本日ご紹介する映画は「ヒメアノ〜ル」です。
この作品は、日常に潜む狂気を鮮烈な描写でつづり、話題を呼んだ「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実による同名コミックをV6の森田剛を主演に迎えて映画化したサスペンス・ホラーです。
森田剛が怖すぎるんですよね、日本映画史に残る最凶の殺人鬼になっちゃうのです。
作品情報
原題:ヒメアノ~ル
邦画:サスペンス・ホラー
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月28日
レンタル開始:2016年11月2日
上映時間:99分
R15+
あらすじ
普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田岳)は、同僚からカフェの店員ユカ(佐津川愛美)との恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会。ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが……。
予告動画
映画の感想とネタバレ
メチャクチャ怖い映画であります・・嫁と観たんですけど・・嫁が
と言ったほど怖い映画です。
R15+ですがR-18でも良い様なほど怖い映画でした。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
43分まではホンワカ笑える映画※ネタバレ
この映画、天使と悪魔の二面性を持っています!
急に展開が変わる映画は『ピンクとグレー』
もありますが、こっちの方が断然出来が良いです。
43分付近までは
な~んか、このままでいいのかな?と焦りを感じている様子。が・・
から想いを寄せるユカ(佐津川愛美)
との恋のキューピット役を頼まれいやいやながら協力するのだが・・
と付き合う事になる。
その話を知った安藤(ムロツヨシ)・・
自暴自棄になりこんなになっちゃいました~!
43分付近まではこのように笑える感じもありいいドラマでした。だが・・ここから恐怖のどん底に突き落とされることになります・・
森田剛が怖すぎる!※ネタバレ
ホンワカ楽しい映画が一変するのは、ユカのストーカーであった森田正一(森田剛)が岡田とユカの関係を知った時からだ!
この森田正一(森田剛)、岡田(濱田岳)の高校時代の同級生なのだ!
安藤(ムロツヨシ)に言われストーカー行為を辞めさせようと話をするも知らん顔。
そこまでは言いのだが・・岡田とユカの関係を知ってからの暴走は半端ないΣ(゚Д゚)
岡田とユカの関係をしった森田は、岡田を殺すことにするのです。
ただ包丁を持って追い回すのではなく、そこまでに行くまでに邪魔な障壁となる人間を次々と殺します。
その描写がリアル!本当にリアルで怖いです。
同級生和草(駒木根隆介)とその恋人久美子(山田真歩)を殺すシーンが一番恐怖を感じます。
岡田とユカの性行為のシーンと和草と恋人の殺害シーンを交互に映す描写は秀逸!本当に恐怖を感じてしまう・・・
吉田恵輔監督!素晴らしい演出ですね!
森田はその後も・・家に押し入り一家を皆殺しにし、その家で過ごし・・訪問に来た警官を殺すなどの暴挙を繰り返しながら・・岡田とユカに迫ります。
森田は学生時代に過度のイジメにあっています・・犬の糞を食わされたり、女子の前で自慰行為させられたり・・本当に強烈ないじめです。
それによって人格に障害を及ぼした感じです。
コミックのラストでは右脳がない夢を見るシーンもあり、右脳といえば感性や情を司る部位なので、そういうものが無いのかも知れません。
とにかくリアルな恐怖を感じる事間違いないだろう・・日常的にありそうな恐怖だ・・玄関のカギは絶対閉めとこうと心に誓うこと間違いなし!
そして、森田を演じた森田剛!
こんなに演技力ある役者さんだったっけ?Σ(゚Д゚)
めちゃくちゃ上手い!森田剛マジで怖い・・・死体を前に自慰行為をしたり、かーなりサイコな演技を見せます。感情なく人々を殺すシーンはアカデミー賞もの!彼の演技力には今後も注目したいです。
キャストと原作のキャラ
キャストと原作のキャラにも触れておきましょう。
こんな感じです。コミックはこんな感じ
映画で出てきたシーンですね。
ヒロインを演じた佐津川愛美とは?
生年月日:1988年8月20日(28歳)
出生地:静岡県静岡市、現葵区
身長:152cm
血液型:O型
職業:女優
事務所:ホリプロ
14歳の時に、スカウトされ、中学卒業後に、芸能界活動を始める。当時人気絶頂だった優香をスカウトしたマネージャーが6年ぶりにスカウトしたということで優香2世と言われ話題となった。
映画初出演となった『蝉しぐれ』では、ヒロインふくの少女時代を演じ、第48回ブルーリボン賞助演女優賞にノミネートされた。
2007年、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』では、第50回同賞の助演女優賞と新人賞の2部門にノミネートされた。
これからボツボツ出てきそうな気がします。
この映画では濡れ場シーンはありますが、イマイチ見せません(笑)
今後に期待しましょう。
【まとめ:この映画の評価、おすすめ度は?】
ここ最近で一番怖い映画でした・・本当にリアルで・・恐怖を感じます。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.9)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(4.20)
TSUTAYA:★★★☆☆(3.28)
2016年11月08日時点
おお~やはり高得点!
個人的な私のおすすめ度は?
文句なしにオススメできると思います。ただ・・かーなり怖い映画です。
歴代最高に怖い邦画かもしれません・・園子温の「冷たい熱帯魚」を思い出させる恐怖でした。
リアルな恐怖を感じたい方にオススメできる映画です。