
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
21世紀の諸君お待たせしました!
現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人としてテレビで人気になっていくさまを描き、話題を呼んだティムール・ヴェルメシュのベストセラー小説を実写化したコメディ!
作品情報
原題:LOOK WHO’S BACK
洋画:コメディ
製作年:2015年
製作国:ドイツ
日本公開:2016年6月17日
レンタル開始:2016年12月23日
上映時間:116分
公式サイト
あらすじ
ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。
予告動画
感想とネタバレ
マジかΣ(゚Д゚)ドイツでこんな映画が!?
と驚くこと間違いなしの映画であります!これぞブラックコメディっすね!タブーを恐れぬ問題作です。
ドイツでこんな映画が製作された事に驚きますね。
ドイツ国内だけで200万部以上を売り上げた大ベストセラーを映画化した作品であります!
監督はドイツのデヴィッド・ヴェンド!ヒトラーには無名の舞台俳優オリヴァー・マスッチが抜擢されています。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
ヒトラーが帰ってきた!
そのタイムワープしたヒトラーは、未来の世界に来て社会の激変ぶりに戸惑いますが、道行く市民や観光客は彼のことをモノマネ芸人だと思い勘違いしてしまうのです。
序盤はもしヒトラーが現代にいたらという感じで割と笑えます。
ドイツの移民問題が浮き彫りに!
本作の見どころの一つは、マジで行ったドキュメンタリーです。
リストラされ起死回生を狙うテレビマンがヒトラーの密着ロケを行うのですが・・
ヒトラーの格好をした男を目の当たりに、ドイツ市民はどんな反応を示すのか?
ここの部分をマジでやっちゃったところですΣ(゚Д゚)
絶対にタブーで、人々はさぞ嫌悪感や拒否反応を示すかと思いきや・・
どこまでも、ヒトラーになり切り会話するオリヴァー・マスッチですが、市民はわりかしギャグだと通じていました。
そして市民に、ヒトラー役のオリヴァー・マスッチが
「今の生活に不満はないか?」と問うと
ドイツの問題が浮き彫りに・・・
一番に出たのは移民問題!!
http://www.newsdigest.de/newsde/news/featured/3074-840.html
そんなドイツの問題がリアルに見えます。
ヒトラーの再来!トランプ大統領?
市民やTV討論などで熱弁をふるうヒトラー!
過激ながら正論に聞こえてしまう“ヒトラー語録”の数々に、ドイツ中から熱烈な支持を集めることになっていくのです。
これは、民衆の心を操るアドルフ・ヒトラーのプロパガンダです。
この映画は、いかにヒトラーが権力者にのし上がったのか、トランプが大統領になった様に右傾化する現代社会においてヒトラー再来の現実味を描いた作品だと言えます。
http://www.huffingtonpost.jp/tatsuya-mori/donald-trump_b_13004316.html
ラストまで観てて、途中は笑ってましたが・・これは怖い作品だと理解しました。
どこまで行ってもヒトラーはやはりヒトラーだったのです。
民衆はヒトラーを求めているのでしょうか?トランプ大統領はヒトラーの再来となるのでしょうか?
これからの世界はどうなって行くのでしょう?怖いです。
この映画の評価、おすすめ度は?
なかなか見応え抜群の作品です。コメディですが・・究極のブラックコメディです。
これはヤバい!!
ブラック・コメディが好きな方は『人生スイッチ』もオススメです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.7)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.98)
TSUTAYA(Filmarks):★★★☆☆(3.8)
2017年1月24日時点
なかなかの高評価です!ドイツ映画侮りがたし!
個人的な私のおすすめ度は?
なかなかリアルに怖いブラック・コメディでしたね。マジで考えさせられました。
オススメのブラック・コメディ映画です。