ミッドサマーみたいなホラー
だと話題の映画
「ザ・メニュー」
ザ・メニュー:原題The Menuは
2022年のアメリカのスリラー・ホラー映画
太平洋岸の孤島にある超高級レストランを舞台に、超一流シェフが提供する究極のメニューを求めてやって来たセレブたちに衝撃の料理が展開されていく様を描いた作品
ウォルト・ディズニー・ジャパンで、ウォルト・ディズニー・スタジオ製作作品で初めてR15+指定を受けた作品
監督は
マーク・マイロッド
キャスト
ジュリアン・スローヴィク役
レイフ・ファインズ
マーゴ役
アニャ・テイラー=ジョイ
タイラー役
ニコラス・ホルト
エルサ役
ホン・チャウ
リリアン・ブルーム役
ジャネット・マクティア
アン役
ジュディス・ライト
映画スター役
ジョン・レグイザモ
リチャード役
リード・バーニー
テッド役
ポール・アデルスタイン
フェリシティー役
エイミー・カレロ
ソレン役
アルトゥーロ・カストロ
ブライス役
ロブ・ヤン
デイブ役
マーク・セント・シア
等が出演しています。
ミッドサマーの様な映画と聞いて期待しましたが、ミッドサマーとはまた違う映画でした。ただ‥わけわかんねーって映画ではあるけど面白い!一風変わった映画で楽しめました。
ネタバレ&あらすじ
自称食通のタイラー・レッドフォードとマーゴ・ミルズは、セレブシェフのジュリアン・スローヴィクが運営するプライベートアイランドの高級レストラン、ホーソンに船で到着する。
他の客は、料理評論家のリリアン・ブルーム、編集者のテッド、裕福な常連客のリチャードとアン、落ちぶれた映画スターと彼の個人秘書フェリシティー、ビジネスパートナーのソレン、デイブ、ブライス、スローヴィクのアルコール依存症の母親リンダ。
ホテルのマイスター、エルサからマーゴがタイラーの指名客ではないことを指摘される。
タイラー・レッドフォードのパートナーは、ウェスターヴェルトという女性だったが断られたために、タイラー・レッドフォードはマーゴを代役として連れてきていた。エルサは迷うがマーゴを客として招くことを了承する。
一行はエルサからホーソン島の案内を受けた後に、レストランに案内される。
レッドフォードは料理に対して知ったかぶりをし、スローヴィクの姿を見て興奮する。
ディナーが始まり、ジュリアン・スローヴィクはコース料理を紹介し、その中で彼は次第に不穏なモノローグを述べる。
そして客のブラックさも目立ち始める。
第3のコースでは、トルティーヤにレーザープリントされた画像によって、各ゲストの悪の部分が暴露される。
不穏な空気が店を覆う。
マーゴ・ミルズは怒りをあらわにするが、スローヴィクの怒りを買いたくないタイラー・レッドフォードに止められ、タバコを吸うためにトイレに行く。
ジュリアン・スローヴィクがトイレに現れ、マーゴが料理に手を付けてないことに対して何故か?と質問をしてくる。
スローヴィクはマーゴに「ここにふさわしくない」と言う。
第4のコースでは、副料理長のジェレミーが目の前で拳銃を口にくわえ自殺してしまう。
恐怖におののいたリチャードが帰ろうとすると、スタッフが捕まえ左手の薬指を切り落とし、「ここにいろ」と警告する。
これは全て演出だというスローヴィクに、客の反応はまちまちだ。
マーゴがスローヴィクに呼ばれ、与えるものとして死ぬか、奪うものとして死ぬか選ぶように言われる。
どちらにせよ死ぬことはさせられないと言う。
皆が真実に気が付き始め、脱出を試みるが失敗に終わる。スローヴィクは客の悪行を暴露していき、それにより自分が怒りを感じたことを話し罵倒する。
COVID-19のパンデミック時にスローヴィクに対して口を出してきたホーソンのオーナーダグ・ベリックが、天使の恰好をさせられゲストの前で溺死させられる。
