究極のネタバレとなるのが、エリー・ステイプル(サラ・ポールソン)の所属する組織の話です。

クローバーのタトゥーを腕にしている集団、その組織は‥

 

世界の均衡を守るためにヒーローの存在を抹殺する事

いごっそう612
マジか~!

 

そうなんです。ここが面白い所…

 

ヒーローが現れたら、それに対するヴィランも現れます。

そして起こるのは両者の対決!

その対決は相手に勝つためにレベルを上げ、そして世界崩壊に繋がるのです。

 

アベンジャーズを思い出してください、ヒーローの存在は確かに素晴らしい…

しかし、その存在があるためにヴィランも現れるのです。

そして、両者の対決の果てに街は崩壊、さらに待っていたのは…

サノスの指パッチンです。

 

ようするに世界の均衡を守るためには、ヒーローと言う存在は邪魔になるのです。

ヒーローさえ現れなければ、ヴィランも現れない。

クローバーのタトゥーをする集団は、それをモットーに暗躍してきたのです。

いごっそう612
詳しくは描かれずに終わるので、もしかして続編があるのかも?

 

そうそう、超人的な力を持つ者たちは各々脳になんらかの異常がある様で、映画の中でそこを手術で取り除こうとするシーンがありました。人間の脳は100%フルには使われていないそうなので、使われていない未知の部分にこの映画に出てくる超人たちの様な力が隠されているのかも知れませんね。

 

世界の均衡を守るためにヒーローの存在を抹殺するというのは、なかなか斬新で考えらされました。

もっとこの部分を掘り下げて観たいですね。

過去に抹殺されたヒーロー達の存在とか。

 

この二つが、シャマランお得意のどんでん返し系のネタバレです。

なかなか、面白かったけど、『シックス・センス』、『アンブレイカブル』ほどの衝撃は無かったですね。

いごっそう612

この映画に5段階で点数を付けると

(3.7)です。

ミスター・ガラスにM・ナイト・シャマラン監督が出演

ミスター・ガラスにM・ナイト・シャマラン監督が出演

そうそう、映画の序盤のシーンに、M・ナイト・シャマラン監督が出演していました。

ダン親子の経営する警備用品店で、買い物をしながらダン親子と話すシーンで出ています。

いごっそう612
どうせなら、何か能力とかあればいいのに!

ソックリさんじゃないよね?

映画を観ながら探してみて下さい。

 

「ミスターガラス」はすでに世界興収1億㌦突破の見込みだそうです。

この収益で、さらなる作品、続編作って欲しいですね。

いごっそう612
シャマラン監督期待しています。

ミスター・ガラス:作品情報

原題Glass
洋画サスペンススリラー
製作年 2019年
製作国アメリカ合衆国
日本公開2019年1月18日
レンタル開始未定
上映時間129分
監督M・ナイト・シャマラン
脚本M・ナイト・シャマラン
キャストブルース・ウィリス
サミュエル・L・ジャクソン
ジェームズ・マカヴォイ
アニヤ・テイラー=ジョイ
シャーレイン・ウッダード
スペンサー・トリート・クラーク
サラ・ポールソン

予告編(トレイラー)

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