
執念たちが見つけるのは憎しみか?明日への希望か?
という訳で、本日ご紹介する映画は
「ヒトラーの忘れもの」です。
アカデミー賞外国語映画賞のデンマーク代表に選出された!ドイツ兵捕虜がデンマークで地雷処理に動員されたという実話に基づくヒューマン・ドラマ!
作品情報
原題:LAND OF MINE
洋画:ヒューマン・ドラマ
製作年:2015年
製作国:デンマーク/ドイツ
日本公開:2016年12月17日
レンタル開始:2017年7月4日
上映時間:101分
あらすじ
ナチスドイツが降伏した後の1945年5月、デンマークの海岸にドイツ軍が埋めた地雷を撤去するため、ドイツ兵の捕虜が投入される。まだ幼さの残る10代の少年兵たちを監督するデンマーク軍軍曹ラスムスン(ローランド・ムーラー)は、徹底して彼らをこき使おうとする。だが、少年兵たちは誤爆や撤去作業の失敗で次々と命を落とし……。
予告動画
感想とネタバレ
数々の映画ブロガー&映画好きが絶賛した映画です。
ググタスの映画帝王"Kazshi Yama"師匠、最近酷評王と名高い!元バンドマンの映画好き"six Neji"先輩!
CINEMA520のasamiさん!
戦争物はあまり見ないのだが・・映画仲間たちが絶賛するなら観るしかない!

↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
「ヒトラーの忘れもの」は地雷と少年兵!※実話
第二次世界大戦終結後のデンマーク、ナチスドイツが海岸線に埋めた地雷を除去するために拘束された、ドイツ軍少年兵達を描いた実話ドラマです!

「ヒトラーの忘れもの」とはよく言ったモノだなあ~。原題の"Land of Mine"(地雷原)より全然良い!この邦題つけた人はセンスがあるなあ~。
その忘れ物は、地雷と少年兵なんですよね。
1945年5月、デンマークはナチスドイツの占領から解放されたんですけど、その海岸線にはドイツ軍が埋めた150万もの地雷が残されたんですよね。

そこで、その危険な作業を強制されたのが、ドイツ兵捕虜なんですよね。
デンマーク側からしたら、当たり前のことなんですけど、ドイツ兵捕虜は大戦末期に徴兵された10代半ばの少年兵たちがほとんどなのです。

普通ならそう思うんですけど、やっぱドイツに占領されていただけあってドイツ兵への恨みの炎が半端ない・・映画冒頭の因縁付けボコボコシーンは観てるこっち側もドン引き!
殴る蹴るは当たり前!飯も与えられず・・命を懸けた作業をさせられる奴隷状態!!
彼らを監督するデンマーク人軍曹はまさに鬼でした!

軍曹は少年兵たちに厳しくあたり、食料の配給が遅れても知らん顔、体調を崩した子に休憩さえ与えない・・ただただ罵倒する・・そして一人また一人と死んでいきます。

視点が変わるだけでこうも善悪が入れ替わる戦争・・デンマーク側もやってることはドイツと変わらないなぁ・・と戦争のむなしさを痛感します。
このまま・・ただただ少年兵たちの悲惨な末路を描いた映画なら、映画仲間たちも絶賛しなかったでしょう。
映画は徐々にヒューマンらしさを発揮していきます。
序盤にドSっぷりを発揮した鬼軍曹とドイツ人少年兵たち・・鬼軍曹は彼らに触れていく事により、徐々に接し方が変わってきます。情がわいたと言えばそれまでなんですが、軍曹の葛藤を見事に演じていたように思う。
それと同時に、少年たちの小さな願いと、残酷な現実の描写・・・
ああ、なるほど良い映画だなあ~と最後まで飽きることなく見えました。
ただ自分泣くまでには至らなかった・・
この映画を観れば、戦争の真の犠牲者というか戦争はしたらアカンなあと思うことができる。
そういう意味では完璧な映画!北朝鮮とアメリカが戦争になりそうな今、双方に観てほしい。
心に響いて涙が止まらないと言う様な感動は無いが、文句なしの良作だとは思います。
この映画の評価、おすすめ度は?
良い映画だと思います。戦争映画が嫌いな自分にもスイスイ入って来ました。
しかも実話ベース!戦争実話と言えば【ハクソー・リッジ】を思い出しますね。
こちらもかなりいい作品でおススメです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(4.1)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(4.31)
Filmarks:★★★★☆(4.1)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家89% 観客89% が肯定的な評価をしています。
2017年9月01日時点
めちゃくちゃ高評価じゃないか(゚д゚)!
個人的な私のおすすめ度は?

(3.8)です!
良い映画と思います。涙が出たら★4は行きましたね。映画仲間たちの絶賛も頷けると思います。
戦争をしようとしている首脳に観てもらいたい映画ですね。