
本日は、実話映画「15時17分、パリ行き」をネタバレと感想含めて紹介します。
映画『15時17分、パリ行き』は、巨匠クリント・イーストウッドが、2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」で犯人を取り押さえた本人たちを主演に出演させ、彼らの事件に至るまでの半生から事件そのものをリアルに描いた実話ドラマです。
クリント・イーストウッドの新しい試みですね!
15時17分、パリ行き:作品情報
原題: The 15:17 to Paris
洋画:実話ドラマ
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年3月1日
レンタル開始:2018年7月4日
上映時間:94分
あらすじ
2015年8月21日、554人の客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスに、武装したイスラム過激派の男が乗り込み無差別テロを企てる。乗客たちが恐怖に凍り付く中、旅行中で偶然乗り合わせていたアメリカ空軍兵スペンサー・ストーンとオレゴン州兵アレク・スカラトス、二人の友人の大学生アンソニー・サドラーが犯人に立ち向かう。
予告動画
15時17分、パリ行き:感想とネタバレ
巨匠クリント・イーストウッド作品と言えば、安定した映画を作るイメージがありました。
特に実話映画に終始し「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」など色々な映画を世に出してきました。
重いけど、見ごたえがある作品‥そんな映画を作るクリント・イーストウッドの最新作!
しかし、この「15時17分、パリ行き」はそんな期待を裏切る作品となってしまいました。
ハッキリ言ってしまえば、単なる実話を映画化しただけなんですよ。
他の映画の様に、心に響く作品では無かったのです。
ただ、試みは面白いと思います。
本人出演のリアル映画「タリス銃乱射事件」を描く
面白かったのは、当事者の3人を主演にキャスティングした事!
たまたま汽車に乗り合わせ、犯人を取り押さえた3人を本人役で出演させたのです。
さらに驚くべきことに、事件で負傷した人や、その妻など実際の関係者を呼び集め、徹底的に事件を再現しているのです。
素人を出演さすなんて学芸会かよ!と思ったんですが、予想外に違和感が無かったです。
ただ、この映画の評価はけっこう低いので、英語を理解できるか、できないか、によるのかも知れません。
本人が出演することによって、実際に起こった事を忠実に再現し、よりリアルに描かれています。
そういう意味では、クリント・イーストウッド監督の狙いは正解だといえます。
しかし、この映画…
「タリス銃乱射事件」をリアルに描いた重いテロ映画かと思っていたら、大間違いなのです!
何ていったって、その事件が映画で描かれるにはホンのわずかな時間です。
映画全般通して描かれるのは、主人公たち3人の青春ロードムービーです。
主人公たち3人の幼少期から、現在までを描いています。
これがまた、けっこう面白いんです。
期待していた映画とは全然違ったんですが、けっこう観てしまいました。
3人の中でも、スポットが当たるのはスペンサーです。
描かれるのは、スペンサーの人生山あり谷あり、そんな感じの物語です。
映画のメインはそっちなんですよね💧
クリント・イーストウッドが描きたかったのは、人を救う仕事につきたいと願っていた若者が、奇跡的に人を救う現場に居合わせ、銃の不発などの奇跡的な事に恵まれ、人を救う事ができたということかも知れません。
ただ‥肝心の「タリス銃乱射事件」のシーンは短く、盛り上がりに欠けるものでした。
終わって‥
そんな感じで、満足感は全然無かったですね💧
え~と無事でよかったね!って感じの映画です。
この映画「15時17分、パリ行き」の評価は?
何と言うか…ちょっと難しいなあ。映画としては悪くは無い気がしますけど‥
という事で、この映画の評判はどうなっているのでしょう?
ちょっと調べてみました。
国内:映画サイトの評価
2018年9月05日時点
けっこう高評価の方とかもいて、評判は良いですね。
海外:映画サイトの評価
海外はけっこう評価低い💧
僕の評価
この映画の評価は
(3.2)です。
普通に観ることはできます。でも、盛りあがりには欠けるし、期待した映画とは違いましたね。
実話をリアルに描いているから仕方ないか…ん?
これ、ドキュメンタリー映画ですね(笑)
実話映画がお好きな人は、【実話映画ランキング】もよろしくお願いします。
『15時17分、パリ行き』も、ランキングには入らないけど実話映画でした。
知るべき史実ですね。
ぜひ、お暇があれば観て下さい
映画『15時17分、パリ行き』の紹介でした。