皆が静まり返り、スローヴィクはこの静寂が私の自由の証だと話す。
再び、マーゴが呼ばれ選択を迫られる。スローヴィクはマーゴがリチャードに対して売春をしていたことを見抜き、リチャードの性癖をマーゴは話す。スローヴィクは、ゲストが招かれたのは、彼が料理への情熱を失う一因となったから、あるいは彼のような料理職人の仕事を搾取することで生計を立てているからだと説明する。
5番目のコース「男の過ち」は、スローヴィクがセクハラした従業員のキャサリンに刺されるのを許すところから始まり、女性客はキャサリンと食事をし、男性客は猫とネズミのゲームを通じて島から脱出するチャンスを与えられるが、スローヴィクのスタッフが全員捕まえてしまう。
リリアンはキャサリンに気に入られようと、キャサリンがレストランを始めるための援助を申し出るが、キャサリンはスローヴィクに客やスタッフを殺すことを提案したのは自分であることを明かす。
スローヴィクは、タイラーがゲストを殺すと知らされていたことを明らかにする。それにもかかわらず、彼はスローヴィクの工作に参加することに熱心で、元カノの代わりにマーゴを雇ったのだ。
スローヴィクはタイラーを料理に誘う、タイラーは料理の達人を気取っていたが実は素人だったことがバレてしまう。スローヴィクは彼の料理を侮辱し、耳元で何かをささやく、萎縮したタイラーはキッチンを去る。
スローヴィクはマーゴに、燻製小屋に行ってデザートに必要な樽を集めてくるよう頼む。厨房を出た彼女は、タイラーがクローゼットで首を吊っているのを目撃する。
映画スター役が不公平だと言うが、スローヴィクが映画スターの映画が最悪だったと話をする。
その足でスローヴィクの家に忍び込んだマーゴットは、嫉妬深いエルサに襲われる。争いの末、マーゴットはエルサを刺し殺す。スローヴィクが若く幸せそうな姿で食堂のコックをしている額入りの月間最優秀従業員賞を見たマーゴは、その近くにある無線機を見つけ助けを呼び、樽を持ってレストランに戻る。
デールという沿岸警備隊員が到着し、スローヴィクに銃を向ける。
客が助かったと確信した後、彼は変装したコックであることを明かし、厨房に戻っていく。
皆が再び絶望に包まれる中、スローヴィクはマーゴの裏切りを叱咤し、奪われる側として死ぬように話される。
最後のデザートの準備中、マーゴはスローヴィクに対し「あなたの料理は嫌い、お返しするわ」と話す。
「何が気に入らない?」と話す。
「第1にあなたは食べる楽しみを奪った。今夜の料理はテーマが難しくて楽しめる品物じゃなかった。それに食べたときに愛情を感じなかった。あなたが込めたのは愛情じゃなく執着、熱い料理さえ冷めてた。シェフの唯一の役目は料理でお客を喜ばすこと、でもあなたは失敗し私を退屈させた。しかも私はまだ空腹のまま‥」とマーゴは語る。
スローヴィクが「何がいい?」と聞くと、マーゴは「チーズバーガー」と頼む。
彼女のリクエストにスローヴィクは、自らそれを調理し、料理を作ることに喜びを感じる。
一口食べると、マーゴはその料理を褒め、「全部食べ切れないのでテイクアウトしたい」と言う。
スローヴィクはお土産まで持たせ彼女を帰らせる。
マーゴが店を出た後、最後の逸品を前に会計をお願いするスローヴィク。
会計の後、デザートのスモアは、床を砕いたグラハムクラッカーで覆い、マシュマロで作ったストールとチョコレートで作った帽子でゲストを飾り立てる。そして、スローヴィクはレストランを炎上させ、樽を爆発させ、客とスタッフ、そして自分も命を落とす。
マーゴは近くに停泊していた沿岸警備隊の船で逃げ出し、レストランが燃えるのを見ながら、黙ってチーズバーガーを食べ、メニューのコピーで口元を拭う。