本日は、映画「カメラを止めるな!」をネタバレを含めて紹介します。
映画マニア必見の作品と言われる、映画『カメラを止めるな!』は、低予算で話題となっている作品で、監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾となる異色映画です。
2017年11月に先行公開され、国内及び海外の映画賞を数々受賞し、2018年6月に日本国内で凱旋上映を行い徐々に上映館を増やしている話題作でもあります。
という事で
感想とネタバレ行っちゃいましょう!
カメラを止めるな!:作品情報
原題:カメラを止めるな!
邦画:コメディ
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年6月23日
上映時間:96分
あらすじ
人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っている。リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、撮影クルーは次々とゾンビ化していき……。
予告動画
感想とネタバレ
あの話題の映画「カメラを止めるな!」がつ・い・に・地元に上陸したと聞いて早速観に行って来ました~。
感想は?と聞かれると…
笑って泣きました。そんな感じの映画です。
まだ観て無い人は絶対観た方が良いッスよ!
クソPOVゾンビ映画と思いきや映画マニアが笑って泣けるコメディ映画でした。※ネタバレ
映画が始まり、僕はガッカリしました。
始まった映画は、クソゾンビ映画…
演技の下手な俳優と、無駄に長回しで撮ったPOV映画…
とにかく舞台感が半端なくウンザリ、さらに手振れが激しく酔ってしまう…
低予算で話題になっただけか…
そう思いあくびをガンガンしていました。
しかし!
最悪のPOV長回し37分が終わりをつげてから、一転しました。
ここから描かれるのは、その37分はどうやってできたか?というもの
映画の舞台裏を描いたものなのです。
まさに映画マニア必見の作品!
映画がどうやって作られているのか?
そして、37分のゾンビ映画であったシーンの伏線を回収していくのです。
その伏線の回収が…
めっちゃ面白いんです!!
とにかくそのシーンの数々が面白い!
あのシーンの舞台裏はこうなっていたのか?
とにかくソレが面白いんです!
なるほどっと!「カメラを止めるな!」の意味が分かります。
そして、映画の完全なネタバレになるんですが…
この映画は‥コメディ映画だったんです。
僕は長回しのゾンビ・サバイバルと聞いて観に行っていたので、驚きました。
この映画は、予備知識なしで観に行った方が良いですね。
そうそう、長回しの映画と言えば
「ヴィクトリア」という映画があるのですが、トラブルに巻き込まれていく若者たちの姿を140分ワンカットで描いたという作品もあります。
めっちゃ笑える映画…ただそれだけで終わらないのが「カメラを止めるな!」の凄いところです。
映画のラストシーン…
僕は泣いてしまいました。
最高のラストシーンが、この映画には待っています。
映画好きなら間違いなく心揺さぶられることでしょう!
映画が終わって、エンドロールが終わり明かりがつくと、自然と観客席から拍手が沸き起こりました。
色々な映画を観に行きましたが、ここまで拍手があったのは初めてでした。
そして、帰る観客は口々にこういっていました。
面白かった!…と
間違いなく2018年最高の映画となりそうです。
ヒロイン役「秋山ゆずき」と監督役「濱津隆之」に監督「上田慎一郎」に注目
この映画で、ヒロイン役の「秋山ゆずき」と監督役の「濱津隆之」に注目したいです。
ヒロイン役の秋山ゆずきさんは、可愛いとけっこう話題になっています。
25歳の女優さんですが、世間的な知名度はありませんでした。
今回の映画でちょっと有名になりそうですね。
しかし、僕は監督役の濱津隆之さんに期待したいです。
36歳のフリーの役者さんですが、この人の演技が一番上手かったです。
今後色々な映画に出てきそうな予感がします。
最後にこの映画を作った
上田慎一郎監督!!
34歳の新鋭監督です。若いですね~。
「カメラを止めるな!」は2作目の長編映画です。
この映画で注目すべき3人です。
今後の彼らの活躍に期待しましょう!
盗作疑惑!舞台「GHOST IN THE BOX」のパクり
残念な話ですが、この話題の名作「カメラを止めるな!」に盗作疑惑があります。
「GHOSTS IN THE BOX!!」という舞台のパクリだと言われています。
劇団「PEACE」が作った舞台で、2011年に上映され、かなり良い評価を受けています。
『FLASH』で「独占スクープ 大ヒット映画をめぐる著作権侵害疑惑『カメラを止めるな!』は私の作品を無断でパクった」と題し、「原作」を主張する和田亮一氏の告発を掲載されています。
自身が主宰していた劇団・PEACE(2014年に解散)の舞台『GHOST IN THE BOX!』の内容が、『カメラを止めるな!』の構成をはじめ、多数の類似点があると指摘されています。
でもね、上田慎一郎監督は認めています。
『カメラを止めるな!』は劇団PEACEの舞台「GHOST IN THE BOX!」から着想を得たものです。ただ僕としてはその後自らが脚本・監督・編集して作ったオリジナル作品だと思っています。和田さんや劇団の方の主張にもしっかり耳を傾け、お互い円満な解決が出来ればと思っています。よろしくお願いします!
— 上田慎一郎 (@shin0407) 2018年8月21日
「GHOST IN THE BOX!」から着想得た作品だという事を、だから「構成」は似てるかもしれないです。
けど、脚本などは完全に別物‥
パクリと言われるのは、ちょっと気の毒な気がします。
まあ、原案に「GHOST IN THE BOX!」の名前を入れて無かったり、配慮が足りない部分もあったんでしょうが、せっかく良い映画なんだから、こういう問題は無しにして欲しいですね。
お互いwin-winになれるように解決をお願い致します。
この映画「カメラを止めるな!」の評価は?
かなりの傑作だと思いましたが、この映画の評判はどうなっているのでしょう?
ちょっと調べてみました。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(4.2)
Yahoo!JAPAN映画(4.3)
Filmarks(4.3)
2018年8月25日時点
めっちゃ高評価ですね。凄いです。
元ボクサーの一念発起の評価!
この映画の評価は
(4.3)です。
まさに映画マニア必見の作品です。
日本アカデミー賞にも絡んできそうですよね。
映画好きなら絶対楽しめる作品です。
笑って、泣いて、もう最高!
まだ未見の方は映画館へGoー!
ぜひ、お暇があればどうぞ
映画『カメラを止めるな!』の紹介でした。