
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
・一言でいうと:前作の衝撃はそのままに、より深く胸糞悪い「ルールと狂気」の物語。結末はかなり難解!
・見どころ:残酷な食事システムの中で繰り広げられる、極限状態の人間の心理戦とグロテスクな描写。
・独自視点:前作の謎が全て解明されるわけではなく、むしろ「宗教」や「全体主義」の暗喩が強め。スッキリしたい人には不向きですが、考察好きにはたまらない一作です!🥊
(独特の閉塞感やグロテスクな世界観のクオリティは健健在ですが、「前作の謎が解ける!」と期待して観ると、さらに謎が深まる難解な結末に肩透かしを食らいます。人間の醜さを描く社会派スリラーとしては優秀ですが、エンタメとしてのカタルシスに欠けるため、評価は厳しめの☆2.5という判定になりました。)

今回は、あの胸糞悪い極限の格差社会スリラーの続編、Netflix映画『プラットフォーム2』をガチレビューするぜよ!
配信直後から話題沸騰やけど、ネットの感想を見ると「意味不明」「ひどい」とかなり評価が割れちゅうがです。
なぜ賛否両論なのか?難解な結末の意味や、前作との繋がり(前日譚の謎)について、徹底的に考察していくっス!🥊
映画『プラットフォーム2』作品情報・あらすじ
『プラットフォーム2』(原題:El hoyo 2、英題:The Platform 2)は、2024年に公開されたスペインのSFスリラー映画です。
浮遊する不思議な台“プラットフォーム”に乗せられた山盛りのご馳走が天井の穴を通って降りてくるが、上の層から順番に食べるため下の層になるほど酷い有様になっていく姿を描いた大ヒット作「プラットフォーム」の前日譚(エピソード・ゼロ)にあたる物語です。
謎の人物が独自のルールの下で支配する縦型構造の施設で、新たに来た者たちが残酷な食事供給制度と闘う姿を描いています。
2024年10月4日よりNetflix配信開始
新たに"穴"にやってきた住人は、まず好きな料理を1つ選ぶ。すべての階層に食料が行き渡るよう、ここでは誰もが"自分が選んだものだけを食べる"という暗黙のルール(法)に従うことになっている。しかしこのシステム、本当に公平で機能するのだろうか?極限の飢餓状態の中で、ルールを守る者たちと破る者たちの血みどろの争いが幕を開ける。
【主要キャスト一覧】
- ペレンプアン:ミレナ・スミット
- サミアギン:ホヴィク・ケウチケリアン
- ナタリア・テナ
- オスカル・ハエナダ
- イバン・マサゲ
- ソリオン・エギレオル
- バスティアン・ウゲット
- アルマンド・ブイカ
- ペドロ・バチュラ
- アントニア・サン・フアン
そもそも「プラットフォーム」とは?
「プラットフォーム」というのは、映画の舞台となる縦長の施設(穴)の各階層を降りてくる、巨大な食事台のことです。
どうやって宙に浮いているのか?その仕組みは謎だらけですが、今作(前日譚)である『2』で、施設の運営側に関するちょっとした秘密が明かされています。
ただ……正直なところ、視聴者が期待したほど「前作(1)の謎がスッキリ解明される」わけではないため、肩透かしを食らってガッカリした人も多いようです。
しかし、視聴ランキングにはしっかり入っているため、このまま視聴回数が伸びれば、前日譚ではなく正統な続編としての『プラットフォーム3』が制作される可能性は十分にあります。
📊 10秒でわかる!前作と『2』のルールの違い
| 前作(1) | 今作(2) | |
|---|---|---|
| テーマ | 資本主義(弱肉強食) | 社会主義・宗教(過激な全体主義) |
| 食事のルール | 早い者勝ち。残飯を下へ回す。 | 自分が選んだメニューしか食べてはいけない。 |
| 破った場合 | 特に罰則なし(ただし飢える) | 「油注がれし者」による残虐な私刑(死) |
📚 復習:前作『プラットフォーム』のあらすじ&ネタバレ
ゴレンは48階の独房で目を覚ます。同房者のトリマガシは、自分たちがタワー型の拘置施設にいると説明する。1日に1回、食料が「プラットフォーム」に運ばれてくる。プラットフォームは0階から下りてきて、各階で2分間止まる。囚人はプラットフォームが自分の階で止まっている間しか食べることができず、食料を保管していると致命的な高温または低温にさらされる。階が下がれば下がるほど、残る食料は少なくなる。囚人は毎月ランダムに新しい階に振り分けられる。
ゴレンとトリマガシは、その後レベル171に再シャッフルされる。食べ物がないと悟ったトリマガシは、ゴレンが眠っている間に彼を縛り付け、彼の肉を食べる計画を明かす。トリマガシがゴレンの肉を切り始めた時、子供を探して穴を降りてくる女性ミハルが到着し、トリマガシを殺害してゴレンを解放する。ゴレンは生き延びるためにトリマガシの肉を食べ、幻覚に悩まされるようになる。
その後、ゴレンはレベル6に配属される。新しい同房者バハラットと共に、すべての階層に食料を行き渡らせるため、プラットフォームに乗って下層へと降りる決意をする。彼らは暴力を使いながら食料を配給し、管理者への象徴的なメッセージとして「パンナコッタを1つ手付かずで残す」ことを決める。
最下層のレベル333に到達した彼らは、そこでミハルの娘(子供)を発見する。致命傷を負っていたバハラットは息絶え、ゴレンは「メッセージには運ぶ人など必要ない」と悟り、暗い穴の底へと降りていく。そして、子供だけがプラットフォームに乗って上層(管理者)へと昇っていくのを見送るのだった。
【ネタバレ考察】『プラットフォーム2』がひどい・意味不明と言われる理由
見終わった後、「結局どういうこと?」と頭を抱えた人も多いはずです。
本作の評価が低迷し、「意味不明」と言われてしまうのには、いくつかの明確な理由があります。
- 前作の謎が放置されたまま、新しいルールが追加された
本作は前作で描かれた「弱肉強食の資本主義」へのアンチテーゼとして、「全員が自分の選んだ料理だけを食べれば飢えない」という共産主義(社会主義)的なルールが敷かれています。しかし、そのルールを強制するための「油注がれし者」と呼ばれるカルト的な集団の暴力が激しすぎて、物語の軸がブレてしまっています。 - 時系列の叙述トリック(実は前日譚)
物語の終盤、死の淵にある主人公の前に前作の主人公・ゴレンが登場し、彼と抱き合います。ここでようやく、この映画が前作の「後」ではなく「前(プレクエル)」の出来事だったことが判明します。しかし、この説明が非常に抽象的でセリフも少ないため、初見では状況が飲み込めず混乱する観客が続出しました。 - メッセージ性が難解で説教臭い
宗教的な暗喩や、全体主義的な思想の恐ろしさを描きたかった意図は伝わりますが、エンターテインメントとしてのカタルシス(爽快感や納得感)が完全に欠如しています。
🧠 考察:ラストシーンと「子供たち」の意味とは?
本作のラストで、主人公ペレンプアンは最下層(333階)のさらに下へと降り、そこで無数の子供たちが遊んでいる不思議な空間にたどり着きます。そして前作の主人公・ゴレンと再会し、抱擁を交わします。
あの空間は現実ではなく、「死と生の間(煉獄・あるいはあの世)」のメタファーだと考えられます。あの穴のシステム自体が人間の罪を試す実験場であり、最下層で死を受け入れ、子供(純粋な希望)を上へ送り出した者だけがたどり着ける「魂の救済の場所」なのかもしれません。

