
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
理由なき尾行始めました・・・
小池真理子の小説を、文化庁・芸術祭大賞に輝いたドラマ「ラジオ」などを手がけた映像作家の岸善幸が大胆に脚色し映画化したサスペンス!
作品情報
原題:二重生活
邦画:サスペンス
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2016年6月25日
レンタル開始:2016年11月25日
上映時間:126分
あらすじ
大学院に通う25歳の珠(門脇麦)は、19歳のときに遭遇したある出来事をきっかけに長い間絶望のふちをさまよっていたが、最近ようやくその苦悩から解放された。彼女は一緒に住んでいる恋人卓也(菅田将暉)と、なるべくもめ事にならないよう、気を使いながら生活していた。あるとき、珠は恩師の篠原(リリー・フランキー)から修士論文の題材を提示され……。
予告動画
感想とネタバレ
学院の修士論文のため、見知らぬ男の尾行を始めた女子学生が、男の知られざる姿を知り、尾行にはまっていく姿を描く・・
って面白そうじゃないかΣ(゚Д゚)
と思って借りた映画です。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
見知らぬ男の後をつける哲学的尾行※ネタバレ
ある日、大学院の哲学科に通う白石珠(門脇麦)は大学院の憧れの恩師・篠原弘(リリー・フランキー)から修士論文のテーマとして、フランスの女性アーティスト、ソフィ・カルによる『文学的・哲学的尾行』を実践してみてはどうかと勧められるのです。
その尾行とは・・1人の対象を追いかけて、生活・行動を記録するというもので、尾行の対象者と絶対に関わらない事が条件です。
白石珠(門脇麦)は、近所に住む既婚男性の石坂史郎(長谷川博己)を見かけ、突発的に彼の尾行を始めます・・・
裕福な家庭で仕事もでき、美人で気立ての良い奥さん、可愛い息子、幸せの全てを手にしている石坂史郎(長谷川博己)・・彼を尾行しているうちにとんでもないものを見つけてしまうのです!
それは不倫現場です!
女性とビルの隙間に入ったと思たら・・女性と行為を行っているのですΣ(゚Д゚)
しかし・・珠は・・
他人の秘密を知ることにぞくぞくとした興奮を覚えるのです。
門脇麦もやっぱ上手いですね~。こういう映画は一番力を発揮しそう~。
演技が上手い若手女優ランキングは惜しくも予選落ちでしたが・・その実力は確かなものです。
珠は石坂の尾行を繰り返し、次第にその秘密は珠と恋人の卓也(菅田将暉)との関係にも大きな影響を及ぼしてゆく事になるのです。
やっぱり上手いですね~。
演技が上手い若手俳優ランキング1位だっただけはあります。
人の後をつける・・哲学的尾行・・
そのせいで、色々な人間の人生が曲がり角を迎えます。
そして・・珠は、彼女が信頼を寄せる篠原弘(リリー・フランキー)の秘密をも知ることとなるのです。
なかなか面白い題材です。一見の価値ありですね!
門脇麦の濡れ場はパンチが弱い※ラストネタバレ
『愛の渦』の門脇麦という事で、彼女の濡れ場を期待した人も多いのではないでしょうか?
しかし・・今作は濡れ場はあるものの、パンチは弱いです。
石坂史郎(長谷川博己)の娘からの電話で途中で打ち切りでしたが、ホテルから出てきたところを、卓也(菅田将暉)に見られちゃっています・・
期待していた人には残念だろうが、本作の門脇麦の濡れ場はパンチが弱いです。でもこれで良いのです。実力がある女優さんなので、今後はチラッと見せるだけでいいと思います。
尾行で見えたものは?
この“哲学的尾行”で見えた物はなんだったのでしょう?
それは人間の本質、どんな人間にも隠れた姿があるという事でした。
尾行をすることがなぜ、人間存在を解き明かす方法になるのか?教授の言葉にも
???だった珠ですが、彼女自身は尾行することで隠れた自分の素顔と向き合う事にもなるのです。
受け身かつ平穏に生きてきた彼女の日常は尾行によって大きく変わることになるのです。
哲学的で難しいと感じるかも知れませんが、なかなか面白い題材でした(*‘∀‘)
この映画の評価、おすすめ度は?
なかなか興味深い映画です。恋愛映画とは一味違う・・なんというかこれはヒューマンドラマなのか?ジャンルが難しい映画です。一応サスペンスらしいですけど・・
ちなみに門脇麦が出ている映画は昨日紹介の『オオカミ少女と黒王子』とかもあります!こちらでも門脇麦ちゃん頑張っています。気になる方はどうぞ。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.4)
Yahoo!JAPAN映画:★★★☆☆(3.48)
TSUTAYA(Filmarks):★★★★☆(3.5)
2017年2月03日時点
うんうん妥当な線です。
個人的な私のおすすめ度は?
けっこう引き込まれる作品だと思います。ラストの教授の秘め事がちょっとググッときた!もう一歩欲しかった気もしますが、良い映画です。全般的に暗い映画ですけど、楽しめます。この映画を観たら人の後をつけたくなりますね(笑)
ちょっと観てほしい興味深い映画だと思います。