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「ゴーン・ガール」の怪演で世界を震撼させたロザムンド・パイクが再びスクリーンを支配します。今回ご紹介するのは、サスペンス・スリラーの名作『リベンジ・トラップ 美しすぎる罠』です。

自分をレイプし、人生をめちゃくちゃにした男に、なぜか手紙を送り続ける美しき看護師ミランダ。何度も刑務所に面会に行く彼女の真意はどこにあるのか?
この記事では、あなたの個人的な感想や「ゴーン・ガール」との比較といった人間らしい視点を大切にしつつ、映画のあらすじから結末まで、ネタバレを含めて徹底的に解説していきます。
作品情報とあらすじ(ネタバレなし)
作品概要
| 原題 | Return to Sender | 
|---|---|
| 公開年 | 2015年 | 
| 製作国 | アメリカ | 
| 上映時間 | 94分 | 
| ジャンル | サスペンス・スリラー | 
| 映倫指定 | PG12 | 
スタッフ・キャスト
| 監督 | フォアド・ミカティ | 
|---|---|
| 脚本 | パトリシア・ビーチャム、ジョー・ゴセット | 
| 主要キャスト | 
 | 
詳しい解説
原題『Return to Sender』の意味
本作の原題は「送り主へ返送」という意味です。これは、主人公ミランダが犯人に手紙を送るも返送されるという物語の導入部だけでなく、彼女が受けた苦しみをそのまま相手に「送り返す」という復讐のテーマそのものを暗示しています。
監督・脚本
監督のフォアド・ミカティは、緊張感のあるサスペンス演出を得意としています。脚本家はパトリシア・ビーチャムとジョー・ゴセットの共同脚本で、観客の予想を裏切る巧みなストーリーテリングが光ります。
主要キャストの役柄
- ロザムンド・パイク(ミランダ役)
 優秀な看護師でありながら、事件をきっかけに内なる狂気を露わにする主人公。彼女の美しさと恐ろしさが同居する演技は必見です。
- シャイロー・フェルナンデス(ウィリアム役)
 ミランダに深い傷を負わせるレイプ犯。出所後、ミランダの罠にかかり、想像を絶する復讐の対象となります。
- ニック・ノルティ(ミランダの父親役)
 娘の異変に気づきながらも、その真実を知ることができない父親を演じ、物語に深みを与えています。
【ネタバレ注意】映画『リベンジ・トラップ』の真の狙いと衝撃の結末
ロザムンド・パイクにぴったりの役!
これはまさにロザムンド・パイクにうってつけの映画でしたね!「ゴーン・ガール」のエイミーと全く同じようなキャラクターを演じていて、その時点で「これは普通の復讐劇じゃないな」と察してしまいます(笑)。
出所したウィリアムを自宅に招き、親切に振る舞うミランダ。ウィリアムは彼女との関係が修復に向かっていると信じ込みますが、これはすべて彼女が仕掛けた罠でした。
結末:ミランダの想像を絶する復讐
ある日、ミランダはウィリアムに睡眠薬入りのレモネードを飲ませます。眠りから覚めたウィリアムは身動きが取れないように拘束されており、ミランダの恐ろしい本性が露わになります。
彼女の復讐は、ウィリアムが犯した罪と同じように、彼の人生を完全に破壊することでした。ミランダは冷静な表情で、ウィリアムの両腕と股間を切り落とすという、見るも無残な方法で復讐を遂げます。
実は、ミランダは事件の前から、邪魔になった愛犬を毒殺するなど、サイコパス的な一面を秘めていました。事件をきっかけに、彼女の内側に潜んでいた狂気が完全に解き放たれたのです。
『リベンジ・トラップ』は見るべき?個人的な感想と評価
「ゴーン・ガール」と比べると、B級感が否めない部分もあります。しかし、94分という短い上映時間の中で、予測不能な展開とロザムンド・パイクの怪演を存分に楽しめるので、個人的にはなかなか楽しめました。
唯一惜しかったのは、レイプ犯のウィリアムが最初から救いようのない悪人として描かれている点です。もし彼が「出来心で罪を犯してしまい、心から反省している」という設定だったら、ラストの復讐シーンはもっと観客に衝撃を与え、物語がさらに奥深くなったかもしれません。
それでも、ロザムンド・パイクの演技は最高でしたね!彼女の美しさと恐ろしさが同居した怪演は、一見の価値ありです。サスペンスやスリラー映画が好きな方には、ぜひ見てほしい一作です。
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