
ゼニと頭は使いよう!
『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を『予告犯』などの中村義洋監督が江戸時代の実話を映画化した時代ドラマです。
【作品情報】
原題:殿、利息でござる!
邦画:実話ドラマ
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月14日
レンタル開始:2016年10月5日
上映時間:129分
公式サイト
あらすじ
江戸中期、財政の逼迫(ひっぱく)した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち……。
予告動画
キャストはこいつら!
この映画を観るうえで知っておいた方が良いキャストを紹介します。基本上記を参考にした方が良いです。
穀田屋十三郎 (阿部サダヲ)
穀田屋の当主。生まれは浅野屋で、穀田屋には幼少期に養子に出された。吉岡宿の窮状を見て、その行く末を案じています。
菅原屋篤平治 (瑛太)
茶師。自称吉岡宿一の知恵者
吉岡宿の有志で銭を出し合い藩に貸して利息を取り、それを伝馬役に使うという今回の作戦の発案者でもある。
遠藤幾右衛門 (寺脇康文)
吉岡宿の肝煎(人の世話をしたり、二者の間を取り持ったりすること)
千坂仲内 (千葉雄大)
吉岡宿他40か村をまとめる大肝煎(江戸時代、地方行政を担当した村役人の一。代官または郡奉行の下で数村から数十村の庄屋を支配して、法規の伝達、年貢割り当て、訴訟の調停などを行った。)
萱場杢 (松田龍平)
仙台藩の出入司(財政担当者)!とにかく厳しい!
浅野屋甚内 (妻夫木聡)
吉岡宿一の大店である浅野屋の当主。穀田屋十三郎の弟。先代同様の守銭奴と思われていたが、十三郎の計画に協力する。
この辺のキャストを押さえてれば映画も入りやすいと思います。
【感想とネタバレ】
Google+で取ったアンケートで一位だったので観賞!
https://plus.google.com/+いごっそう612/posts/WKZMpmdu9JG
確かに豪華キャストでまとまった映画でした(´∀`)
中村義洋監督だから期待感もアップ!うーんいい作品!
そしてまさかのあの人が出演《゚Д゚》
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
実話!藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げる!※ネタバレ
江戸中期の実話を映画化しているそうです。
1766年(明和3年)の仙台藩領内の宿場町・吉岡宿・・・
仙台藩の宿場町には宿場町間の物資の輸送を行う「伝馬役」が役目として課せられており、通常は藩より宿場町に助成金が支給されているのだが、吉岡宿は藩の直轄領ではないため助成金が支給されていなかったのです。
このため、伝馬役にかかる費用は全て吉岡宿の住人が負担して町は困窮し、破産者夜逃げ者が相次ぐ有様であったのです。
それは・・
吉岡宿の有志で銭を出し合い藩に貸して利息を取り、それを伝馬役に使うという奇策です!
その為に必要な資金は1000両!
藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという奇策!果たして成功するのでしょうか?
実話というのが凄いですね!
自分のためではない未来のために・・
お宝も家財道具も売り払い、家族を奉公に出してまで金の工面に奔走する吉岡宿の面々!何故?そこまで出来るのか?現代人には理解が難しいかも知れません。
ぶっちゃ自分もそこまではできんわ~と思う・・自分の店を潰してまで、街の未来の為に自分を犠牲にできない・・
これが実話ってんだから凄いっすよね、熱い人たちがいたもんだなあ~。凄い!
日本の政治化にはぜひ見習って欲しいものです。
羽生結弦も殿様役で出演※ネタバレ
観ててラストにビックリしたのだが、まさかのあの人が出ていました!
フィギュアスケート界の至宝!羽生結弦です!
仙台藩藩主・伊達重村役で出演しています!
まさかの出演に驚きました《゚Д゚》
これほど殿役が似合う人もいないだろう。チョンマゲ姿も似合っています。
【まとめ:この映画の評価、おすすめ度は?】
コミカルな作りで、シリアスな実話を感動的に映画化したという感じです。笑える部分もめっちゃあります。
前半コメディ、後半ヒューマンという感じでしょうか?
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.7)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(4.07)
TSUTAYA:★★★★☆(3.51)
2016年12月08日時点
おお~高評価!今年の邦画は一味違う!
個人的な私のおすすめ度は?
派手さはないけど、笑いと涙の人情劇です。実話を見事に映画化していましたね。キャストも豪華だし楽しめると思います。
オススメ時代劇映画です。