【ネタバレ解説】『偽りなき日々』法学生を狂わせたアナーキスト集団の真実と評価
偽りなき日々

法律を学ぶ真面目な大学生が、なぜ犯罪に手を染めていくのか?

Netflixで2025年7月31日に配信となった映画『偽りなき日々』は、スウェーデンの学園都市を舞台に、若者の理想と現実のギャップ、そして危険な思想に感化されていく姿をリアルに描いた衝撃作です。

Ett ärligt liv
偽りなき日々 Netflix映画

 

この記事では、主人公サイモンの葛藤から物語の結末まで、ネタバレを含めて詳しく解説します。

Netflix映画『偽りなき日々』:作品情報

原題: Ett ärligt liv / An Honest Life
製作国: スウェーデン
製作年: 2025年
公開日: 2025年7月31日(Netflix配信)
上映時間: 122分
監督: ミカエル・マルシメーン(Mikael Marcimain)
ジャンル: サスペンス、ミステリー、スリラー、ドラマ
テーマ:裏切り、階級関係、理想と暴力の衝突
原作:クリスチャン・ウンゲの小説

あらすじ(ネタバレなし)

真面目な法学生サイモンは、新生活を始めたスウェーデンの学園都市で、アナーキスト集団と出会い、彼らが掲げる「偽りなき日々」という思想に魅了されていく。しかし、その思想は次第に犯罪行為へとエスカレートし、サイモンは理想と現実のギャップに苦しみながらも、嘘と暴力に満ちた世界に足を踏み入れてしまう。この物語は、若者の純粋な理想が、いかに危険な道へと導かれていくかをサスペンスフルに描いている。

『偽りなき日々』主要キャスト

シモン・ルーフ(Simon Lööf)/サイモン

ノラ・リオス(Nora Rios)/マックス

ペーテル・アンデション(Peter Andersson)/シャールズ

アルヴィッド・フォン・ヘランド(Arvid von Heland)

ナタリー・マーチャント(Nathalie Merchant)

ヴィリー・ラムネク・ペトリ(Willy Ramnek Petri)

ファビアン・ヘドルンド(Fabian Hedlund)

等が出演しています。

予告動画

『偽りなき日々』ネタバレ解説:嘘と犯罪に染まる日々

理想と現実のギャップ

スウェーデンの学園都市ルンドに、ロースクールでの新生活を始めるためにやってきた青年、サイモン。彼は裕福な家庭出身のルートヴィヒとヴィクトルという2人の男性とルームシェアを始めますが、彼らとの生活はサイモンが抱いていた理想とはかけ離れたものでした。

学園都市で頻発する暴力的なデモを目の当たりにし、サイモンは自分が学ぶ「法律」の存在意義に疑問を抱き始めます。

マックスとの出会いと犯罪への加担

そんな中、サイモンはアナーキーな思想を持つ女性マックスと出会い、恋に落ちます。

マックスに導かれるまま、元政治学教授のシャールズが率いるアナーキスト集団と関わるようになります。彼らの自由な生き方や、既存の社会システムを否定する過激な思想に、サイモンは次第に魅了されていきます。

集団との交流を深める中で、サイモンは彼らが強盗などの犯罪行為にも手を染めていることを知ります。

当初は倫理観との葛藤に苦しみますが、マックスへの強い恋心と、これまでの退屈な日常にはなかったスリルに抗えず、次第に犯罪に加担していきます。

後悔、そして衝撃の結末へ

彼は集団の一員として、さまざまな犯罪行為に巻き込まれていきますが、時間が経つにつれて疑念を抱き始めます。

自分が自由を求めていたはずなのに、実際はマックスたちに都合よく利用されているだけではないか?。

アナーキストたちの「誠実な生き方」が、単なる自己満足と破壊行為に過ぎないことに気づき、後悔と絶望に苛まれていきます。

そしてついに、サイモンは集団から抜け出すことを決意します。

しかし、一度足を踏み入れた犯罪の世界から簡単には抜け出すことはできませんでした。彼は自分の行動がもたらした大きな代償と向き合うことになり、物語は衝撃的な結末へと向かいます。

 

いごっそう612

この映画は、若者の純粋な理想主義と恋心が、いかにして危険な思想や犯罪に利用されていくのかをリアルに描き、観客に深い問いを投げかけます。それとヒロインの女性が男性を手玉に取って行くのですが、そんなに魅力的なのかな~?と少し突っ込んでしまいました(笑)ちょっとその部分も注意して観てほしい作品です。

 

『偽りなき日々』評価

Netflix映画『偽りなき日々』(原題:Ett ärligt liv)の各映画サイトでの評価を調べました。

映画サイトの評価まとめ

Filmarks(フィルマークス): 2.1/5.0(レビュー数:6件)

公開直後であるためレビュー数は少ないですが、現時点では辛口な評価が多く見られます。「面白くなるのを待っていたら終わっていた」「退屈すぎた」といった声が上がっています。

映画.com:2.5/5.0(レビュー数:3件)

全体的に「退屈」「何を伝えたいか曖昧」「悪人の言い訳」といった厳しい意見が目立ちます。

IMDb: 5.7/10(レビュー数:128件)

世界最大級の映画データベースであるIMDbでは、10点満点中5.7点という評価です。Filmarksと同様に、高い評価と低い評価で意見が分かれているようです。

個人的評価

僕の個人的評価は…

3.4

いごっそう612

ツッコミどころはあったものの、格差社会とか、法学生の生活とか、アナーキストの生活とか、色々知らない世界が垣間見れてちょっと面白かったです。

 

『偽りなき日々』のようなNetflix映画は興味深い作品が他にもありますよー。

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