「岬の兄妹」ネタバレ、あらすじ、感想、ラストの電話、海外の評価とレビューも!
岬の兄妹

映画「さがす」が案外よかったので
片山慎三監督のデビュー作品を観てみました。

岬の兄妹

岬の兄妹
岬の兄妹

 

「岬の兄妹」は
2019年3月1日公開になった
R15+指定の日本映画

生活に困窮した足に障害を持つ兄が、自閉症の妹に売春をさせて生計を立てようとする姿を描いたヒューマンドラマです。

 

 

 

監督は「さがす」の
片山慎三

道原良夫を演じるのは
松浦祐也

道原真理子を演じるのは
和田光沙

溝口肇役に
北山雅康

中村役に
中村祐太郎

白木役に
岩谷健司

溝口弥生役に
時任亜弓

坂本役に
ナガセケイ

タケ役に
松澤匠

ホームレスの男役に
芹澤興人

くにお役に
荒木次元

老人役に
杉本安生

産婦人科医役に
風祭ゆき

等が出演しています。

いごっそう612
ポン・ジュノ監督が衝撃を受けたとコメントした作品です。一見の価値ありです。

 

ネタバレ、あらすじ、感想、ラストの電話

「真理子~!」

右足が上手く動かないという障害を持っている良夫(松浦祐也)は、妹の真理子を探していた。

真理子は自閉症(知的障害もあると思われる)で、良夫が面倒を見ていました。

探していると海に靴が落ちており、真理子のものだと思った良夫は知り合いの警察官肇に連絡する。

靴は真理子のものではなく、良夫は途方に暮れる。

夜になり、真理子の保護した男性から連絡があり、車で真理子を届けてくれる。

帰ってきた真理子は風呂に入ります。

その時にズボンのポケットから一万円が出てきます。

さらに真理子のパンツには男の体液のようなものがべったりと付いました。

「この金どうした?」

良夫が聞くも真理子は「もらった」と言い、良夫から金を奪い取り、貯金箱へしまいました。

 

次の日、良夫は真理子が出て行かないように家に鍵をかけ仕事に出て行きます。

しかし、良夫は不景気のため造船所をクビになってしまいます。

ティッシュに広告を挟む内職をするも、対して金にならず、困った良夫は肇に金を借りに行きますが、5,000円しか借りれず…。真理子の貯金箱に入れた一万円を割って取り出します。

ゴミを漁ったり、ティッシュを食べたりして飢えを凌いでいきますが、いよいよ家賃が滞り、ついには電気まで止められます。

ふと閃いた良夫はパーキングエリアに行き、トラックの運ちゃんに真理子を一万で売春しないか?と声を掛けます。

何とか一人客を見つけるも、真理子が嚙みついてしまい失敗に終わります。

真理子に化粧をさせた良夫は、街に行き客引きをします。

客が捕まったところで、そこを縄張りとするヤクザに見つかってしまい連れ去らわれます。

ヤクザは真理子をレイプすると、その様子を良夫に見せます。

真理子は逆に男にまたがって喘いでました。

良夫は過去にブランコに股間をすりつけて遊んでいた真理子にことを思い出す。

 

ヤクザたちから2万円もらった良夫は、真理子とマクドナルドを買い大食いする。

外から見えないように囲っていた家の段ボールを外すと家の中に光が入った。

 

良夫はKYスタイルと名乗り、1万円で真理子を売春させるという仕事を始める。

手書きのビラをマンションや家の郵便受けに配ってまわる。

以外にも仕事が舞い込んできて、真理子はいろいろな男と身体を重ねることになる。

そのことが警察官の友人である肇にバレやめるように言われるが、良夫は逆切れし肇を罵倒する。

 

学校でいじめられている学生が、いじめっこのネタとしてKYスタイルに依頼する。

いじめられっこが真理子と行為に及んでいる最中に、いじめっこたちが良夫に襲い掛かる。

金を奪われそうになるが、もらしてしまったうんこを投げつけ、いじめっこの学生を撃退する。

いじめられっこは事が終わった後で、「生きてれば良いこともあるんですね。」と言った。

 

そんなことを続けているうちに真理子が妊娠してしまいます。

中絶には7,8万かかると言われ、良夫は婦人科を抜け出して逃げ出してしまいます。

再び、肇のもとを訪れ助けを求めます。

真理子を肇に預け、良夫は中村の元を訪れます。

中村は常連の客で、小人症の男性でした。

良夫は、真理子も中村を気に入っているし、中村も真理子のことを好きなのではないか?

