
「ワッツ・インサイド」

「ワッツ・インサイド」原題:It's What's Insideは2024年のアメリカ映画
仲間の結婚式を前に、久々に集まって盛り上がる大学時代の友人たち、そこに疎遠だった1人の男が“体の交換”を引き起こす謎の装置が入ったアタッシュケースを携えて登場する。彼らは装置を使ったぶっ飛んだゲームに興じる中で、それぞれの抱える秘密や欲望、そして心に深く根を張る恨みを呼び覚ましていくという心理スリラー作品です。
2024年1月19日にサンダンス映画祭のミッドナイトセクションで世界初公開され、2024年10月4日にNetflixで配信開始。
脚本・監督は
グレッグ・ジャーディン
キャスト
ブリタニー・オグレイディ
ジェームズ・モロシーニ
アリシア・デブナム=ケアリー
デヴォン・テレル
ギャヴィン・レザーウッド
レイナ・ハーデスティ
ニーナ・ブルームガーデン
デヴィッド・W・トンプソン
マディソン・ダヴェンポート
等が出演しています。
ネタバレ
シェルビーとサイラスのカップルと友人のルーベン、デニス、ニッキ、ブルック、マヤは、明日のルーベンの結婚式を前に、ルーベンの実家でパーティーを開く。また、共通の友人フォーブスも出席する予定だった。
フォーブスとは大学時代のパーティー以来会っていなかったが、そのパーティーはフォーブスが高校生の妹ベアトリスを連れてきたことで、当時ニッキと付き合っていたデニスに執着していたベアトリスは大暴れし、ベアトリスを連れてきたフォーブスが退学処分になったことで終わった。
ベアトリスは、フォーブスがテクノロジー業界で働いている間、精神病院に入院した。
フォーブスはスーツケースを持ってパーティーに到着する。
ケースの中には、フォーブスと彼の同僚が開発中の、お互いの体を入れ替えることができる装置が入っていた。
フォーブスは、彼と彼の同僚は、その装置を使って、自分の体の中に誰がいるかを推測するゲームをして楽しんだのだと説明した。
グループに短いデモンストレーションを行った後、フォーブスはグループと一緒にゲームをすることを提案する。グループは最初は体の入れ替えに怯えていたが、最終的には全員が参加することに同意する。
全員がお互いを識別できるように、自分のポラロイド写真を撮影し、その写真で誰が入っているのかを分かるようにする。
ラウンド 1 が始まり、グループは体を入れ替えた。
グループは、サイラスがデニスの体に入っていると誤って推測します。
サイラス (実際はルーベンの体に入っている) が驚いたことに、デニスの体に入っているフォーブスが、サイラスのふりをして嘘をつきます。
サイラスはフォーブスにこの件で問い詰めますが、2 人は嘘をついて遊ぶことにします。
サイラスはニッキの体に入っているマヤと出会い、2 人はキスをします。
ニッキはサイラスがフォーブスであると確信します。サイラスはシェルビーと別れることに関心を示しますが、シェルビーが家の中で男性と交流することにも嫉妬します。グループは元の体に戻ります。
フォーブスの嘘に動揺したサイラスは第 2 ラウンドへの参加を断るが、最初は臆病だったシェルビーが参加を熱望したため、同意する。デニスはパーティーでの出来事についてフォーブスに謝罪し、ルーベンと自分が学部長に苦情を申し立ててフォーブスを退学に追い込んだことをうっかり明かしてしまう。
フォーブスは、これがマシンの充電に 24 時間かかる前の最後のラウンドだと説明し、シェルビーにその使い方を教える。
第 2 ラウンドが始まる。シェルビーはニッキの体に乗り換え、すぐに彼女の美貌と成功したソーシャル メディア キャリアに夢中になる。フォーブスの体に乗り換えたサイラスはパニックに陥り、ゲームを終了するよう要求する。
グループが家の中に集まり、元に戻ろうとすると、家の屋上バルコニーが崩壊し、屋上でセックスをしていたデニスの体に乗り換えたルーベンとマヤの体に乗り換えたブルックが落下して死亡する。
グループ (シェルビーはニッキの体、サイラスはフォーブスの体、デニスはサイラスの体、ニッキはブルックの体、フォーブスはルーベンの体、マヤはシェルビーの体) はどうするべきか議論する。
フォーブスは警察を呼んで装置をが問題になることを恐れ拒否する。ルーベンの体と入れ替えるよう提案されて激怒したデニスは、サイラスと口論し、サイラスはニッキと付き合えなかったためシェルビーと妥協しただけだと明かす。
デニスはサイラスの身体のまま警察に電話し、サイラスがデニスとマヤを殺したと報告する。フォーブスは装置を持って逃げようとするがニッキに制圧される。シェルビーはニッキの体と入れ替えて去ることを拒否する。
サイラスは和解しようとするが、マヤは、サイラスがゲームの最初のラウンドで、ニッキの身体の自分にフォーブスのふりをしてキスをしたことをシェルビーに告げ、シェルビーは完全にサイラスに敵対するようになる。
フォーブスが目を覚ますと、ニッキは彼に入れ替わるよう説得しようとする。シェルビーが現れ、ニッキの身体を使った悪質なビデオでニッキのキャリアを台無しにすると脅す。
シェルビーは、サイラスがニッキを望むなら、彼女はニッキの体の中に留まり、サイラスはルーベンの体に入ることができると提案する。
一方、ニッキは、シェルビーの計画をデニスに警告する。
それは、彼がサイラスの体と入れ替わり、死の責任を負うというものである。
必死になったニッキは、シェルビーにピーナッツバターアレルギー反応を起こさせ、元の体に戻らない限りエピペンを渡さないと拒否する。
デニスは、自分の信託基金のお金がオフショア口座に移されたことを知り、サイラスを非難する。集団が乱闘している最中に警察が家に到着し、警官が建物に入ると装置を作動させた。
翌日、ベアトリスが家に到着すると、結婚式が中止になったことを知る。
彼女はフォーブスの体に入ったデニスに遭遇し、彼に立ち向かい、装置の所在を問いただす。ベアトリスは、自分が実はフォーブスであり、昨夜家に来たフォーブスは実はベアトリスだったと説明する。
フォーブスは、パーティでの出来事が原因でベアトリスは精神に異常をきたし、自殺監視下に置かれていたと説明する。
ベアトリスが釈放されると、フォーブスは彼女に装置を見せ、体を入れ替える。
デニスにまだ激怒しているベアトリスは、フォーブスを殴り倒して装置を家に持ち帰り、復讐を果たす。
シェルビーとサイラスは元の体に戻ったが、シェルビーはサイラスを刑務所から出すのを手伝うことを拒否する。
ニッキはルーベンの体に入れ替わり、マヤはブルックの体に入れ替わり、自分が生まれ変わったと確信している。一方、ニッキの体に入ったベアトリスは、デニスから盗んだ金と装置を持って車で走り去る。