
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
サイコパスとかシリアルキラーとかって聞くじゃないですか
なんとなくどういう人なのか想像はするんですけど
実際のところわかりませんよね?
しかし…そんな怖い
サイコパスとかシリアルキラーの事を知りたいですか?
ということで、本日の紹介する映画は
知りたいってヤバイ人だけ観てほしい。
サイコパスのシリアルキラーである犯罪者の12年に及ぶ“殺人の記録”を描いた映画です。
「ハウス・ジャック・ビルト」
「ハウス・ジャック・ビルト」は、デンマーク・フランス・ドイツ・スウェーデン合作で製作された
2018年のサイコ・スリラー映画です。
建築家志望のシリアルキラー・ジャックが犯した、最初の殺人から殺人ハウス“ジャックの家”を建てるまでの12年の“殺人の記録”を、5つのエピソードを通して描き出しています。
監督は
鬼才・ラース・フォン・トリアー
とにかくヤバい映画をガンガン出す監督さんです。一番有名なのは「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でしょう。
まさに鬼才という感じの映画を作る監督さんです。
主演である殺人鬼ジャックを演じるのは
マット・ディロン
第1の被害者となる女性をユマ・サーマン、謎の男バージをすでに故人となっている
ブルーノ・ガンツが演じています。
他にも
シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス等が出演しています。
カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で上映された際はあまりの過激さに…100人以上の観客が退席し、しかし終了後には6分間に及ぶスタンディングオベーションを受け、賛否両論を巻き起こした異色作品です。
日本では無修正完全ノーカット版をR18+指定で上映されています。
ダンテの“神曲”、ファウストが盛り込まれたヤバイ映画
本作は、シリアルキラーの殺人鬼の5つの殺人エピソードが描かれる作品なのですが、めちゃくちゃにヤバイ殺人と、ラース・フォン・トリアー映画によく出てくる訳の分からない会話シーンと映像で構成されています。
殺人の方はホント衝撃的…思わず息を飲んでしまうほどの怖さです。
そして、訳の分からない会話シーンと映像の方は本当に???
何やら宗教的で哲学的のような感じ、何か観てしまうオーラはあるんですけど
これってなんなの~わけわからんってなります。
調べましたが、どうやらそれは、ダンテの『神曲』をベースに、トリアーの思想や建築学への興味がミックスされて盛り込まれ作られたシーンのようです。
終盤で出てくるコメディ観たいなシーン。
ってなりますけど
実はこれ「ダンテの小舟」をパクッたシーンです。
このように、ダンテの『神曲』が基になって作られたシーンです。
参考fa-arrow-circle-rightダンテの『神曲』の世界へようこそ!
さらに『神曲』の影響を受けたゲーテの『ファウスト』の話などもさらに盛り込まれ…。
参考fa-arrow-circle-rightファウスト (ゲーテ) - Wikipedia
宗教色の混じった…
わけのわからないヤバイ映画へと仕上がっているのがこの作品・・。
マット・ディロンの“怪演”が素晴らしかったので、個人的には宗教色を封印してサイコパス、シリアルキラー路線で行って欲しかったです。
殺人の最初となった事件も素晴らしいスタートでしたし!
まあ…ラース・フォン・トリアーらしい映画という感じですかね(笑)
しかし…殺人のシーンは
被害者の絶望感が伝わってくる恐ろしい映画でした。
一番怖いのが子供二人と女性のシーン…
そして
ラストのジャックが建てた家…
海外の評価
この映画の海外の評価は
どうなっているのでしょう?
海外映画サイトRotten TomatoesとIMDbを調べてみました。
映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには
128件のレビューがあり
批評家支持率は
58%
平均点は10点満点で
5.96点となっています。
一般大衆の支持率は
66%
1406の投票があり平均点は5点満点中
3.54点と、まあまあ良い点数になっています。
もう一つ海外映画サイト
IMDbでは
10点満点中
6.8点となっています。
5万を超えるユーザーの中で
7点を付けたユーザーが一番多いです。
次は8点とそこそこ高い点数が多いですね。
予告編
この映画が気になった方は予告編を観てみて下さい
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