
Netflixより2025年1月10日(金)独占配信開始
「アドヴィタム」

「アドヴィタム」原題:Ad Vitamは2025年のフランス・ベルギー合作映画
元特殊部隊GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)の男が身重の妻と暮らしているところを襲われ、自らの過去とその過去に隠された陰謀と対決する姿を描いたアクション映画です。
キャスト
ギヨーム・カネ
ステファン・カイヤール
ナシム・リエス
ジタ・アンロ
アレクシ・マナンティ
ヨハン・ヘルデンベルグ
等が出演しています。
映画「アドヴィタム」のネタバレ!

映画「アドヴィタム」のネタバレをあらすじと感想を含めて書いていきます。
元特殊部隊GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)のフランクは、妊娠中の妻であり元GIGNのレオと暮らしていた。
(GIGN(ジェイジェン)とは、フランスの国家憲兵隊に所属する特殊部隊で、対テロや人質救助、国家の脅威の監視、政府要人の保護、組織犯罪の標的化などの任務を遂行しています。フランス最強の対テロ特殊部隊として知られている。)
二人が帰るとアパートの部屋が荒らされている。なんでも2回目だそうだ。
フランクが仕事で高所作業しているときに、事故に見せかけて殺されそうになるが、何とか助かる。
犯人を追ったが、逃げられてしまった。
レオが心配になり、フランクは家に帰るが、レオは無事だった。しかし、そこに武装集団が入って来て格闘になるが、二人は拘束されてしまいます。
この格闘シーンですが、あっさりやられるフランクに対してレオが激強なんすよ(笑)
武装集団のボスであるヴァナケンはマスクを取り
「あれを渡さないと次の段階に進むぞ」と脅しをかける。
フランクは探してみろよと言い、渡さなかったが、レオが連れ去らわれてしまう。
その過去シーンがけっこう長いです。
フランクがGIGNに入隊するところから、教官としてベンを育てあげるところ、同僚のニコとの友情、レオとの恋愛まで盛りだくさんに描かれています。
そしてこの映画のすべての発端となった事件へ向かいます。
フランク率いるGIGN部隊が帰路に着くころ、トリアノンホテルから電話があり銃声があったと聞き向かいます。
本部から介入はせず応援を待つように言われますが、フランクはホテルのロビーに入り支配人に話を聞きに行ってしまいます。
そこに、怪しい二人組が現れます。
話を聞こうとしたニコがいきなり撃たれて銃撃戦となります。
二人を射殺しますが、ニコは死んでしまい…。
フランクは責任を取ってGIGNを辞めさせられます。
ベンも後遺症が残る怪我でGIGNを除隊します。
フランクは自身のGIGN記章に血が付いている事に気が付きます。
その血は犯人の返り血でした。
DNA検査をし、その血から犯人の名を調べます。
犯人はサリム・ラクダウィという名で、元特殊部隊であり、DGSI(国内治安総局勤務)でした。
(国内治安総局(フランス語:Direction générale de la Sécurité intérieure、略称:DGSI)とは、フランス内務省直下の組織であり、フランス国内を対象としたテロリズムやサイバー犯罪などに対抗する業務および防諜を担当する情報機関であります。)
どうやら何かの陰謀があると気が付きまが危険性からその事実を隠します。
しかし、ニコの息子に償いたいなら知っていることを話したら?と言われ、記者に事件にDGSIが関わっていること、証拠を持っていることを話してしまいます。
トリアノンホテルの事件の概要はこうです。
CIAのブレナン大佐がオーストラリアとの武器取引の為にフランスに来ました。
DGSIの指揮かの下で、2人がブレナン大佐の持つ書類を回収する作戦が実行されました。
ブレナン大佐が留守の際を狙ったのですが、携帯を忘れたブレナン大佐たちが戻って来て、銃撃戦になり、ブレナン大佐たちをDGSIは射殺し、逃亡している際に、フランク率いるGIGNと遭遇し銃撃戦になったのです。
死んだDGSI隊員の身元を隠蔽した。
これで事件は終結と思われましたが、フランクが記者と接触したことにより、CIAに事件がバレてしまうと焦った政府は事件を闇に葬ろうと映画冒頭の武装集団のシーンに繋がるのです。
そして、ここからはアクション満載です。
レオを殺すと脅し、証拠を持って来させようとするヴァナケン率いる武装集団との対決!
迫力満点のカーチェイスに、銃撃戦!
非常に見ごたえがあるシーンの連発でした。
パラグライダーでそれを飛んだり、見事にパラグライダーでキックを放ってヴァナケン倒したり、ツッコミどころ満載のアクションシーンでしたが、面白かったです。
ラストも、死にかけているベンを置いて破水したレオを抱えて病院へ
おいおいおいベンも連れて行ってあげてくれ(笑)とツッコミどころ満載でした。
意識朦朧となっているベンのシーンは逆に笑えてしまいました。
無罪の証拠も提示し、レオを無事に出産を終え、ベンも何とか生きている。
ツッコミどころはありましたが、なかなか面白い映画でした。
95分と短めなのでサクッと観ることができました。
観はで観るもんないな~って時にはいい映画だと思います。