愛は激しくて、切なくて、デカい
「愛のむきだし」や「冷たい熱帯魚」といった問題作を数多く手がけ、国内外で高い評価を受ける園子温監督が、愛をテーマに自身初となる怪獣特撮映画の要素を取り入れて描いたオリジナル作品「ラブ&ピース」を感想とネタバレを含めて紹介します!
作品情報
製作年:2015年
邦画:ドラマ
製作国:日本
日本公開:2015年6月27日
レンタル開始:2015年11月25日
上映時間:117分
あらすじ
ロックミュージシャンになる夢を諦めて以来パッとしない毎日を送るサラリーマン鈴木良一(長谷川博己)は、職場の同僚・寺島裕子(麻生久美子)が気になっているものの話し掛けることができない。ある日、1匹のミドリガメと運命的に出会いピカドンと名付けるが、同僚に笑われてトイレに流してしまう。すぐに後悔する鈴木だったが、ピカドンは下水道を通って地下に住む謎の老人(西田敏行)のもとにたどり着き……。
予告動画
感想とネタバレ
この映画は、ミドリガメを飼いだしたことをきっかけに、諦めた夢が実現していく男を主人公にした感動物語です。
「リアル鬼ごっこ」などの問題作を描いてきた園子温監督が
25年間温めてきた企画を実現!
愛あり、笑いあり、涙あり、さらには怪獣まで登場するという特撮怪獣映画の要素も盛り込んで園子温節に仕上がった作品です。
もともとはデビュー作だった
この映画は、もともと園監督が自分のデビュー作として用意した脚本だったそうです。
デビュー作でこれかよΣ(゚Д゚)
なんという独特の映画を考えていたのだろう・・園子温・・侮りがたし!
やっぱこの人鬼才だな~(笑)っと納得です。
と監督は話しています。
映画化されて良かったですね((´∀`))
ピカドーン、お前を忘れない
この歌詞が頭にこびりつきます・・
ピカドーン、お前を忘れない!!
余りにもリピートされるからだろうか?
それとも歌詞がいいのか?
しかし・・ピカドンを忘れないか・・やはり出たな社会批判・・しかし園子温はここが良いところと思う!
途中から、ピカドーンがラブ&ピースに変わるのだけど、それもまた頭に残る・・・
映画が終わっても、頭の中でリフレインされていました(笑)
戦争のピカドンは止めて、それで愛と平和に変わるって感じなのかな?
長谷川博己が怪演
この映画一番の功労者は、やはり長谷川博己!!
この映画の主人公であります。怪演・・まさに怪演ですΣ(゚Д゚)
前半部分のさえないサラリーマンの演技が半端ない!
めっちゃ笑える通り越して引いてしまう・・そんな感じです。
彼の演技に注目してもらいたいですね。
それと共に、目立たないがヒロイン役の麻生久美子もまた良い~!
そして、ちょっとダラダラしたシーンで出る西田敏行・・・
やっぱいいわ~この人出てるだけで面白そうって思ってしまう(*‘∀‘)
俳優陣の見事な演技でこの映画は成り立っています。
ラストはガメラかよ( *´艸`)
ラストはまさかこう来るかと言った感じ・・・
前述にも書いたけど、特撮怪獣映画の要素が盛り込まれています。
はっきりいうとガメラっすよ!街を破壊し主人のもとに向かうガメラっす!
さすがに笑っちゃいましたね((´∀`*))
園子温監督は
けっこう深いこと考えてたんですねΣ(゚Д゚)笑えたけど・・特撮の良さっというか悪ふざけにしか見えなかったのは俺だけ???
映画の評価、おすすめ度は?
(-ω-;)ウーン・・正直言って感動とか全然しませんでした・・・
最初は笑えてお~っと期待したけど・・・だんだん飽きてくる・・
園子温が悪ノリして作ったと思いました。
松本人志の映画に近い様な気がする・・(-_-;)
俳優陣の力がなければかなりヤバかった作品な気が・・・
リアル鬼ごっこと良い園子温大丈夫か・・?
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.2)
Yahoo!JAPAN映画:★★★☆☆(3.45)
TSUTAYA:★★★☆☆(2,77)
個人的な私のおすすめ度は?
面白いところもあるけど、また観たいって作品じゃないっすね・・
感動もしないし・・感動させるならもっと西田敏行の件を広げて欲しかった・・
後半特にダラダラ観る感じ・・まあ・・普通に楽しめる感じかな?
園子温監督好きなので、今後とも注目していきたいっすね!
わけわかんねーってのが彼の持ち味なんだろうけど、最近のはちょっとな~
成功してなんでも作りたいモノ撮れるようになって、暴走気味なんだろうけど・・だんだんダメになるパターンは止めてほしい・・
鬼才の次回作に期待したいですm(__)m