「ヴァチカンのエクソシスト」元ネタ‥悪魔の名前‥ガブリエーレ・アモルト神父の実話を描いたホラー
ヴァチカンのエクソシスト

ガブリエーレ・アモルト神父の
実話を描いたホラー映画

ヴァチカンのエクソシスト

ヴァチカンのエクソシスト
ヴァチカンのエクソシスト

 

「ヴァチカンのエクソシスト」原題:The Pope's Exorcistは2023年のアメリカ・イギリス・スペイン合作映画

オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務め、バチカンのローマ教皇に仕えた実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を映画化したホラー作品

 

 

「ヴァチカンのエクソシスト」は実話を基にしたホラー映画です。

実在するエクソシストである
ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録
エクソシストは語る」を基に作られています。

ガブリエーレ・アモルト
ガブリエーレ・アモルト

 

ガブリエーレ・アモルト神父は、イタリアのカトリック教ポーリン家の司祭であり、ローマ教区の悪魔祓い師(エクソシスト)でした。

悪魔学と悪魔祓いにおける彼の研究は国際的に知られるようになりました。アモルス神父は、生涯を通じて数万回、少なくとも6万回の悪魔祓いを行ったと主張し、現代のカトリック教会で最も著名で物議を醸す人物の一人となっています。

ガブリエーレ・アモルトは他の 5 人の司祭とともに、国際エクソシスト協会を設立しています。

2000年10月、彼は5万回以上の悪魔祓い(その長さは「数分から」から「数時間」に及ぶ)を行ったと報告しました。

2010 年 3 月、彼はその数が 70,000 人に増加したと述べた。2013年5月までに、彼は宣教の過程で16万件の悪魔祓いを行ったと語った。

アモルトによれば、それぞれの悪魔祓いは憑依の犠牲者を表すのではなく、むしろそれぞれの悪魔祓いは単独の祈りまたは儀式として数えられる。

憑依された被害者の中には数百回の悪魔祓いを必要とした人もいた。

教会法教授のエドワード・ピーターズ氏は、9年間で個人的に3万件の悪魔祓いを行ったというアモルトの主張は「驚くべきこと」だとしている。

3万件の悪魔祓いのうち本格的な憑依を示したのはわずか94件だけだというアモルトの主張を受け入れたとしても、9年間ほとんど休みなく徹底的に調査し処理するには月におよそ1件の事件が必要だったはずだ。

その数の多さを説明するために、アモルトは、人は一度に複数の悪魔に取り憑かれ、時にはその数が数千に及ぶ可能性があると主張した。

アモルトはまた、悪魔祓いの件数が多いことについて

「人々は信仰を失い、迷信、魔術、悪魔崇拝、ウィジャボードがその代わりとなり、悪魔の存在にあらゆる扉が開かれている」との見解を示しました。

悪魔がバチカン市国内部を攻撃できるかどうかとの質問に対し、アモルトは

「彼はすでに試みている。彼は1981年にアリ・アジャを武装させた者たちと協力してヨハネ・パウロ2世を攻撃し、それを実行した」と述べています。

アモルトは、悪魔祓いのカリスマを行使する人々に次のガイドラインを提供しました。そのような人は、その祈りの生活、信仰、慈善行為、判断力において高く評価されなければなりません。

さらに、彼は「神の言葉」と伝統的な祈りのみに頼り、金銭的な懸念から完全に切り離され、非常に謙虚であり、不明瞭なことを大切にしなければなりません。

バチカンが最後に悪魔祓いの儀式を成文化したのは、2004 年に更新されたラテン語文書「悪魔祓いと嘆願書」です。

アモルトは、エクソシストとしての時代について 2 つの回想録、「エクソシストは語る」と「エクソシスト: さらなる物語」を書きました。

 

