
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
本日ご紹介する映画は「ウエイト 呪われし存在の重さ」!
この映画は、誰にも見られたくない姿や、秘めた欲望…そんな人間の“闇”を幻想的に描き、ヴェネチア国際映画祭クィア獅子賞をはじめ、数々の映画祭で高く評価された衝撃の問題作です!
めっちゃ暗くて重いので、覚悟をして観たほうが良いですね。

作品情報
原題 :The Weight
洋画:ドラマ
製作年 :2012年
製作国 :韓国
上映時間 :107分
レンタル開始日:2015年9月4日
あらすじ
遺体安置所で遺体を洗い、死化粧を施す仕事を続ける脊椎後湾症のチョン。彼は、女性になることを熱望する性同一性障害の義弟ドンベの手術費用のために黙々と働いていた。そんな彼のもとには、さまざまな遺体が運び込まれるのだが…。
感想とネタバレ
とにかく暗い映画でした(-_-;)
遺体安置所と韓国映画とくれば!かなりグロテスクな怖い映画なのでは!?っと期待に胸を膨らませたのですが・・ひたすら暗い映画でした(;´Д`)
ちょっとネタバレを含め解説していきます。
遺体安置所で働く男
主人公は遺体安置所で働くチョンです。背骨が異常に出てるのが気になりますが、脊椎後湾症という病気を持っているという設定らしい。他にも病気があり結核と関節炎の薬が欠かせない様です。
そんな彼の仕事は、遺体安置所で遺体を丁寧に洗って美しく化粧して家族に渡すというものです。
自分は病院で働いてますが、病院で亡くなった患者さんを清拭し化粧し家族に渡すことはあります。韓国では遺体安置所に運ばれたらその様な事をするのでしょうか?
物語はそんなチョンと運ばれてきた遺体の話です。
遺体を相手に妄想Σ(゚Д゚)
そんな彼は、運ばれた遺体と対面するたび、彼らの生前の姿を思い妄想を膨らませるが、彼の生きる喜びでもあるのですΣ(゚Д゚)
遺体を見ながら、妄想を膨らまし絵を書いたり・・・
遺体を見ながらダンスしているような妄想したり・・
ハッキリ言って・・こいつマジで怖いΣ(゚Д゚)
そして、映画序盤で一番印象的なシーンだったのが屍姦シーンです。
ヘルメットをかぶった男が母の死に泣いていると思ったら・・となりの死体を見て・・って感じです。
何なのコイツΣ(゚Д゚)
って思いましたが・・物語が進むうちにヘルメット男が何故このような行為に至ったか分かります。
この映画は、遺体安置所に運ばれてくる人々の人生の終わりを個々に映し出して行きます。
とにかく良い死に方した人がいなくて・・話がめっちゃ暗いです・・↷
性同一性障害
実はこの映画、チョンの隠れた闇と秘めた欲望を描いている・・
チョンは、孤児院からもらわれ、ドレスショップを経営する女性の養子として育つのだが・・・そこで義理の弟ドンベと出会うのです。
ドンベは性同一性障害で女になることを熱望していて、二人はやがて愛情を抱くようになるのです!そんな二人をドレスショップを経営する女性は罵り引き離します・・・
それから月日は経ち・・大人になった二人ですが・・
( ゚Д゚) ドンベの事をチョンの息子だと思って観ていたので全然意味わからん!
いや~チョンとドンベが同世代に全然観えなかったです。ラストまで観てようやく理解したという感じです。
ああ~なるほどね~そうだったのか~なるほど~(*‘∀‘)っと言う感じです。
ラストはこんな感じ!
ドンベの性転換手術の費用を日々貯金するチョンだったが、荒れた生活をするドンベとの関係は愛憎半ばとなっています。
そんなある日、ドンベがチョンのもとに運ばれてくる。もちろん遺体となってです。
自暴自棄になったドンべは、殴られた末に車で撥ねられて死んでしまったのです。
女性になりたかった・・美しくなりたかった・・
そんなドンベのために、チョンは最後の贈り物をするのです。
ドンべの性器を切り落とし、ドレスを着せ美しい女性へと仕上げ、その姿を写真に収めます。
そして、棺桶にともに入り・・火葬場で共に焼かれるというラストです。
めっちゃ暗いラストでした・・・
この映画の評価、おすすめ度は?
コミカルなダンスシーンなどもあり、ダークファンタジー系の様な一面もありました。
初めから、ドンベの事をチョンの息子だと思って観ていたという事がなければ・・もっと楽しめたかも?
韓国映画好きは『アシュラ』などもオススメです!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(2.5) | Yahoo!JAPAN映画(3.11) |
Filmarks(3.3) |
個人的な私のおすすめ度は?

(2.0)です!
やっぱ暗いっすわ~韓国映画というよりヨーロッパ系のホラーみたいなイメージです。
韓国映画のグロ怖わ観たさに借りたので、ちょっと物足りませんでした。
好きな人には好きな映画と思うけど・・好きじゃない人の方が多い気がしますね(^^;