と思い、結婚してくれないか?と話します。

しかし、「好きじゃない」と断られます。

良夫の電話が鳴り、肇から真理子が目を離したすきにどこかに行ってしまったと言われます。

真理子は中村のアパートに来ていました。

真理子は「お仕事する」と言い、中村のアパートに入っていこうとします。

良夫は止めますが、真理子は大泣きしてしまいます。

真理子は本当に中村のことが好きだったのかもしれません。

 

真理子と良夫は海を見ていました。

そこに造船所の社長が来て、坂本が仕事中に酒を飲んだから注意したら喧嘩になって辞めた。

また造船所に戻ってこないか?と言われます。

その時、真理子が社長に「あっちにいく?」と声をかけ

また仕事をしようとしていると思った良夫は真理子を突き飛ばし、お前はそればっかりなのかよ!と怒ります。

元はと言えば、造船所をクビになったことから今の状況になっています。

良夫の怒りの矛先は社長に向けられ、社長に罵声を浴びせます。

社長は「悪かった」と言い、造船所に戻ることをを考えておくよう言いその場を立ち去ります。

 

その夜、良夫は夢を見ます。

夢の中の良夫は足が不自由ではなく走ることができました。

走り回って、子供たちと一緒に遊具で遊んでいました。

大笑いしながら目を覚ました。良夫は足が動かない現実を思い知りました。

横を見ると真理子は気持ちよさそうに寝ています。

良夫は水を飲むと真理子のもとにブロックをもって戻ります。

良夫はブロックを持ち上げ真理子の頭に振り下ろそうと考えます。

ふと真理子のお腹に目がいきました。

おなかの赤ちゃんのことを考え、良夫はどうすればいいのか分からなくなります。

良夫は泣き崩れてその場に座り込んでしまいました。

良夫の泣き声で間が覚めた真理子は、その姿を見て大事にしていた貯金箱を良夫に手渡します。

良夫はまた泣きます。

 

ラストシーン

 

貯金箱のお金を使い病院で堕胎します。

良夫はまた造船所で働いている様子です。真理子が再びいなくなり、良夫はまた探しています。

真理子は岬にいました。

良夫が声をかけるも真理子は海を見ています。

その時に良夫の携帯が鳴ります。

携帯の番号を見て、良夫は真理子の方を見ます。

真理子は良夫の方を見て少し微笑みます。

その姿を見た良夫は電話を取ります。

 

感想

ラストの電話は、中村からの電話だったんじゃないかな?と思います。

真理子は本当に中村のことが好きになっていて、中村も真理子を好きなんではないでしょうか?

真理子には幸せになって欲しいなあ~。

真理子の姿を見て、あれ?これ自閉症?単なる知的障害では?

と思ったんですが、自閉症と知的障害がミックスしている場合もあって、真理子はそれにあたるようですね。

 

まあ~しかし、何とも言いようがない映画でした。

ちょっと見ててしんどくなった。

障害を持つ人の生きづらさを痛感する映画でした。

岬の兄妹:海外の評価とレビュー

海外での評価はどうなっているのでしょう?

映画
「岬の兄妹」の海外の評価
海外映画サイトIMDbで
調べてみました。

siblings of the cape (2018) - imdb
siblings of the cape (2018) - imdb

 

海外映画サイトIMDbでは
262人の投票があり
10点満点の平均点が
6.8点という
まずまずの評価に
なっています。

ユーザーの投票で
一番多いのは
7点です。

投票数43人で
全体の16.4%
を占めています。

次に多いのは
1点
42人の
全体の16.0%

3番目は
6点
38人の
全体の14.5%

分布図を見ると
5~7点に
評価が集中しており

この映画は
海外では
微妙な評価を
されていることがわかります。

いごっそう612
海外のレビューもご紹介します。

 

私は2022年に片山慎三の脚本家兼監督による2018年の日本のドラマ「岬の兄妹」に出くわしました。言うまでもなく、アジア映画に魅了されたので、もちろん座って「岬の兄妹」を見なければなりませんでした。確かに、私はそれを見る前に映画について聞いたことがありませんでしたが、あらすじは間違いなく私の注意を引くのに良い仕事をしました。

そして、ここで何をしているのかわからなかったのですが、「岬の兄妹」を見るために腰を下ろしたとき、あらすじを考えると、映画に希望があったことを認めなければなりません。そして、作家・監督の片山慎三が「岬の兄妹」で力強く記憶に残る映画を上映したと言っても過言ではありません。

『岬の兄妹』で語られるストーリーは、実際に肌に潜り込んであなたに密着するストーリーであり、片山慎三監督が誇りに思うのは、 『岬の兄妹』を作ったからだ。非常に優れた映画。

しかし、「岬の兄弟」は単なる良い話ではありませんでした。映画のキャストは素晴らしく、主演の松浦祐也(吉尾)や和田光沙(和田光沙)には全く馴染みがなかったのですが、実に驚異的なパフォーマンスで驚異的なパフォーマンスを見せてくれました。どちらもとても感動的で感動的でパワフルなパフォーマンスを披露し、映画をとても楽しい方法でスクリーン上で生き生きとさせたと言わざるを得ません。

アジアの映画を楽しんでいて、信じられないほどリアルな方法で地球に近いドラマが好きなら、2018年の日本映画「岬の兄妹」を手に入れたら、必ず座って見る必要があります。機会。私はこの映画に徹底的かつ誠実に楽しまれました。

確かに、映画のタイトルの意味はよくわかりませんが、それでも映画は楽しかったです。

私の「岬の兄弟」の評価は、10つ星のうち8つに値するものです。

 

いごっそう612
この人はかなり良い評価をしていますね。

 

お暇があればぜひ!
観てみてください。

 

邦画作品は興味深い作品が盛りだくさんです。

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