監督は
ジュリアス・エイバリー

キャスト

ガブリエーレ・アモルト神父役
ラッセル・クロウ

トマース・エスキベル神父役
ダニエル・ゾヴァット

ジュリア・バスケス役
アレックス・エッソー

教皇役
フランコ・ネロ

ヘンリー役
ピーター・デソウザ=フェイオニー

エイミー役
ローレル・マースデン

ルムンバ司教役
コーネル・ジョン

サリバン枢機卿役
ライアン・オグレイディ

アスモデウスの声役
ラルフ・アイネソン

等が出演しています。

あらすじ&ネタバレ 悪魔の名前

1987年。教皇直属のチーフ・エクソシストのガブリエーレ・アモルト神父はイタリアの村を訪れ、地元の司祭と共に悪魔祓いを行い、憑りつかれた村人を解放する。しかし、教会の許可を得ずに悪魔祓いをしたことが問題視され、呼び出しを受けてしまう。アモルトは悪魔祓いに懐疑的なサリバン枢機卿から糾弾されるが、アモルトは「精神を病んだ村人に対して心理療法を行っただけ」と反論する。ルムンバ司教の擁護があったものの、話を聞き入れない枢機卿たちに嫌気が差したアモルトは、その場を立ち去る。その後、アモルトは教皇から、悪魔に憑りつかれた少年ヘンリーを救うため、スペインに向かうように指示される。

ヘンリーは過去に遭遇した事故で父を失ったトラウマで言葉を話せなくなった少年で、姉エイミーと共に母ジュリアに連れられてスペインの村にある修道院を訪れていた。ジュリアは相続した修道院を売却するために修復作業を依頼していたが、作業員たちは地下で発生したガス爆発をきっかけに作業を拒否して工事が中断し、同時にヘンリーの身に超常現象が発生する。ジュリアは彼を病院に連れて行くが、検査をしてもヘンリーの身体に異常は発見されなかった。修道院に戻ったヘンリーは「司祭を連れてこい」と要求したため、地元のトマース・エスキベル神父が対応するが、ヘンリーは彼を嘲笑い、追い返してしまう。その後、アモルトが修道院に到着し、エスキベルを助手にしてヘンリーと対峙するが、エクソシストの訓練を受けていないエスキベルはヘンリーに翻弄されてしまう。アモルトは悪魔祓いを行うに際し、ジュリアに信仰の大切さを説き、ヘンリーのために祈りを捧げるように促す。しかし、悪魔の強力な力を前にして、アモルトの悪魔祓いは難航する。ローマでは教皇がヘンリーの一件について調査を進め、取り憑いた悪魔の正体を突き止めるが、驚愕のあまり意識を失って病院に搬送される。一方、アモルトは悪魔の正体を探る中で、修道院の井戸がヴァチカンによって封印されていることに気付き、そこからスペイン異端審問を始めたエクソシストが悪魔に憑りつかれカトリック教会に潜入して悪事を働いていた事や、教会と結託したスペイン帝国の拡大に全世界に散らばって封印された仲間の悪魔たちを解放する目的があった事を知る。アモルトとエスキベルは井戸の中にカトリック教会の封印された地下施設に辿り着き

悪魔の名がアスモデウスであることを突き止める。

アスモデウス
アスモデウス

参考アスモデウス

 

アモルトとエスキベルは悪魔祓いに取りかかる前に、アスモデウスに付け入られる隙を与えないため告解し、互いの罪を赦し合う。アモルトはパルチザンとして第二次世界大戦を生き延び(英語版)、カトリック教会の神父になった後、精神を病んだ女性から助けを求められるが、彼女の自殺を阻止できなかったことを告白する。一方、エスキベルは未婚の女性と肉体関係を持ちながら結婚しなかったことを告白する。告解を終えたアモルトはエスキベルに不思議のメダイを渡して悪魔祓いを始めるが、アスモデウスは2人に助けられなかった女性の幻影を見せて翻弄する。二人は激闘の末にヘンリーからアスモデウスを引き剥がす事に成功し、エスキベルは一家を修道院から逃がすが、アモルトは悪魔に身体を奪われる。アモルトの身体を乗っ取ったことでアスモデウスの影響力はヴァチカンにも及び、サリバンはアスモデウスの力を目の当たりにして意識を失う。 エスキベルは地下施設に向かったアスモデウスを追い、その最深部で再び対決する。エスキベルが祈りを捧げると、アスモデウスはアモルトから離れ、女性の姿に変身して2人を襲う。告解を経てトラウマを乗り越えた2人は惑わされることなく祈りを捧げ続け、アスモデウスを祓うことに成功する。

