Netflixで2019年3月8日より配信となったNetflixオリジナル作品『セレニティー: 平穏の海』を観ました。
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイという「インターステラー」の名コンビが再びタッグを組んだ作品で、ちょっとラストにどんでん返し要素がある映画でした。
原題は、映画に出てくる船の名前でもある“Serenity ”、監督は、イギリスの映画監督、脚本家、小説家でもあるスティーヴン・ナイトです。
感想とネタバレ
物凄い!期待をして観た映画です。
何ていったって、マシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイ!アカデミー賞受賞コンビの夢の再競演作品ですからね。
しかし、予想と違って序盤は…
主人公ベイカー(マシュー・マコノヒー)は、プリマス島で怪物マグロを釣ることに人生を賭けている男‥って感じで、20分くらいそんな感じのシーンがダラダラと流れます。
しかし、20分を過ぎたころ…ようやく面白くなってきます。
ベイカーの元妻カレン(アン・ハサウェイ)の登場です!
カレンはDV夫(ジェイソン・クラーク)の殺しをベイカーに依頼します。報奨金1千万㌦…その願いは‥
釣りに誘い、酒を飲まして、海に落とし魚の餌にして…
おうおう、ようやく面白くなってきたぜ!とテンション上がったのですが…こっから謎の展開…
- 魚群探知機の営業マン
- 何かを知っている村人
- 子供なのに髭面のバイト
- ルールが変わったという謎の言葉
- プリマス島しか乗っていない世界地図
- ゲームをしている子供
でも、何となく想像できちゃいます。
ゲームをしている子供の画面がヒントですよね。
ネタバレっス!
答えは、ジョンの息子‥パトリックにありました。
パトリックはIT系に凄い才能を持っていて、自分でゲームを作成!そのゲームがベイカーがいる世界のゲームだったのです。
初めは、怪物マグロを釣るゲームでした。しかし、現実世界のパトリックの現状は、DV夫と再婚した家庭で暮らす現状…
いつしか、ルールが変わり‥そのDV夫を殺すゲームへと変貌と遂げてしまったのです。
ベイカーは、パトリックの父親ですが‥
実は、既にこの世にいない人物…戦争中に死んでいたのです。
本名はジョン・メイソンです。
現実世界でも、ゲームの中の仮想世界でも‥DV夫を殺すことに成功します。
ゲームの中では、事故に見せかけ怪物マグロと共に海の底へ‥
現実世界は、パトリックがナイフで殺します。
パトリックは逮捕されますが、家庭環境を考慮され釈放‥
新たにゲームのルールを変更します。
その新たなゲームでは、ジョンとパトリックが会うことができる世界…
抱き合う二人…マシュー・マコノヒーの笑顔がとても印象的でした。
なかなか複雑な映画でしたね。
悪くはないですが、良くも無い…
個人的に点数を付けると
(3.2)ですね。
俳優陣たちの演技派間違いなく良いです。
ただ、やはりラストですね。オチですよオチ‥
ちょっと想像できたのが残念、もっと想像のできない様にヒネって欲しかった~。
息子のゲーム画面出し過ぎっスよ💦
どんでん返し映画だったのですが、どんでん返しって気がしない映画でしたね。
スティーヴン・ナイト監督には、これからも期待していですが‥今作は惜しい作品でしたね。
彼の作品で「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」という映画があるのですが、その作品は才能が感じられるものでした。
「セレニティー:平穏の海」はNetflixでのみ配信されています。
2019年3月8日に配信となりましたが、同日に配信となったNetflixオリジナル作品「令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-」の方が圧倒的にオススメです。