
本日は、2018年の映画「シェイプ・オブ・ウォーター」をネタバレと感想を含めて紹介していきます。
「シェイプ・オブ・ウォーター」は、「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、アカデミー作品賞受賞している。超話題の異種間の愛を描いたファンタジーラブストーリー映画です。
作品情報

原題: THE SHAPE OF WATER
洋画:ファンタジー・恋愛
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年3月1日
上映時間:124分
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』:公式サイト
あらすじ
1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹(ひ)かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており……。
予告動画
感想とネタバレ
同じ日に公開なった「ブラックパンサー」と「シェイプ・オブ・ウォーター」!!
と迷ったんですけど…
映画マニアに超絶賛されている「シェイプ・オブ・ウォーター」にしました!!
ギレルモ・デル・トロが監督ですしね。
これは期待できる作品と思っても間違いないでしょう!
半魚人と人間の恋の話※ネタバレ

何か古い感じの映画だな~と思ったら、舞台は1962年冷戦下のアメリカなんです。
音楽とか、風景とか全部古めかしい感じなんですけど、それがまたファンタジー色をアップさしていますね。
さて、この映画「シェイプ・オブ・ウォーター」はどんな映画なのかと言うと…?
半魚人と人間の恋の話なんですね。
半魚人と人間の恋の話ってなんだよ?でも何かファンタジー色満載でドキドキする映画なんだろうなあ‥
そう思ったアナタ!!
確かにドキドキします!
でも、それは‥恋焦がれるドキドキでは無く…
怖いドキドキです。
何故なら…

いやいやいや、猫食っちゃてるし!
何かヌベヌベしそう…これと人間の恋の話なんて…
そんなツッコミどころは意に介さず!
主人公イライザ(サリー・ホーキンス)は、超積極的に猛アタック仕掛けちゃうんですね。
研究所から逃げ出すまでは分かるんですが、自宅での半魚人との生活は盲目そのもの!
猫食ってんだぞ!!

水出し放題、階下の雨漏り気にしない、同居生活に半魚人連れ込まれたオッサンの気持ちはどうなる?
しかも、半魚人とヤッてますからね(゚д゚)! 半魚人のアレはどうだったとか…完全、女子の会話‥
だいたい何でそこまで、イライザ(サリー・ホーキンス)が惚れたのかが分からない?
捨て猫を拾った感覚なのだろうか?
超絶賛されている映画なんですけど、恋愛映画としては無理がある様な…
マイケル・シャノンが印象に残る映画

この映画はやっぱ…
マイケル・シャノンが一番印象に残るんじゃないでしょうか?
悪人やらしたら右に出るものはいませんね~。
嫌味チックなキャラクターに、終盤の狂気の姿…
完全に主役を食ってましたね!
ラストはドッキリ!イライザは半魚人!?※ラストネタバレ!

幼いころに声帯に傷を負い声が出せなくなった主人公イライザ‥
首に3本の爪で引き裂かれたような傷があるんですよね。
両親は無く、捨てられていたらしい…ちょっと謎ですよね。
そしてラストシーン…
ここからは、映画のラストのネタバレなので観賞予定の方は要注意!
半魚人には凄い治癒能力があって、剥げたオッサンの頭に毛が生えてくる様な威力なんですよ!
銃で撃たれたイライザの治療して、でも水の中‥どうなる?
って思ったら…
首の傷がエラに大変身するんですよ!!
そして水の中で呼吸ができて、二人は幸せに暮らしましたとさ…
ってオチなんですけど、これって…
半魚人のスーパーパワーでエラになったっぽいですけど
もしかして‥
イライザは、半魚人と人間のハーフであり、元々半魚人の血を引いていた。
半魚人の治癒能力で幼いころに失ったエラが復活した!
半魚人だから喋れないし、人間に恋しなかった、だからこそ半魚人のグロテスクな容姿見ても驚かず一目ぼれした。
って事なんじゃないでしょうか?
ちょっと深く考えすぎかも知れないですけど、これがラストの真相の様な気がします!
そうそう、終盤は凄く面白かったですね!
マイケル・シャノンの狂気の演技も凄かったし、あと一歩で撃たれる所もどうなるんだ?っとドッキドキでしたね。
違和感があった恋愛要素も、慣れてきたのか?終盤は違和感なく観る事ができましたね。
アカデミー最多13部門にノミネートも盗作疑惑
話題になる映画によくある盗作疑惑…
『シェイプ・オブ・ウォーター』にも来ちゃいました。
ピュリツァー賞受賞者の米劇作家ポール・ジンデルの息子が訴えたそうで、ジンデル作の舞台劇「Let Me Hear You Whisper」と『シェイプ・オブ・ウォーター』には60以上の類似点があると主張しているそうです。
参考『シェイプ・オブ・ウォーター』は「盗作」、米劇作家の遺族が提訴
金目当てじゃないのか?
嫌ですね~こういうの…
流石にデル・トロもブチ切れた様です。
この時期にこういう疑惑はヤバい…
アカデミー賞最多13部門にノミネートも、赤信号が灯ってしまったような気がします。
この映画の評価、おすすめ度は?
映画として凄くまとまってて、良い映画でしたね。
泣ける映画‥
と言いたいんですけど、自分全然泣けませんでした💧
でも、良い映画!マイケル・シャノンの演技も良かったですしね。
各映画サイトの評価:2018年3月02日時点
映画.com(3.9)
Yahoo!JAPAN映画(3.82)
Filmarks(4.0)
海外の評価
批評家(4.6)
観客(3.85)
(Rotten Tomatoesでは100点評価なので5段階評価に修正しています)
IMDb(3.85)
(IMDbでは10段階評価なので5段階評価に修正しています)
全般的に評価高いですね!特に批評家からに評価が高い!
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(3.6)です!
良い映画とは思うんですけど、泣けないし、ちょっと期待ほどでは無かったです。
でも、アカデミー作品賞映画ってこういう映画多いですよね。
観に行くなら、評論家チックな映画好きは『シェイプ・オブ・ウォーター』、普通の映画好きは『ブラックパンサー』とかが良いですね。
まあ、一番は両方観る事ですね(*^^)v