
広瀬すずが!?
吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田原作の小説を映画化した群像ヒューマン・ミステリー!
作品情報
原題:怒り
邦画:ヒューマン・ミステリー
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年9月17日
レンタル開始:2017年4月5日
上映時間:141分
公式サイト
あらすじ
八王子で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件の現場には「怒」の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。洋平(渡辺謙)と娘の愛子(宮崎あおい)が暮らす千葉の漁港で田代(松山ケンイチ)と名乗る青年が働き始め、やがて彼は愛子と恋仲になる。洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。
予告動画
感想とネタバレ
こりゃまたすごい映画を作りましたね~李相日と吉田修一コンビの映画はマジで凄いわ・・
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
“怒り”ってどんな映画
八王子で夫婦殺害事件が起こります。
その現場の壁面には“怒”という文字が血文字で残されていた。
犯人は整形し逃亡する・・
事件から一年後・・・
東京、千葉、沖縄、それぞれの場所で過ごす3人の男・・・
本当に見事な出来栄えの映画です。走攻守すべてがまとまっている様な・・素晴らしい映画です。
犯人は誰なのか?
この映画で犯人だと疑われる3人の男性はこちらです。
東京にある大手広告代理店に勤める優馬(妻夫木聡)と直人(綾野剛)のゲイのカップル!お互い心から打ち解けていくのだが、直人(綾野剛)の詳細は謎のまま・・
ある日TVで観た八王子殺人事件の犯人の写真と直人(綾野剛)が似てる事から、優馬(妻夫木聡)の心にある疑念がわいてくる。
千葉の漁港で働く洋平(渡辺謙)は、家出し手ソープで働いていた娘・愛子(宮崎あおい)を連れて帰ってくる。
愛子(宮崎あおい)は漁港で働き始めた田代という男(松山ケンイチ)と親密になっていきやがて恋人になる。
洋平(渡辺謙)は、田代を調べるのだが田代は偽名だった・・
そんな中、テレビで整形して逃亡を続ける八王子殺人事件の犯人の写真と田代が酷似しており・・・
沖縄に引っ越してきた泉(広瀬すず)は、離島を散策中、一人でサバイバル生活をしている田中(森山未來)と出会う。
泉は気兼ねなく話せる田中に心を開いていく・・・
だがやがてとんでもない事件が泉(広瀬すず)を襲う事に・・
チラッと映る犯人の映像を場面場面で変えたりと、様々な手法でラストまで犯人を予測することができません!
本当に面白いです。
この三つの時空で展開するドラマは決して交わることは無いです。個々のストーリーとしても十分映画になるような話でした。
話題となったシーン※ネタバレ
二人ともマジで演技頑張ってましたね!
そして広瀬すずの米兵暴行シーン・・
この二つのシーンがけっこう話題になってました。
後者は胸が痛いですね・・・
この映画の評価、おすすめ度は?
いや~良い映画でした。こんなに淡々とした群像劇でまったく飽きないのも凄いです。
人が人を愛する愛、そしてその愛のがいかに不確かで脆弱なものであるかという事を痛烈に描いています。
この映画は本当に素晴らしいです。
他にも群像劇と言えば『イレブン・ミニッツ』とかもあります。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.9)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.72)
Filmarks:★★★★☆(4.1)
2017年4月10日時点
おお~やはり高評価!良い映画でしたもんね!
個人的な私のおすすめ度は?
これはマジでオススメですね~。映画をよく観てる人は絶対楽しめるはず
コアな映画好きにオススメしたい作品です。