本来、ボクシングでも何でも「ルール」っていうのは選手(人間)を守るためにあるもんやのに、この映画ではその「ルール」自体が人を縛って殺す凶器になっちゅうがです。
人間は追い詰められたら、正義の皮を被った野獣になるってことを描きたかったがやろうね。ただ、エンタメとしては説明不足すぎて、「考察は視聴者に丸投げ」感が強かったのは残念っス!
海外の評価とレビューまとめ!
『プラットフォーム2』の海外の評価はどうなっているのでしょうか?
海外映画データベースサイトIMDbなどを調べてみました。
IMDbでは6663人の投票があり、平均評価は5.0/10点となっています。全体の22.9%が5点の評価となっており、かなり評価は低いようです。
辛口で知られるRotten Tomatoesでは、批評家の55%が肯定的なレビューをしています。批評家の平均評価は5.8/10点。
一方、一般ユーザーは26%しか肯定的なレビューをしておらず、平均評価は2.2/5点と厳しい結果になっています。
以下に、実際の海外レビュー(日本語訳)を紹介します。

ただ、映像の不気味さや俳優陣の狂気じみた演技はまっこと見応えがあるき、「考察で頭を悩ませるのが好き」というディープな映画ファンには、一度は観てほしい問題作になっちゅうぜよ!
『プラットフォーム2』のようなNetflix映画は興味深い作品が盛りだくさんです。