アスモデウスが封印されたことでヘンリーと教皇の体調は回復する。アモルトがエスキベルを連れてヴァチカンに戻ると、サリバンが休養のためヴァチカンを離れ、ルムンバが後任となっていた。2人はルムンバに連れられてヴァチカンの地下にある資料室に入り、アモルトが修道院から持ち帰った地図から、世界各地の199か所に悪魔が宿る場所が判明したこと、それらの土地に赴いて悪魔祓いを行うように指示される。ルムンバの指示を受けたアモルトは、エスキベルに「一緒に地獄に行くことになりそうだ」と語りかける。

参考ヴァチカンのエクソシスト

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コメント一覧
  1. いごっそうさん、お疲れ様です
    こちら、私も拝見しました

    私は、この映画、バチカンの隠蔽に一番恐怖を感じました 笑
    映画自体は、ヒーローものだな、と思いましたけれど、このラッセル・クロウとその弟子は、とってもよかったなと思いました
    私の評価も可も不可もなく、な感じでした

    レビューにある中では、ブラックサンなんかは見ましたが(これ、エクリプスの前日譚? エクリプスってあれですよね? スペインの警察が心霊現象で本当のにしたっていう・・見たのですが、あまり記憶になく・・笑)
    黄龍の・・なんだっけ、あれは・・見ていて、あ、これコメディか!と 笑笑

    戦慄怪奇ファイルコワすぎ!を、ようやく全部見られて(最新作意外)、ノロイからの流れで本当に楽しめました
    これが最大のヒット(ただ、ヒットだと分かっていたので・・ああ、使っちまった・・と 苦笑)

    東南アジア系行くかと、先日はネットフリックスのサードアイというインドネシアの映画を鑑賞(二作目もある)したのですが、一番驚愕したのは、坂本龍一の曲が挿入歌でパクられて、かかっていた事です 笑
    あとは、なんか、色々とインドネシアの後進国な感じが・・感じられ・・
    作品は荒削りなんですけれど、うーむ・・
    一番わからなかったのは、ブ・ウィンドゥ?なんか、霊能力者みたいなみたいなのが、普通に出てくるんですよね
    文化的にイタコやユタみたいに、普通にあるのかな、と
    日本語検索で調べても出てこず、よくわかりませんでした

    あと、意外とまともだったのが、「エクトプラズム 怨霊の住む家」というB級極まりないタイトルの映画でした
    引っ越した先の家がヤバい、というよくある設定の映画なんですが、ぐおおおお、この家やべえええ、と 笑
    私、事故物件とか普通に住める気がしますが、この家は無理だなと思いました
    父親の設定だけ、惜しかったのですが、それさえしっかり生きれば、私の評価はかなり高かった気がいたします
    実話が元らしいのですが、詳しくはまったくわかりません

    次は、いごっそうさんの評価でよかった韓国の女神の継承を見てみようと思います

    • ネダさんへ
      コメントありがとうございます。お久しぶりでございます!
      「エクトプラズム 怨霊の住む家」は未見ですね~、1987年にコネチカット州で実際に起こった事件を題材としていると書いてました。
      調べたら、1987年アメリカのコネティカット州・サジントンに引っ越したリード一家の超常現象体験を基に制作された実録ホラー作品だそうです。
      ネダさんもまずまずのようだったので、観てみようかな?父親の設定が残念なんですね(笑)そこも観てみようと思います。
      「女神の継承」も怖かったですよ~ぜひ観てみてください!

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