さよなら人間たち!
薬の副作用で外見が魚になってしまった男の悲哀を描く、韓国製の異色青春モンスター映画!
作品情報
原題:COLLECTIVE INVENTION
洋画:コメディ・ヒューマン
製作年:2015年
製作国:韓国
日本公開:2016年12月17日
レンタル開始:2017年5月3日
上映時間:92分
公式サイト
あらすじ
フリーターのパク・グ(イ・グァンス)は、法外な謝礼につられて新薬の治験に参加する。ところが副作用で魚人間になってしまう。一方、テレビ局の見習い記者で正社員を目指しているサンウォン(イ・チョニ)は、パクの独占密着取材を試みる。その後、パクの事件は世間に広く知れ渡り、脚光を浴びることとなるが……。
予告動画
感想とネタバレ
いやいやいや、何この映画(笑)
パッケージ見て一目で気になっちゃいました!
韓国映画だし、どんな映画何だろう・・?
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
フィッシュマンより記者が主役
フィッシュマンは、なんでフィッシュマン?
フィッシュマンの名前はパク・グ(イ・グァンス)
なんでフィッシュマンになってしまったかと言うと・・
新薬を飲んで寝ているだけで 30 万ウォンの謝礼が出るというカンミ製薬会社の臨床実験に参加したが、翌朝、謎の副作用で魚人間に突然変異してしまう。
(゚д゚)!とんでもない重大事故じゃねーか
と思うんですけど、あんま刑事事件とかにならずに物語は進んでいきます。追っかけファンの出現やグッズ発売・・アンチの出現などで一躍有名になっていくんですよね。
フィッシュマンがメインの様な感じですが・・このフィッシュマンが主人公と言う感じでは無いです。主人公はフィッシュマンを追う記者みたいな感じです。
ほぼ、この記者の目線で物語は進行していきます。
魚男となってしまったフィッシュマンの話より、彼を取り巻くマスコミや家族たちの物語と言う様なストーリーです。
ガチなヒューマンドラマだった・・
題材はけっこうエグイですが、コミカルな感じで進んでいき、(* ´艸`)クスクスと笑えるシーンも多いので安心して観えます。
そして、笑えるシーンだけでなく映画には韓国社会への批判などのメッセージも含まれて描かれています。
とか思っちゃいますね。
映画は終盤になるにつれ、コメディ路線を封印しヒューマン路線へシフトチェンジしていきます。
魚男と言う異質な存在を通して、社会の歪みや闇の部分を浮かび上がらせる社会派映画となるのです。終盤はとってもシリアスです。
そして、フィッシュマンとなってしまった男・・その運命は悲しい末路が待っています・・
そして彼が選んだ道は・・・
ラストの画面を注意して観てください。
この映画の評価、おすすめ度は?
なかなかシュールな映画でしたね~。韓国映画は独特な味があってやみつきになります。
韓国映画で“哭声 コクソン”ってのがあるんですけど、映画ブロガー仲間のCINEMA520のasamiさんが絶賛してたんです。
http://ameblo.jp/swgasm/entry-12296809531.html
それで気になって借りに行くけど、いつも借りられている・・早く観たいです。
最近観た韓国映画では【奴隷の島、消えた人々】もなかなか衝撃的でした。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.2)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.91)
Filmarks:★★★☆☆(3.3)
海外の評価:Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)
批評家:評価なし 観客:91% が肯定的な評価をしています。
2017年7月27日時点
低評価は少ないですが、高評価もそこそこ?
個人的な私のおすすめ度は?
(3.4)です!
総評するともう一歩欲しかったのも事実ですね~。泣けなかった・・
でも、観て損はしない映画ですね。
韓国映画侮りがたしです。